おもな材料は（※分量は作品をご確認ください）
・鶏むね肉
・なす
・きゅうり
・きざみにんにく
・釜揚げしらす
・卵
・木綿豆腐
・にんじん



マンガ飯の再現で楽しいのは、普段使わない食材に出会えることですが、この桃屋のきざみにんにくも、スーパーで見かけるたびにずっと「あったら便利だろうな…いや、でも生にんにくは常備してるし…」と逡巡していた一品（結論として、これめっちゃ便利ですな！！）。


きゅりは太目の輪切りにし、塩をもんで10分ほど放置。


鍋に水を入れ、冷凍ニンジン（薄い半月切り）を入れて火にかけ、沸騰したら木綿豆腐とダシの素を入れる。


手順として面白いなと思ったのが、味噌をお玉に入れたら混ぜずに、いったん火を消して放置しておくこと。
食べる直前に再度火にかけ、味噌を溶いて仕上げるようです。確かにこうすれば、味噌の風味も飛ばずに出来立ての味を楽しめますね。学び。


ナスは乱切りにして、水に10分ほどさらし、ザルにあけておく。


10分置いたきゅうりは軽くしぼって、炒りゴマ、ゴマ油、中華だしで味をつけ、きざみにんにくをたっぷり入れてタッパーで混ぜる。仕上がったら、冷蔵庫で保存しておきます。


メインの鶏むね肉は皮をはぎ、ひと口大にカット。


水気を切ったナスとむね肉をあわせて塩コショウし、片栗粉を全体にまぶす。


フライパンに油を入れ、全体を炒めます。
作中どおりだと結構分量が多いので、大きいフライパンがおすすめ。表面に焼き色がつくくらいに炒めました。


みりんを入れて、煮立ったらポン酢を加え、フタをして中火で2分。


全体に照りが出るように炒めたら完成。


最後は卵焼き。
ボウルに卵、シラス、砂糖を入れて混ぜます。


卵焼き器に油を入れて熱し、焼いていきます。


（あんまりうまく巻けなかった…）
4等分したら冷蔵庫へ。


これで献立は完成です。

さて、まずはシュウ君の食卓。冷凍ご飯と市販のお茶を添えて。




鶏むねといえば硬くなる宿命との闘いですが、片栗粉のおかげか、熱々はもちろん冷めてもしっとりやわらか！材料も味つけもシンプルだし、これはまた作ってしまいそう。


さて続いては、アヤちゃんの食卓版。こちらはご飯ナシで完全「呑みメニュー仕様」です。


※【コマ引用】「にゃーの恩返し」（山崎紗也夏／文藝春秋）1巻より



にんにくの効いたきゅうりがガツンとお酒に合います。時間がたつとさらに味がなじむので、深夜に帰宅したアヤちゃんはベストタイミングだったのかも。

こんな感じで、同じ献立でふたりそれぞれの味わい方が描かれるのが、楽しい漫画です。野菜たっぷりのヘルシーなメニューが多いので、忙しいときは不摂生になりがちなわが家にもありがたい限り。