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数か月前に先にYouTubeに動画を公開しちゃいましたが、「ダンジョン飯」のバロメッツのバロット(バロメッツチョップ)の再現です。

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※【コマ引用】「ダンジョン飯」(九井諒子/KADOKAWA)7巻より

バロメッツは数ある魔物のなかでも、強烈にインパクトのある食材のひとつ。なにせ「羊が実る植物」です(※正確には羊に近い何か)。見た目めっちゃシュールです。

今回ライオス一行が料理に使ったのは、バロメッツの未成熟の実。トマトのような大きな実のなかには、生育途中の子羊の姿がまるっと。

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※【コマ引用】「ダンジョン飯」(九井諒子/KADOKAWA)7巻より

料理名の「バロット」とはフィリピンなどで見られる料理で、孵化寸前の卵(ベトナムでは「ホビロン」という名前だそう)。マルシルが「今までとは違う方向で倫理的に無理」と拒否するコマがありますが、バロットもその見た目から抵抗感がある人も多いと聞きます(過去にはメディアでもよく「ゲテモノ料理」扱いされてた記憶)。

しかし作中でセンシが仕上げたバロメッツのバロットは、ラムチョップステーキそのもの。果実をソースにし、中身の子羊はグリルしたその一皿は普通に美味しそうで、元ネタから想起するイメージとのギャップがすごい。

そしてファンタジーにしか存在しえない食材も、調理すれば現実にあるような料理が出来上がってしまう。そんな因数分解のような不思議さが楽しいエピソードです。

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材料:2人分(※あくまでも想像です)
・ラムチョップ 4本
・トマト 500g
・カニ缶 1缶
・にんにく 2かけ
・赤ワイン 大さじ2
・オリーブオイル 適量
・ワラビの水煮 適量
・塩コショウ 適量

カニ缶を使うのは、ライオスが「味はカニに似ている」というわりとどうでもいいバロメッツ豆知識を披露するシーン由来です。

あとワラビは何度見てもファンタジー食材そのものだなあ、とうっとりしちゃう。

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ラムチョップは塩コショウ、オリーブオイルで軽くマリネしておきます。
(作中にはない調理工程だけど、こういう下ごしらえもセンシっぽいなと思い)

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トマトはさっとゆでて皮を湯むきして、

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ざく切りにしておく。

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ラムチョップをグリルします。今回は焼き目をつけたいのでグリルパンで。

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焼き目がついたら赤ワインを入れてフタをし、蒸し焼きに。
火が通ったら、肉はいったん取り出します。

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同じフライパンにざく切りしたトマト、みじん切りしたにんにく、カニ缶を汁ごと加えて煮込みます。
(今回は追加でトマトペーストも加えてみた)

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ソースが煮詰まったらこんな感じ。
塩コショウして味をととのえます。

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皿に煮詰めたソースを盛り、ラムチョップをのせます。

ワラビの水煮(さっと茹でる)を添えたら完成!
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ラムチョップ大好きなので、ワクワクしてしまう。
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食べた感想:
ほのかにカニ風味のトマトソースとラムチョップの組み合わせは、新鮮で予想以上に美味しい。

ただ食材としてラムの匂いが強くて、カニの風味は思ったより弱くなってしまったのがちょっと残念。カニ缶だけでなく、ワタリガニなども一緒に煮込めばもっと面白い味になったかもしれません。

ただダンジョン飯の再現のなかでは比較的難易度も低めですし、ご馳走感もあるので、ご家庭で楽しむのにおすすめです。

しかしもともと人気漫画だと思うのだけど、アニメ化の盛り上げ力ってあらためてすごいですね。グッズも追いきれないほどたくさん出るし、展覧会も開催されるし(京都のマンガミュージアムの企画展に行く予定だったのに、台風でおしゃかになりました…)。次は完結編までやってくれるのかな?と思うと楽しみです。


ダンジョン飯 7巻 (HARTA COMIX)
九井 諒子
KADOKAWA
2019-04-12



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