
久々に季節にぴったりの料理を再現しました。
「きのう何食べた?」22巻に登場する、チーズタッカルビ。
このエピソード、読むと「ホットプレートが欲しい」or「ホットプレートでむしょーに何か作りたい」状態になってしまうこと必至。

※【コマ引用】「きのう何食べた?」(よしながふみ/講談社)22巻より
タブチくんの実家に一緒に帰省した際、そこで焼きそばやトーストなど、ホットプレートを駆使した食卓を目の当たりにし、すっかり魅せられてしまった千波さん。
東京に帰ってからおさがりのホットプレートを譲り受けて連日活用するようになり、ついには「食卓に出しっぱなし」の状態に。
千波さんといえばそのきっちりした性格からお菓子作りは大得意だけど、自他ともに認める「味オンチ」。
でもホットプレートで焼く料理は、あらかじめ食材に味つけしたり、後でタレをつけて食べるものが多いので、失敗しづらいようです。
味つけのコンプレックスから解放されて楽しそうな千波さんを見て、幸せそうなタブチくんの表情が印象的です。
チーズタッカルビは2018年の流行グルメ1位に選ばれたこともありますが、実は食べるの初めて!
暑いなか、千波さんとタブチくんがわしわしと2人で食べるシーンを見て、夏場に絶対作るぞーと決めていたのでした。
作り方:

今回は千波さんにならって、各食材の分量をきっちり量っていきます(分量は作品を確認してください)。
鶏もも肉はひと口大に切っておきます。

コチュジャン、しょうゆ、砂糖、ニンニクチューブ、ラー油をボウルで混ぜ、ここに鶏肉をよく揉みこんで下味をつけます。

野菜もきっかり量るよ。

キャベツはざく切り、玉ねぎは薄切り、にんじんは斜め薄切りに。

ホットプレートを熱し、ゴマ油を引いて鶏もも肉を漬けダレごと入れて焼きます。
BRUNOの小さめのホットプレートを使っているせいか、タレが盛大に飛び散るので注意です(テーブルクロスがコチュジャンまみれに…)。

鶏肉に焼き色がついたら、野菜を入れて肉と混ながら焼き、フタをします。

この間に冷やしトマトとレモンサワーでカンパイ。


しばらくしたらフタを開けます。肉に火が通っているか確認しましょう。

ホットプレートの真ん中を、モーセの十戒の海割りのように開けます。
(もうちょっと水分を飛ばしてもよかったかも)

真ん中にピザ用チーズをこんもり入れて、またフタをします。
もはや若くないので、いまさらながらチーズの量に戦慄します。
このメニューをよしなが先生がシロさん&ケンジのアラフィフカップルではなく、お若いタブチくんカップルに託したのがなんとなく理解できる…。

しかしもう後には引けない。
覚悟をきめてチーズの海にいってまいります。

タレの水分をあまり飛ばさなかったので、チーズとタレが混ざって見た目が少々悪くなってしまった。

サイドに寄せた肉や野菜を、真ん中のチーズにからめつついただきます。

ギルティすぎるビジュアル。
コチュジャンの甘辛いタレにとろけるチーズのこってりした組み合わせ、美味しくないはずがない!野菜たっぷりなので、意外ともたれず食べ進みます。
プデチゲ(インスタント麺やランチョンミートを入れた鍋)といい、韓国現代料理のこのジャンクさに貪欲な姿勢、好きだぜ…。

食べる前はあまりのチーズ量におののいていたのに、いざ食べ始めると家人と2人で難なく食べきってしまった。最後はソーセージまで追加してしまった。恐ろしい子…(自分が)。
千波さんとタブチくんのヤングな食卓はまだまだ続きます。
〆に作るのは、韓国風チャーハンの「ポックンパ」。

※【コマ引用】「きのう何食べた?」(よしながふみ/講談社)22巻より

ホットプレートに、レンチンしたご飯とキムチを入れて、炒めます。

プレートに残ったタレや焦げを全部ご飯に絡ませるように炒めます。

ホットプレートに残った旨みを全部吸収したチャーハン、最高。
(恐ろしいことに我々はこれも完食した)
後片付けもラクになるのがうれしい。
「鍋の〆」だけでなく、「ホットプレートの〆」もまた定番になりそう。
食後にタブチくんが用意したのが、デラウェアをまるごと凍らせたデザート。

タブチくんが実家でよくやっていた食べ方とのこと。
実は私も実家の周辺がデラウェアの生産地で、小さい頃は貰い物をよく凍らせて食べていたので親近感!

デラウェア、そのまま食べるとちょっと酸っぱいけど、凍らせると酸味が気にならなくなって美味しいんですよね。種もないので、一粒一粒がミニシャーベット状態。こってりした料理の後に、ぴったりです。
エピソードの最後には、シロさん&ケンジのホットプレートご飯も描かれます。種を取らないピーマンの肉詰め、今度ホットプレートで作ってみたい!
※ちなみにホットプレートで作るチーズタッカルビのレシピは、おかざき真里先生の「かしましめし」にも登場します。
今回は材料がシンプルな「何食べ」版を再現してみましたが、「かしましめし」版はさつまいやキノコもなども入って、より具だくさん。いずれ食べ比べしてみたいな。
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コメント
コメント一覧 (8)
ただ、冷やしトマトと冷凍デラウェアは作りませんでしたが…(^^;
美味しかったです!
また一度作ってみたいですね。
〆のチャーハンも手軽に作れましたしね(^^)
それにしましても、タブチくん…
なんだか、前は「やってもらうだけ」だったのに、進んで〆のチャーハンや冷凍デラウェアを作るとは!
役割分担がうまくできてきているのかな…?
それに、ホットプレート料理にはまった千波ちゃんが嬉しそうにしているのを見て、また嬉しそうな表情をしている。
そんなタブチくんを見て「成長したね…」と感慨深くなってしまいましたよ(^^;
でも千波ちゃん、自分で“味オンチ”と言っていますけれど、味はちゃんとわかっていると思うのですよ。
でないと、自分の作った料理も「おいしくない」とはわからないと思うんですよ。
ただ、味見よりも自分の手順を優先させてしまっているだけで(多分、味見のタイミングがわからないのでしょうが(^^; )。
これから先、このカップルの成長と料理が、楽しみです♪
追伸
23巻、読みました。
思いもよらない展開でした。ケンジ、がんばった…!!!
集まった方々(特に二人の家族)が楽しそうに談笑しているのが、感慨深かったです。
銀猫さん
最新刊、ほんとにこれまで読んできた読者へのご褒美みたいな内容でしたね><
前の巻で小日向さん&ワタルくんの件がありましたが、こんなに早く二人もそうなるとは思いませんでした。
そしてこれで最終回ではなく、その後も日常が続く展開もよいですよね。
千波さんとタブチくんはもちろん、これだけ見守ってくると登場人物全員幸せになってほしいw
味見程度にちょっと作ってもいいんだろうけど、やっぱりあの量あっての味の気もするし…でもやっぱりおいしそう~。
このエピソードで印象深かったのが〆を名乗り出たタブチくん。
作り方は使うものと「味を見ながらテキトーに」しか書かれてないけど、そこを担うのは千波さんじゃなくタブチくん。
うまく役割分担ができてて、これからの二人の関係もこんな感じでうまくいくんだろうな、とほんわかしました。
麻さん
タブチくんち千波さんの役割分担でこの献立が成り立ってる、という分析さすがです…!
多彩なキャラクターとレシピが結びついてるのが、何食べの面白さですよね。
最新刊では、千波さんがシロさん&ケンジと対面していたのもほっこりしました。
もしかして皆さんおかずにはしない?? つまみ???なのでしょうか
市販の焼肉のたれなんかも前より甘めにスライドしてきてて辛いです(涙)
あごだしさん
むかしヤンニョムチキンを家で作ったときも、水飴をけっこうたっぷり入れたのでびっくりした覚えがありました^^;
甘めの味が苦手な人は、確かにちょっと辛いかもしれませんね;
以前食べた時はソーセージとスパムを追加で足してたなぁ
>シロさん&ケンジのアラフィフカップルではなく
まずシロさんがチーズの量に戦き、ケンジが「これ、食い切れるのかマジで」と無意識に胃の辺りを擦りそう
私も店で店員がどかどかチーズを入れる時はちょっと引きました
でも、食べれるんだなこれが(翌日の胃もたれと後日の体重増加からは目を逸らし
まーむさん
シロさんとケンジがこの料理を目の前にしたときの反応の想像、目に浮かぶようですw
お店で食べても、やっぱりするっと入っちゃうんですね!
ソーセージやスパムが入ってるのも美味しそう~。