前回に続き、おかゆ祭りです。
何度か書いてるけど、40代になってから急に胃腸が不調になる日が増えました。
30代までは胃腸薬のCM見ても「揚げ物で胃がもたれる?そんなことあんのけ?」とハナホジするレベルだったのに…。
毎年の健康診断の胃カメラでは「きれいな胃ですよ~」と言われるので、実際は慣れない症状に過敏になってるだけで、大したことはないのかもしれない。ただ現状でこれだったら、もし本当に胃腸に支障が出たら、どんだけしんどいことになるんだ…?と恐怖しかない。
胃が不調な時、お世話になるのがおかゆです。
ホットクックを導入したので、起床時に「今日はちょっと調子が悪いぞ…?」と思ったら、朝といだ米をセットしてスイッチを押すだけ。和食のおかゆのいいところは、脂っこいおかずが合わないので(同じ米なのに不思議よね)、自然と献立全体がヘルシーになるところ。
薬膳がテーマの水凪トリ先生「しあわせは食べて寝て待て」2巻には、おかゆ=わびしい食事、のイメージを覆すような、心躍る献立が登場します。
※【コマ引用】「しあわせは食べて寝て待て」(水凪トリ/秋田書店)2巻より
おかゆのおかずの布陣として並ぶのは
・しょうゆ麹
・豆腐の味噌漬け
・キャベツのぬか漬け
・ひじきの煮物(作りおき)
・大根おろし かつおぶしのっけ梅干ぞえ
ひとつひとつは派手さのないおかずだけど、これだけ小皿が並ぶと、旅館の朝食のようで気分も上がります。
そして主人公の麦巻さんの楽しそうな様子も、心惹かれる理由のひとつ。
作り方:
おかゆのおともたちですが、事前の仕込みが必要なものもあります。
まずはしょうゆ麹から。
しょうゆ麹の作り方は、3巻の巻末のおまけマンガに載っているのでそちらを参考にします。
といっても作り方は簡単。
乾燥米こうじにしょうゆをひたひたに注ぎ、時々かき混ぜる。
米こうじがしょうゆを吸うので、常にひたひたになるよう適宜しょうゆを継ぎ足す。
1週間~10日程度で食べられるそうです。
作った当時の写真データが消滅してしまったので、↑現在の最新のうちのしょうゆ麹の写真を…。
数か月経っているので、かなり熟成されてます。
水凪先生いわく、蒸し大豆や昆布、青とうがらしなどを入れてアレンジしても美味しいそう。
余談ですが、このしょうゆ麹で作るバターコーンが絶品すぎてハマっております(仕上げに投入して炒める)。胃が元気なときはお酒や白いご飯のおともにも最高。
お次は豆腐の味噌漬け。
こちらは1巻の巻末マンガに作り方が載っています。
キッチンペーパーにくるんでおもしをし、2時間以上しっかり水を切った絹豆腐を使います。
ラップ(今回は間違ってキッチンペーパーを使ってしまった)に味噌を塗り、水気を切った絹豆腐を包んで、容器に入れて冷蔵庫で3~4日(しっかり漬けるなら1週間以上がおすすめだそう)。
これは4日くらい漬けこんだ状態。
味噌はぬぐって食卓へ。
おかゆには、作中のシーンにならって
・冷凍レンコン
・冷凍マイタケ
・きくらげ
を加えます。
薬膳、と聞いて真っ先に思い浮かべる食材がきくらげかもしれない。
おかゆを温めるついでに投入します。
そのほかのおかずも並べて完成。
「どれから食べていいのか迷う…!」、と食に対してポジティブになれるのが小皿料理のいいところ。
「米の味うまーー」
という麦巻さんのセリフからも、おかゆって、普通に炊いたご飯よりも「米の風味」がよくわかるような気がします。
後入れしたきくらげやれんこん、マイタケも食感に変化があって楽しい。
しょうゆ麹。
(この写真のはたぶん2週間くらい漬けたやつだったはず)
豆腐の味噌漬け。
しっかり味がしみていて、クリーミー。この食感はほんとにチーズのよう。
胃が正常なときであれば、お酒のおともにもしたい…。
キャベツのぬか漬けは、短時間で漬かるので大好きなやつ。
ひじきの煮物はなんてことない普通の作り置きです。
大根おろしにかつおぶしをのせ、梅干しを添えたもの。
あれこれ迷いながら食べていると、「病人食を食べている」という沈んだ気持ちにならず、楽しい食事にできるのが嬉しい。
というより単純に、やっぱりおかゆ、好きだな!
おそらく今後もロード・トゥ・ザ・老後のなかでおかゆとの付き合いも続いていくかと思われるので、こういう手のかからない楽しい常備菜は覚えておきたいなという気持ち。
おまけでもう1品再現したものをご紹介。
1巻に登場する、大家の美山さんが持参したさつまいものおやつ。
※【コマ引用】「しあわせは食べて寝て待て」(水凪トリ/秋田書店)1巻より
「お砂糖かけて蒸したのですか?」「もはや吸えます」と麦巻さんが感動したおやつ。
作り方のコツは、
・さつまいもを「蒸しすぎ」なくらいに柔らかく蒸す
・蒸し器の底に残った水は捨て、鍋の蓋はしたまま冷ます
これだけで、しっとりクリーミーな蒸しいもに仕上がりました。ミルクティに合う!
さつまいもは、ほくほく系よりねばり系がおすすめだそう。今回は紅はるかを使いましたが、安納芋でも美味しそうだな~。
こうしたヘルシーな料理がたくさん出てくるイメージの本作ですが、1巻のように「黒毛和牛のすき焼き」のようなゴージャス料理も不意打ちのように登場するので、油断できませんw(ギャップで余計に美味しそうに見える…)
おかゆのおともたちですが、事前の仕込みが必要なものもあります。
まずはしょうゆ麹から。
しょうゆ麹の作り方は、3巻の巻末のおまけマンガに載っているのでそちらを参考にします。
といっても作り方は簡単。
乾燥米こうじにしょうゆをひたひたに注ぎ、時々かき混ぜる。
米こうじがしょうゆを吸うので、常にひたひたになるよう適宜しょうゆを継ぎ足す。
1週間~10日程度で食べられるそうです。
作った当時の写真データが消滅してしまったので、↑現在の最新のうちのしょうゆ麹の写真を…。
数か月経っているので、かなり熟成されてます。
水凪先生いわく、蒸し大豆や昆布、青とうがらしなどを入れてアレンジしても美味しいそう。
余談ですが、このしょうゆ麹で作るバターコーンが絶品すぎてハマっております(仕上げに投入して炒める)。胃が元気なときはお酒や白いご飯のおともにも最高。
お次は豆腐の味噌漬け。
こちらは1巻の巻末マンガに作り方が載っています。
キッチンペーパーにくるんでおもしをし、2時間以上しっかり水を切った絹豆腐を使います。
ラップ(今回は間違ってキッチンペーパーを使ってしまった)に味噌を塗り、水気を切った絹豆腐を包んで、容器に入れて冷蔵庫で3~4日(しっかり漬けるなら1週間以上がおすすめだそう)。
これは4日くらい漬けこんだ状態。
味噌はぬぐって食卓へ。
おかゆには、作中のシーンにならって
・冷凍レンコン
・冷凍マイタケ
・きくらげ
を加えます。
薬膳、と聞いて真っ先に思い浮かべる食材がきくらげかもしれない。
おかゆを温めるついでに投入します。
そのほかのおかずも並べて完成。
「どれから食べていいのか迷う…!」、と食に対してポジティブになれるのが小皿料理のいいところ。
「米の味うまーー」
という麦巻さんのセリフからも、おかゆって、普通に炊いたご飯よりも「米の風味」がよくわかるような気がします。
後入れしたきくらげやれんこん、マイタケも食感に変化があって楽しい。
しょうゆ麹。
(この写真のはたぶん2週間くらい漬けたやつだったはず)
豆腐の味噌漬け。
しっかり味がしみていて、クリーミー。この食感はほんとにチーズのよう。
胃が正常なときであれば、お酒のおともにもしたい…。
キャベツのぬか漬けは、短時間で漬かるので大好きなやつ。
ひじきの煮物はなんてことない普通の作り置きです。
大根おろしにかつおぶしをのせ、梅干しを添えたもの。
あれこれ迷いながら食べていると、「病人食を食べている」という沈んだ気持ちにならず、楽しい食事にできるのが嬉しい。
というより単純に、やっぱりおかゆ、好きだな!
おそらく今後もロード・トゥ・ザ・老後のなかでおかゆとの付き合いも続いていくかと思われるので、こういう手のかからない楽しい常備菜は覚えておきたいなという気持ち。
おまけでもう1品再現したものをご紹介。
1巻に登場する、大家の美山さんが持参したさつまいものおやつ。
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「お砂糖かけて蒸したのですか?」「もはや吸えます」と麦巻さんが感動したおやつ。
作り方のコツは、
・さつまいもを「蒸しすぎ」なくらいに柔らかく蒸す
・蒸し器の底に残った水は捨て、鍋の蓋はしたまま冷ます
これだけで、しっとりクリーミーな蒸しいもに仕上がりました。ミルクティに合う!
さつまいもは、ほくほく系よりねばり系がおすすめだそう。今回は紅はるかを使いましたが、安納芋でも美味しそうだな~。
こうしたヘルシーな料理がたくさん出てくるイメージの本作ですが、1巻のように「黒毛和牛のすき焼き」のようなゴージャス料理も不意打ちのように登場するので、油断できませんw(ギャップで余計に美味しそうに見える…)
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コメント
コメント一覧 (7)
この作品もそうで、加齢でジャンクでヘビーな食べ物を避けがちになってきたところにとってもツボでした!
ありがとうございます😊
この話のお粥が美味しそうだと思ってたので、写真で見てたても真似してみたくなりました。
お粥もおかずの小皿が並んでいると豪華ですね。
いつまでも美味しそうな記事を書き続けられるよう健康な胃でありますように!
ななしさん
新しい作品と出会うきっかけになったこと、自分もうれしいです!
ほんと加齢とともに食生活も変わってきますよね。
昔はお粥なんて日常で食べるものではなかったのに・・・。
美味しそうと思ったものを食べられないのはつらいので、自分も今年も体に気を付けつつ食を楽しんでいきたいです。
色々食べ方あるんで迷っちゃいますねー。もっと色んなおかゆのバリエーション探してみることにします。
そして、本作「しあわせは食べて寝て待て」のように、存じ上げなかった作品を知り読むことが出来る事が喜びとなっております。
何とも言えぬほっこり感の作品。ホント、ありがとうございます!
メガネさん
こちらこそありがとうございます!
「しあわせは〜」は生活の中の小さな喜びが感じられる作品ですよね。
自分も好きな作品に興味を持ってくださる方や、同じ読者の方に共感していただけることが嬉しくて、ここまで続けてこられた気がします。
お客と食すタイプではなく、体を慈愛する為のおかゆと
ジルベールやケンジ、シロさんがわいわい食べる感じではなくて、麦巻さんが正座して静かにおかゆを啜っているイメージが
胃カメラはこの年になると毎年のように飲まないといけないのかなと
定期健診のバリウムよりはいい感じではあるんですけど。喉に吹きかけられる麻酔はバリウムと同じレベルで不味いけど
私も胃の不調を感じてカメラ飲んで、十二指腸まで見て異常なしを貰い翌週にはワイン一本を開けるレベルで飲んで性懲りもない事してましたなw
まーむさん
ご馳走お粥もあれば、自分のための養生お粥もある・・・意外と深いぞお粥ワールド・・・と思いながらブログ書きましたw
アラフォー&フィフになると、もうバリウムよりも胃カメラが友達になりますよね・・・。
自分もあの喉の麻酔ゼリーは苦手です。
その前にやる、鼻の通りをよくする謎の薬も苦手だけど、感動的に鼻息がスーッと貫通するのでそれはちょっと楽しみですw