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「何食べ」最新刊が出ましたが、同時期にテレ東ドラマの第二シーズンも発表されましたね…! 主演が超売れっ子なだけに、すぐには難しいだろうなと思ってたので嬉しい〜〜。放送時期からすると、秋冬のレシピが中心になるのかなあ。

さて今回再現してみたのは、20巻のマラサダです。

ずっと作ってみたかったのですが、パン作りは相変わらずハードルが高く、ゴールデンウィーク中に時間がとれたのでようやく実現。

マラサダといえば、「ホノルルコーヒー」というチェーンのハワイアンカフェの定番スイーツだったのを思い出します(去年撤退しちゃったみたいですね…)。いわゆるイーストで発酵させたドーナツ(ただし穴は開いてない)ですが、ハワイ発祥かと思いきや、実はポルトガルに由来を持つらしい。

小日向さんとの豪華披露宴に向け、ダイエットに励むワタルくんことジルベール。

タンパク質と筋トレまみれの生活に嫌気がさし、束の間のリフレッシュスペースとして選ばれたのが、シロさんの家です。小日向さんちのセレブな食生活に慣れたワタル君にとって、シロさんちの庶民的な献立は、もはや実家の味のような位置づけになっているよう。

しかしそんなジルベールを待ち受けていたのは……カロリーという名の暴力だったのです(ドジャーン)。


作り方(分量は作品を参照してください):
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強力粉と薄力粉、ドライイースト、砂糖をボウルでよく混ぜておく。

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別のボウルに溶き卵と40度に温めた牛乳を入れ、よく混ぜます。

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ここに別で混ぜておいた粉類を加え、粉けがなくなるまでまとめます。

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粉けがなくなったら、手でぐいぐいこねていきます。

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ラップをして、オーブンの発酵機能を使って40度で40分。

パンの発酵時間をどう過ごすかは人それぞれですが、シロさんちでは「3人でトランプ」。パンを作りながら、トランプで大貧民する中年男性たち……なんか萌える光景です。

ちなみに自分はいまだにお菓子やパン作りに慣れないので、放っておいて別のことをしながら過ごす、というのが出来ません。5分おきに「あの子どうしてるかしら…」などと気になってオーブン窓を無駄に覗いたりしちゃう…。

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発酵させてふくらんだ状態がこちら。

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生地を6等分し、丸めます。
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濡れふきんを被せ、15分置きます(ベンチタイムってやつです)。

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生地を再度丸めなおし、四角に切ったオーブンシートの上にひとつずつ並べ、ラップをしてオーブン40度で30分、二次発酵させます。

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二次発酵でふくらんだ状態がこちら。

これを油で揚げていきます。
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揚げるときは、多少面倒でも底の深い鍋(※揚げ物OKの厚手のもの)を使うのがおすすめです。

最初、油の節約になるかと思ってフライパンで試してみたのですが、生地の底がフライパンの底にあたってしまい、揚げ色が均一につきづらいです。

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よしなが先生の後書きで書かれていたけど、マラサダを揚げる時は本当に静か…。「生きてる…?」と声かけたくなってしまうほど。

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揚がったマラサダは、粉砂糖(グラニュー糖でもOKとのこと)を入れたビニール袋に入れて、シャカシャカします。

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粉砂糖がいい感じにまぶされました。
あとはコーヒーと一緒にいただきます。

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食べた感想:
カレーパンといい、揚げたてのパンはもはや飲み物では…。
ふわふわだけどしっかりもちもち感のある生地で、イーストドーナツならではの香りも最高。

粉砂糖がアイシング状になって、ちょっとシャリシャリする部分も美味しい。


そしてここからは禁断の領域です。
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何かとハーゲンダッツとカロリーをマリアージュさせたがるケンジ。
今回もやってきました。

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横半分に切れ目を入れたマラサダにハゲダをたっぷりのっけて…。

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ひと思いにいただきます。
まだ温かいマラサダに、ひんやりバニラアイス。
二口くらいで食べてしまったわ。

ウキウキのケンジ&シロさんに対し、来たことを絶望的に後悔しているジルベールの表情が最高です。
(よしなが先生は哀愁的な表情や間の描き方が絶妙だけど、こういうギャグっぽいシーンも生かされてると思うw)

最近は年のせいか胃も弱くなって、普段はドーナツも「ひとつで十分」なのですが、今回のマラサダは2個ぺろっといってしまった。揚げたて、恐ろしい…。

しかしパン作りはこのブログでも何度か経験しているものの、いまだに心理的ハードルが高いです。

発酵時間にベンチタイムなどやたらと時間がかかるし、様子が気になってつきっきりになるので、出来上がるころにはその日の夕食を作る気力がほぼなくなってるんですが、パンやお菓子作りが趣味の皆さんは一体どうしてるんです…?

このエピソードのシロさんも、夕食にジルベールのために中華粥の献立をちゃんと仕上げていたり、あらためてすごいぜと思うのであった……(中華粥は別の日に再現しました)。




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