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ゲームの話になりますが、今更ながらSwitchで「ゼルダの伝説ブレスオブワイルド」にハマってます(5月の新作が超楽しみ…!)。

プレイしたことのある人はご存じかと思いますが、このゲーム、回復アイテムを作るために「料理」の要素があります。特に心を掴まれてやたら食べたくなってしまったのが、序盤特にお世話になる「焼きりんご」。ボコブリンにボコボコにされたリンクに、連日ちまちま食べさせている間に洗脳されてしまったようです。

そんななか、「雑貨店とある」にも、めちゃくちゃ美味しそうな焼きりんごメニューがあったことを思い出しました(ようやくマンガ飯の話になります)。



高熱で倒れた店長の元を訪ねてきたのは、素朴な雰囲気の女性。店長を心配し、台所を借りて彼女が作ったのは、持参したりんごを使った手絞りジュース。市場に出せない傷モノのりんごは、実は糖度が高くてとても美味しい。

翌日復活した店長は、このりんごを使って「訳アリな丸ごと焼きりんご」のメニューを考案。
エチゴ君の同級生で、失恋に落ち込んでいた加持君も、試食してその美味しさに感動します。

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【コマ引用】「雑貨店とある」(上村五十鈴/芳文社)1巻より

実はこのりんごを持ってきた女性・小野寺さんこそ、加持君の失恋相手。シングルマザーの彼女の、温かく強い人柄に、この美味しい焼きりんごの魅力を重ね合わせます。

そして試作段階の焼きりんごメニューに対し、店長はさらに悪魔的発想を畳み掛けます。

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【コマ引用】「雑貨店とある」(上村五十鈴/芳文社)1巻より

「あの焼きりんごの下にバターぬった厚いトースト敷いたら更に良くない? 焼いて甘くなったりんごやアイスやその他諸々全部受け止めてくれるの」

このセリフに「ブワワッ」と鳥肌を立たせる加持君の気持ち、わかりすぎる……。

焼きりんごも美味しそうだけど、このトーストの上に乗せちゃうアイデアが秀逸すぎて、セットで真似したくなりました。

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材料はリンゴ、そして後はお好み応じて
・バター
・砂糖
・ラム酒
・レーズン
・クリームチーズ
・シナモン
を用意。
(一応全部用意してみましたが、お好きなもののみでOK)

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リンゴはスプーンなどで、芯のある上のほうから少しずつくり抜いていきます。

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底が抜けないように注意。

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穴のなかに、好きな材料を詰め込んでいきます。

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アルミホイルでリンゴ全体を包んで、180度に予熱したオーブンで30〜40分。

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すでにいい匂いがたちこめます。

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焼き上がりがこちら。

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今回は紅玉を使ったので、焼き上がりの色がきれいでうっとり…。
(手に入りやすい「ふじ」とかで作っても十分美味しいんだけど、焼くと茶色っぽくなっちゃうんですよね)

そしてここに、バニラアイスを盛り付ければ…
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ゴージャス極まりないデザートに。
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焼いたリンゴに安いアイス(スーパーカップ)のっけただけなのに、何でこんなに魅力的なんでしょうか。
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香り高く焼き上がったりんごを、バニラアイスやフィリングと一緒に食べると、もはやパフェのような完璧なデザートに。


ただ温度差があるだけに、急いで食べないとアイスは溶けるし、忙しなさもあります。

これを受け止めてくれる店長発案のアイデアが、厚切りトースト!
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4つ切りの食パンに格子状に切れ目を入れ、バターを乗せて焼きました。

これに先ほどの焼きリンゴをドーンと。
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リンゴの重みでトーストが潰れてしまったけど、それもまたよし。

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滴れ落ちるバニラアイスも、崩れるようにやわらかいリンゴも、中に詰めたクリームチーズやラムレーズンも、全て下の厚切りトーストが受け止めてくれる安心感。

パーフェクトな焼きリンゴが、さらにパーフェクトになりました。

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リンゴ1個と4枚切りトースト、それだけだと質素な食事でしかないのに、一手間加えれば一瞬で消える魅惑のスイーツになってしまう不思議。

「雑貨店とある」はカフェが舞台だけに、他にも美味しそうなトーストメニューが登場してそそられます。2巻の「完熟柚子胡椒のトースト」もいつか作ってみたいな〜。






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