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「九龍ジェネリックロマンス」最新刊8巻から、フレンチトーストを再現しました。

オリジナルの鯨井令子が存在していたころの、工藤とのエピソード。

工藤が買ったホットコーヒーについてきたスティックシュガーを見て、令子が自宅でさっと作ったのがこの一品です。

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※【コマ引用】「九龍ジェネリックロマンス」(眉月じゅん/集英社)8巻より

牛乳は少量にとどめた卵液に、食パンを片面だけ浸し、スティックシュガーをかけて焼く、というもの。

バターもメープルシロップも使わない、シンプルなレシピが特徴です。甘さ控えめのさっぱりしたこのフレンチトーストは、工藤も気に入った様子。

死んだ母のレシピなの
と語る令子にとって、この味は母との「思い出」そのものの味のよう。

冒頭でなにげなく登場するこのフレンチトーストですが、8巻のラストで再登場するシーンでは、とても切ないアイテムになっています。

8巻はこのほかにも、初期の伏線を回収するような説明がいくつもあって、これまでに登場した美味しそうな食べ物も、印象的だった真夏の九龍の街並みや風景も、すべてが不穏なものに見えてきて、ぞくりとします。

とはいっても、この令子のフレンチトーストは単純に美味しそう。
作中で作り方も紹介されているので、再現してみました。

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材料:
(2人分)※分量は参考まで
  • 薄切りの食パン(今回は8枚切りを使用) 2枚
  • 卵 2個
  • 牛乳 30ccくらい
  • スティックシュガー 3本

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ボウルに卵を溶きほぐし、牛乳を加えてよく混ぜる。

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食パンを1枚ずつ、片面のみ卵液にしみ込ませる。

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スティックシュガーを片面にまんべんなく振りかける。
砂糖の量は多いほうが、焼いたときにこんがりと美味しそうに仕上がります。
(1枚につき、5gのスティックを1.5本くらい?)

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トースターでこんがり焼く。

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出来上がり!
普通のフレンチトーストよりも手軽にできますね。

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食べた感想:

通常のフレンチトーストはたっぷり染みた卵液のやわやわな食感が特徴ですが、こちらはエッグタルトの食パン版、といった印象。

グラニュー糖でカリカリに仕上がった表面と、焼けた卵の組み合わせがなんとも美味しい。

フレンチトーストの牛乳くささがちょっと苦手な自分には、この鯨井版のほうが好みかも!

いつもの材料でさっと作れるので、朝食や小腹が減ったときにも使えるレシピになりそうです。

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今年は後半から色々あって更新ペースが落ちてしまいましたが、来年もマイペースにやっていく所存です。どうぞよいお年を!




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