
ご無沙汰しております&メリークリスマスです。
ちょっと前にとうとうコロナ陽性になりまして、療養後も嗅覚障害(※これはすっかり治りました)や咳に悩まされ、仕事も例年よりやたら忙しく、身内に不幸もあり……とバタバタな近況です。正直、台所にもあんまり立ててない…。
クリスマスイブも「今年はもうセブンイレブン祭り※にするか」(※その名の通り、セブンイレブンの惣菜や冷食やスイーツを、値段を一切見ずにカゴに放り込んで夕食とする祭り。疲れ切ったときに開催すると自分を甘やかす効能がある)と思っていたのですが、せっかくの週末だし、こんな時こそ楽しむか〜〜ということで、ずっとやってみたかった料理を再現。
「きのう何食べた?」19巻のケンジの誕生日献立です。
シロさんがスパダリぶりを発揮した回ですね。

※【コマ引用】「きのう何食べた?」(よしながふみ/講談社)19巻より
・ステーキサラダ
・たこときのこのトマト煮込み
・かぼちゃの冷製スープ
・ガーリックトースト
作中では秋メニューでしたが、このちょうどいいご馳走感が今の気分にぴったりだったのです。
(小日向さんちのご馳走の再現と迷ったけど、あっちはハードルが高すぎた)
まずはたこときのこのトマト煮込みから。(※分量は原作をご確認ください)
このメニューは調理シーンはなくて、シロさんがケンジに説明するセリフしかないんですよね。

タコはぶつ切りに。
玉ねぎとマッシュルームは薄切り、ニンニクはみじん切り。
しめじはほぐしておく。

鍋にオリーブオイルを入れてニンニクのみじん切りを熱し、玉ねぎがしんなりするまで炒める。

タコ、しめじ、マッシュルームを加えてかさが減るまで炒める。

カットトマト缶、赤ワイン、味噌、砂糖を加えて1時間ほど弱火で煮込む。
(味噌は赤味噌とあわせ味噌を半分ずつにしてみた)

この間にガーリックトーストを作ります。
レンジで溶かしたバターに、オリーブオイル、チューブニンニク、刻みパセリ、塩こしょうを加えてよく混ぜておく。

バゲット1本を半分に切り、さらに4つ割にして細長い状態にする。
(細いバゲットの場合は2つ割でもいいかも)

表面にガーリックバターを塗って、トースターでこんがりと焼いておく。

たこときのこのトマト煮込みも、いい感じに仕上がってきました。
粉チーズ、塩こしょうで味を整えておきます。

これはステーキサラダのサラダ部分。
サニーレタス、ゆでいんげん、紫玉ねぎのスライス、ざく切りにした万能ネギを大皿に盛り付けておきます。

いよいよ、ステーキを焼きます。
黒毛和牛のステーキ用もも肉様〜〜(でもロピアだからわりとお安い)。
サーロインとかだと普通にあるんだけど、もも肉だと250gくらいの大きめのステーキ一枚肉ってスーパーにはなかなか置いてない気がする。シロさんもきっと百貨店とかちゃんとした精肉店で購入したんでしょうな。

フライパンに牛脂を溶かし、両面強火で30秒、弱火で1分。

焼き上がったら、アルミホイルに包んで2〜3分休ませます。
6巻のサーロインステーキとちょっと焼き方が異なっているのは、やっぱり部位によって最適な焼き方があるのかしら。

休ませた肉をカットして、

用意しておいたサラダの上にドーン。

さらにフライパンに残った肉汁に、焼き肉のたれ、酒、酢を加えて軽く煮詰めて、

肉の上にだーっとかけます。
たこの煮込み、ガーリックトースト、かぼちゃの冷製スープ、それに赤ワインと共に並べて完成。

最近適当なご飯ばっかりだったので、家でこんなご馳走食べるのいつぶりだろうか……。

たこときのこのトマト煮込み
1時間以上煮込んだたこは柔らかく、味噌を入れたおかげか、まるでモツ煮込みのようなコクがあります。

赤ワインやガーリックトーストと一緒に食べると至福。

ガーリックトースト
スティック状のせいか、お店感を味わえてテンションが高まります。
ガーリックバターを塗ると、主食というより、これ単体で立派な一品になる不思議。おつまみにもぴったり。

かぼちゃの冷製ポタージュ
以前のアボカドチーズトースト回にも登場していましたね。

ステーキサラダ
仕上げにかけた焼き肉のたれベースのソースは、お酢がきいていて、おかずっぽいのにちゃんとドレッシング感もあります。
ふたりで250gという量もちょうどよく、「ご馳走を罪悪感なく食べたい」という中年世代の願いにぴったりなメインディッシュでした。
コメント
コメント一覧 (11)
少し遅めのコメントですが、今年も記事、楽しみにしています♪
このお話を読んだ時、
「シロさんって、やっぱりすごい…」
と思いました。
やっぱり家計費ではなく、自分のお小遣いの中から出したのでしょうか。
佳代子さんに
「こういうところは面倒臭い!」
と言いつつ、佳代子さんのアドバイスでこのようなメニューを考えつけるあたり、
「佳代子さんの言う通り、きちんとケンジのことを想えているのだな…」
と感じました。
そうそう。
随分と前ですが、角川武蔵野ミュージアムに行きました。
漫画が多い図書館で、料理漫画のコーナーもありました。
その中に、umebonさんの著書『マンガ食堂』も収蔵されていました!
なんだか、嬉しかったです(^^)
銀猫さん
すっかり遅いお返事になってしまいましたが、こちらこそ今年もよろしくお願いします!
シロさん、淡白なようで抑えるところはちゃんと抑えているのがえらいですよね〜。
そして角川武蔵野ミュージアムにそんなコーナーが&拙著まで収蔵されていましたか!
私もいつか訪れてみたいです〜〜
ご体調いかがでしょうか。
ご無理なさらず、ご自愛くださいませ。
ステーキサラダのビジュアルの強さにやられました。
お節と共に絶対用意します…!
めえさん
お気遣いいただき痛み入りますmm
長引いた咳もおさまり、すっかり復活したので大丈夫です~。
おせちとステーキサラダの組み合わせ、いいですね!
おせちに足りないものが補える感…!
自分も生まれて初めての緊急入院からの緊急手術というアクロバットな経験をしました
腸閉塞はまさしく恐るべき症状でした。病院のペースト食は心底普通の噛める飯を恋しく思いました……と、それはそれとして
>セブンイレブン祭り
ハンチョウでやってましたね。赴くままに買い込んでドカ食いする暴飲暴食
もうあれこれ考えるのを放棄してひたすら場当たり的にコンビニ飯を食いまくるのはたまにやる分には楽しいものかもしれません(脂肪肝と血糖値と高血圧と翌日の胃もたれとムカつきを考えなければ
>ステーキの焼き方
最近、別の漫画で面白い焼き方知りました
軽く煙が立つぐらいにフライパンを熱した後、塩を振ったステーキ肉を両面10秒ずつ焼きます。焼いた後は焼いた時間の十倍、まな板の上で休ませる。これを3セット繰り返すと美味しく焼けるそうです。肉の厚さや部位によって時間を調整をするようですが、自分は肩肉を2cmの厚さで両面20秒を3セットで休ませるときはホイルに包んでやってみたら芯まで温かいミディアムレアステーキになって美味しかったです
まーむさん
お言葉ありがとうございます、って私よりもまーむさんのほうが大変だったのでは…。
お互い体を労わって年末年始を過ごしましょう…。
そういえばハンチョウでも、深夜にコンビニ祭りする回ありましたねw
「孤独のグルメ」原作にもあったし、ああいう暴飲暴食回は読んでも心躍ります。
ステーキの焼き方、焼いて休ませる、を3セット繰り返すの斬新ですね。
ちょっとサウナっぽいローテーション…w
いつか試してみたいです。
(おせん続編始まりましたね!期待して・・・ごにょごにょ)心の声
クーさん
温かいお言葉痛み入りますmm
そしておせん続編、恥ずかしながら初めて知りました…!
来月には単行本出るんですね、チェックせねば~~。
昨日何食べたがの間違いです
ななしのななこさん
嬉しいお言葉ありがとうございます!
自分もマンガを読んで再現して、カラーで実物になったときを見るのが一番楽しいですw