まだまだ再現してみたいものがたくさんある、小池田マヤ先生「令和の家政婦さん」2巻から、ピーナッツを使った美味しいレシピをご紹介。
たくさんの印象的なモチーフが登場する「エイエイ」のエピソードですが、ピーナッツもそのひとつ。
千葉出身の主人公・瑛美さんにとっては、田舎の少女時代を思い出す懐かしい味。そして、病に蝕まれつつある母につながるほろ苦い味。
※【コマ引用】「令和の家政婦さん」(小池田マヤ/双葉社)2巻より
泥付きピーナッツ、ネギ、里芋……。
クールで都会的、顔色ひとつ変えず辣腕を振るうバリキャリだけど、彼女の根っこにはいつも土にまみれた素朴な食べ物がある。
家政婦の里がふるまう、こうした食材を使った料理の数々が、瑛美さんから色んな表情を引き出していくのも見どころです。
さて、早く秋がこないかうずうずとしていたのは、生落花生の季節を待っていたからです。
里が瑛美さんに用意した、ラグジュアリーな「寝酒のあて」、塩ゆでした生落花生をムージャン油と紹興酒に浸したおつまみ。
これが美味しそうで美味しそうで。
※【コマ引用】「令和の家政婦さん」(小池田マヤ/双葉社)2巻より
生落花生が出回るのは、秋の初めから11月ごろまで。季節がきたら絶対作ろうと思っていたのです。
ちなみにムージャン油とは、前回のネギのコンフィの記事でもご紹介したこちらの調味料。
パッケージからは想像がつかない、爽やかなレモングラスの香りがする、さらっとした油です。
寝る前にこれをつまんだ瑛美は、指先に少し残ったムージャン油の香りと、洗いたてのリネンのダマスクローズの香りに癒やされつつ眠ります。
ああ、このパーフェクトな家のしつらい。うちにも里が来てほしい…と思うシーンのひとつです。
さて、こちらが念願かなって手に入れた生落花生(残念ながら土付きではない…)。
さっと水洗いして、塩を入れた水で茹でます。
落とし蓋をして沸騰してから40分茹でて、火を止めて20分。
ピーナッツが浸る程度に紹興酒を注ぎ、ムージャン油をたらします。
冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
手でパキッと割ると、中は水分がしたたるほどにジューシー。やわらかなピーナッツがあらわれます。
うわあなんだこれ、美味しすぎる……!
しっとりやわらかな塩茹でピーナッツに、紹興酒の香り。そして、ムージャン油のレモングラスを思わせるすっと爽やかな香り。なんて華やかな大人のおつまみだろう。
紹興酒、私は浸すときに欲張ってドボドボ入れたのでかなりお酒感が強くなりましたが、苦手な方は少な目にしたほうがいいかもしれません。
しかし茹でた生落花生がこんなに美味しいものだったなんて。これから毎年、秋の定番になりそうです。
さて、お次はピーナッツバターを使ったクッキーのレシピ。こちらは里ではなく、瑛美さんの得意料理として登場します。
おもな材料は
・ピーナッツバター(作中の絵から、定番の「SKIPPY」を。私は粒のあるチャンクタイプを使いました) 200g
・卵 1個
・砂糖 100g
の3つのみ!
(※分量は作中の表現を参考にしたものです)
そして作り方も混ぜて焼くだけ、と超絶簡単です。
瑛美さんのセリフにも、「子供の私が初めて作ったお菓子」とありますが、確かにお子さんのお菓子づくりデビューにも良さそう。
ボウルにピーナッツバターを入れます。
私、SKIPPYのピーナッツバターって正直これまでちゃんと使い切ったことなかったんですが、ごそっとなくなってびっくり……。
溶き卵、グラニュー糖を加えて生地がまとまるまでよく混ぜます。
オーブンシートの上にスプーン等で生地をすくって並べ、フォークで十字に模様をつけて平らにします。
きれいに成形しなくてもいい、このラフさが楽しい。しかも手もほとんど汚れない……!
あとはお好みで上に塩を振って、トースターで焼くだけ。
うちは温度調整のできるオーブントースターを使ったので、160度で10~15分焼いてちょうどいい感じになりました。
温度調整がない場合は、3~4分焼いて様子を見て、焦げそうならアルミホイルを被せて焼いてみるとよさそうです。
焼きあがりました!
※【コマ引用】「令和の家政婦さん」(小池田マヤ/双葉社)2巻より
上のコマの説明どおり、焼き立ての温かいうちは、中はやわらかくてしっとり。そして冷めるとサクサク、ホロホロの食感に。
ピーナッツバターそのものの濃厚な味で、もう理性がなければ食べつくしてしまいそうなほど美味しい。
作中でも描かれていますが、このクッキー、大人の呑兵衛のみなさまはぜひお酒と合わせてみてほしい。
バーボンソーダ(orハイボール)と、パラりと振った塩が効いたあまじょっぱい濃厚クッキーとの相性が、もうもう最高!
あまりにも美味しすぎて、SKIPPY2瓶目を買ってしまった……(カロリーこわい)。
瑛美さんのセリフに
「これ…お母さんのピーナッツバターだともっと美味しいのよ」
とありますが、とれたて落花生の手作りピーナッツバターなら、どれだけ美味しいんだろう。瑛美さん、なんて贅沢なものを食べて育ったんだ。
作り方は動画でもどうぞ↓
さて、エイエイのエピソードにはもうひとつ魅惑のピーナッツバターを使った料理が登場します。ボリュームが多くなった(&まとめて紹介するにはもったいないほど美味しかった)ので、また別の記事でご紹介させてください。
おもな材料は
・ピーナッツバター(作中の絵から、定番の「SKIPPY」を。私は粒のあるチャンクタイプを使いました) 200g
・卵 1個
・砂糖 100g
の3つのみ!
(※分量は作中の表現を参考にしたものです)
そして作り方も混ぜて焼くだけ、と超絶簡単です。
瑛美さんのセリフにも、「子供の私が初めて作ったお菓子」とありますが、確かにお子さんのお菓子づくりデビューにも良さそう。
ボウルにピーナッツバターを入れます。
私、SKIPPYのピーナッツバターって正直これまでちゃんと使い切ったことなかったんですが、ごそっとなくなってびっくり……。
溶き卵、グラニュー糖を加えて生地がまとまるまでよく混ぜます。
オーブンシートの上にスプーン等で生地をすくって並べ、フォークで十字に模様をつけて平らにします。
きれいに成形しなくてもいい、このラフさが楽しい。しかも手もほとんど汚れない……!
あとはお好みで上に塩を振って、トースターで焼くだけ。
うちは温度調整のできるオーブントースターを使ったので、160度で10~15分焼いてちょうどいい感じになりました。
温度調整がない場合は、3~4分焼いて様子を見て、焦げそうならアルミホイルを被せて焼いてみるとよさそうです。
焼きあがりました!
※【コマ引用】「令和の家政婦さん」(小池田マヤ/双葉社)2巻より
上のコマの説明どおり、焼き立ての温かいうちは、中はやわらかくてしっとり。そして冷めるとサクサク、ホロホロの食感に。
ピーナッツバターそのものの濃厚な味で、もう理性がなければ食べつくしてしまいそうなほど美味しい。
作中でも描かれていますが、このクッキー、大人の呑兵衛のみなさまはぜひお酒と合わせてみてほしい。
バーボンソーダ(orハイボール)と、パラりと振った塩が効いたあまじょっぱい濃厚クッキーとの相性が、もうもう最高!
あまりにも美味しすぎて、SKIPPY2瓶目を買ってしまった……(カロリーこわい)。
瑛美さんのセリフに
「これ…お母さんのピーナッツバターだともっと美味しいのよ」
とありますが、とれたて落花生の手作りピーナッツバターなら、どれだけ美味しいんだろう。瑛美さん、なんて贅沢なものを食べて育ったんだ。
作り方は動画でもどうぞ↓
さて、エイエイのエピソードにはもうひとつ魅惑のピーナッツバターを使った料理が登場します。ボリュームが多くなった(&まとめて紹介するにはもったいないほど美味しかった)ので、また別の記事でご紹介させてください。
コメント
コメント一覧 (15)
今ふと「里さんのピーナッツバターのクッキー作りたいな…」と検索したらトップにこちらが出てきて、やっぱり梅本さんすごいなー!となりました。
今回は特に作りたい!と考えてたものをタイムリーに更新されていて、魔法使い…!と思いました笑
早速今から買い物行ってきます!
いしさん
再訪くださって嬉しいです&更新頻度落ち気味なのでがんばらねば…。
やっぱりあのクッキーはみんな読んだら作りたくなっちゃいますよね!
冬にぴったりの濃厚味&材料も少ないので、ぜひぜひお試しください^^
こんなんバーで出されたら隔週で通ってしまう…(毎週は懐が苦しい)
ピーナッツバター大好きすぎて、高校生の時に自作しようとして試行錯誤したのを思い出しました
フードプロセッサーなんて高尚なものはなかったので、すりこぎで夜通しゴリゴリ擂り潰して、全然油分が出なくてペースト状にならないから水飴加えて無理やりそれらしきものに仕上げてました
本物には及びませんでしたが、自分で作るとさんわりましで美味しく感じるものですね
00092さん
確かにこんな気の利いたピーナッツをバーで出されたら、もう常連必至ですね。
すりこぎでピーナッツバター、すごい…ピーナッツバター愛を感じます!
私も一連の家政婦さん再現でピーナッツバター愛が高まったので、いつか自家製にチャレンジしてみたいなあ。
ルビー様ご提案ありがとうございます。
手巻きなら一人分でできますね!
やってみます!
いつも安定の再現率と美味しそう感がタマランです~(´ω`)
吉里さん
もったいないお言葉ありがとうございます!
作中の「美味しそう度」がハンパなくて、全メニュー制覇したくなっちゃいます。
ゆず酢を使ったすし酢に、ピーナツバターとたくあんという簡易版ですが
美味しいです!想像通りに美味しいという感じ
まずはピーナツバターとたくあんで一つだけ、手巻き寿司にしてみたらどうでしょう
もし口に合わない場合でも何とかなりますしね
その場合、残りのピーナツバターはこのクッキーで使うということで
ルビーさん
巻きずしチャレンジされたんですね!
ほうれん草抜きでも美味しいのか~~。ほうれん草を茹でるのが面倒なときは簡易版でもよさそうですね。
私もハマってまわりにも勧めまくったのですが、組み合わせを聞いただけで抵抗感のある人も少なくなく…手巻き寿司なら、ひと口からチャレンジできるので良さそう!
この里さんレシピにはまってしまって今年は生落花生を取り寄せてしまいました。
家族友人にも好評でした。日持ちしないのが残念です。
ピーナツバター巻きずしもこちらにアップしていただけるの楽しみにしてます!
レシピ検索しましたがあまりヒットしなくて自作する勇気がないのです。
梅本さんのように料理上手じゃないのですが、作業手順など拝見すると
やってみようかな?という気になります。
いつも参考にさせていただいてます。
とみーさん
やっぱり生落花生は格別なんですね。
そして生は、ほぼ日持ちしないことも買って初めて知りました…。どうしても乾燥ピーナッツのイメージが強いから、意外でした。
巻きずしも早くアップしたいです(巻き方が下手なので、ご笑覧ください…)。
しっとりしてて不思議な歯応えがあって、落花生の香りもちゃんとして。
いろんなオイルで試したくなるレシピですね。
ピーナッツバターのクッキーはアメリカンな雰囲気。
小麦粉なしでもクッキーになるなんてびっくりです。
ピーナッツバターは牛乳に溶かして飲むのが好きです。
ホットでもアイスでも良し。好みの砂糖で味付けて。
料理研究家の奥村彪生さんが紹介してるのを試して以来大好きです。
麻さん
ゆで落花生、お店で食べたことはあったけど自宅で作るのは初めてで、その美味しさに感激でした!
確かにほかの調味オイルだとどんな味になるんだろう…気になります。
ピーナッツバター+牛乳、初耳でしたが美味しそう~~。
以前はパンに塗る使い方しか知らなくて持て余し気味でしたが、今なら一瓶すぐ使い切ってしまいそうw
里さんレシピ全部 分量とかきっちり教えてもらっても、
ワタシはきっと里さんのように美味しくは作れないだろうな🤤
kyakyaさん
家政婦さんファンの方にご覧いただけて嬉しいです!
里シリーズのレシピを自分で作るたびに、「自分じゃなくて里に作ってほしい…!疲れたときにさっと食卓に出してほしい…!」と強く思いますw