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こびとたちの小さな生活を描く「ハクメイとミコチ」。
最新刊の9巻では、ハクメイとミコチの出会いがようやく明らかになりました。

今では同じ家で仲良く一緒に暮らすふたりですが、出会った時のお互いの印象はあまり良いものではなかったようで……。

エピソードの最後に登場するのが、この生姜レモネードの安白ワイン割り





出会った当時、ミコチの家にあった生姜の砂糖漬けをベースに、ハクメイがアレンジした飲み物。

ミコチが
「この割り合いはハクメイにしか作れないのよねえ」
と言うほど、いまやふたりの家の定番になっているよう。


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※【コマ引用】「ハクメイとミコチ」(樫木祐人/KADOKAWA)9巻より


「生姜レモネード」というところでもう「おっ?」となるのに、それを「安白ワイン割り」するだなんてーーー!!と悶えてしまった。樫木先生のこういうセンス、ほんとツボです。


作中にレシピはないので配合含めて想像で作るしかありませんが、自己流でチャレンジしてみました。

まずは生姜の砂糖漬けを作るところから。

材料:(レシピ・分量は想像です)
・生姜 250g
・グラニュー糖 200g
・はちみつ 30g
・お好みで唐辛子、クローブ(ホール)、シナモンスティックなどのスパイス

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分量のうち半分の生姜を薄くスライスします(今回は皮付きにしましたが、お好みで)。

作中の絵を見ると、瓶の中にシロップに漬かった生姜がゴロゴロ入っているのが見えます。毎度ながら、こういう小人たちの世界ならではの描写に萌える……。

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※【コマ引用】「ハクメイとミコチ」(樫木祐人/KADOKAWA)9巻より

薄くスライスした生姜だけだと、このゴロゴロ感は出ないよな〜と思い、もう半量の生姜は大きくカットすることに。ただこのままだと生姜のエキスが出にくそうなので、包丁の腹で潰してから使いました。

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↑こんな感じ。


煮沸消毒した瓶(500ml容量)に、生姜とグラニュー糖を交互に重ねていきます。大き目の生姜の底のほうに適当に入れます。

スパイスとして、唐辛子とホールのクローブも入れました。

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こちらを砂糖が溶け切るまで(1〜2日)常温で置き、溶けきったら冷蔵庫で保存します。

私は2週間ほど漬け込みました。

さて、いよいよ生姜レモネードを白ワインで割ります!
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あらためて材料は、
・レモン果汁:1個分
・生姜シロップ:大さじ4~5
・白ワイン:300ccくらい

上記で私にはちょうどいい塩梅に仕上がりましたが、人によってはちょっと甘めかもしれないので様子を見てベストなバランスに調整してみてください~。

白ワインは数百円くらいの、ほんとに安いやつ(辛口)。最近は安いワインの種類豊富でありがたや…。

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真ん中の小さなグラスはコクワガタのコハルちゃん用です。

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飲んだ感想:
レモンの爽やかさに、生姜シロップの甘みとほんのりスパイシーな風味。

大人になっていろいろなお酒に慣れると、甘口のワインを飲む機会って減りがちだけど、やっぱり口当たりがよくて美味しいなあ…!

飲みやすいので、たっぷり作ってもガンガンおかわりしてしまう。しっかり甘いのでこれだけで満足できて、おつまみもいらないくらい。

今回の生姜シロップはあまり辛味が出ない仕上がりになってしまったけど、ウィルキンソンみたいな辛味のあるタイプが好みなので、もうちょっと調整したいところ(唐辛子を増やすといいのかな)。

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2人と1匹で会話に花を咲かせるのに、こんな飲み物がテーブルにあれば時間が過ぎるのも忘れてしまいそう。

初夏のみぎり、ベランダで飲みたくなるようなカクテルです。


ハクメイとミコチ 9巻 (HARTA COMIX)
樫木 祐人
KADOKAWA
2021-01-15



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