怒涛のように美味しいものが登場する「令和の家政婦さん」2巻から、ネギのコンフィを再現。
先日ご紹介したトリンチャツはビールにぴったりのおつまみでしたが、今回は白ワインにめちゃめちゃ合う一皿です。
(2巻はこの後も日本酒、バーボンなどお酒とのマリアージュ料理が続いて、呑兵衛はいてもたってもいられなくなります)
瑛美さんにワインに合う料理をリクエストされて、里がふるまったのがこの料理(セリフでは「ネギのオリーブオイル煮」となっています)。
※【コマ引用】より
コンフィといえばお肉料理を思い浮かべますが、野菜版もあるとは知らなかった! 巻中に小池田先生の直筆レシピも掲載されているので、参考に作ってみました。
作り方:(※分量は作品をご確認ください)
基本の材料は
- ネギ
- にんにく
- オリーブオイル
- 塩
さらに漬け込む際に以下もあれば◎。
ネギは幅をそろえてカットする(作中はもうちょっと長めだったかも…)。青い部分もまるごと使います。
小鍋にネギ、つぶしたニンニクを入れ、オリーブオイルと水を半量ずつひたひたまで加えて塩を入れる。
フタをして、沸騰させないようにとろ火の状態で煮る。
うちのガスコンロは弱火より下のとろ火設定ができないので、IH調理器で煮込みました。
IH調理器の一番低い温度設定だとかなり時間がかかって、1時間半ほど煮込んだかも?
ネギの色も変わって、だいぶとろっとしてきたのでこのへんで火を止めます。
ネギを煮込んでいる間に、瓶詰のケッパーの下ごしらえ。
作中で里がやっていたように(というか瑛美さんが想像したように)、瓶詰特有のくさみを消すために、ディルと一緒に漬けこんでおきます。これでやりかた合ってるかな…?
保存容器にオイルごと移し替え、レモンスライス、ケッパー(今回はディルは取り除いたけど、一緒でもいいかも)、ホールの黒コショウを加えて保存。
※使うオリーブオイルによっては、冷蔵庫で保存するとオイルが固まってしまう場合もあります。気になるようなら、食べる前に少し温めてもいいかと。
よく冷えた白ワインと一緒に。
ネギを煮込んだだけなのに、絶対美味しいやんとわかるやつ…!
食べた感想:
じっくり低温で煮込まれたネギは、煮くずれていないのにトロトロ食感で、甘みがあってうっとりしてしまう。
一緒に漬けこんだレモンとケッパーの酸味が爽やかで、永遠に食べられると思える美味しさ。ネギ煮込んだだけなのに、白ワインと合わせるとすごい贅沢なもの食べてるような気になる……。
たっぷりこさえたはずなのに、一瞬でなくなってしまった。ネギの旬といえば冬だけど、これは夏でも食べたくなりそう。
今回のエピソードで気になったアイテムのひとつといえば、木姜油(ムージャンヨゥ)!
日本では山蒼子(さんそうし)とも呼ばれるクスノキ科の植物の種の香味油で、レモンのような風味が特徴とのこと。
↓こちらは購入したのと別のお店ですが、このパッケージの商品を頼んだはずが上の写真のものが来たのはなぜ…。
作中では、里が泥付きピーナッツの塩ゆでを、この木姜油と紹興酒に漬けて出していたのが印象的でした。泥付きの生落花生が出る季節になったら作ってみたい!
木姜油はネギのコンフィにたらして食べるのもうまい、と里のセリフにあったので、まずはこちらで試食。
想像以上に鮮烈なレモングラスに似た香り。これは小池田先生のあとがきにあるように、タイ料理に浸かったり、お風呂に入れてもOKというのも納得です。通販サイトで見た情報だと、四川系の麻婆豆腐にたらすのも美味しいらしい。
という作中の里のセリフどおり、冷徹なバリキャリにもかかわらず、瑛美さん回に登場するのは素朴な素材を使った料理ばかり。
エピソードが進むにつれて、里が見抜いたような、彼女の少女のような核の部分があらわになっていくのも見どころです。
▽家政婦さんシリーズの再現一覧はこちら
- ケッパー(瓶詰め)
- ディル
- レモン(スライスしておく)
- 黒胡椒(ホール)
ネギは幅をそろえてカットする(作中はもうちょっと長めだったかも…)。青い部分もまるごと使います。
小鍋にネギ、つぶしたニンニクを入れ、オリーブオイルと水を半量ずつひたひたまで加えて塩を入れる。
フタをして、沸騰させないようにとろ火の状態で煮る。
うちのガスコンロは弱火より下のとろ火設定ができないので、IH調理器で煮込みました。
IH調理器の一番低い温度設定だとかなり時間がかかって、1時間半ほど煮込んだかも?
ネギの色も変わって、だいぶとろっとしてきたのでこのへんで火を止めます。
ネギを煮込んでいる間に、瓶詰のケッパーの下ごしらえ。
作中で里がやっていたように(というか瑛美さんが想像したように)、瓶詰特有のくさみを消すために、ディルと一緒に漬けこんでおきます。これでやりかた合ってるかな…?
保存容器にオイルごと移し替え、レモンスライス、ケッパー(今回はディルは取り除いたけど、一緒でもいいかも)、ホールの黒コショウを加えて保存。
※使うオリーブオイルによっては、冷蔵庫で保存するとオイルが固まってしまう場合もあります。気になるようなら、食べる前に少し温めてもいいかと。
よく冷えた白ワインと一緒に。
ネギを煮込んだだけなのに、絶対美味しいやんとわかるやつ…!
食べた感想:
じっくり低温で煮込まれたネギは、煮くずれていないのにトロトロ食感で、甘みがあってうっとりしてしまう。
一緒に漬けこんだレモンとケッパーの酸味が爽やかで、永遠に食べられると思える美味しさ。ネギ煮込んだだけなのに、白ワインと合わせるとすごい贅沢なもの食べてるような気になる……。
たっぷりこさえたはずなのに、一瞬でなくなってしまった。ネギの旬といえば冬だけど、これは夏でも食べたくなりそう。
今回のエピソードで気になったアイテムのひとつといえば、木姜油(ムージャンヨゥ)!
日本では山蒼子(さんそうし)とも呼ばれるクスノキ科の植物の種の香味油で、レモンのような風味が特徴とのこと。
↓こちらは購入したのと別のお店ですが、このパッケージの商品を頼んだはずが上の写真のものが来たのはなぜ…。
作中では、里が泥付きピーナッツの塩ゆでを、この木姜油と紹興酒に漬けて出していたのが印象的でした。泥付きの生落花生が出る季節になったら作ってみたい!
木姜油はネギのコンフィにたらして食べるのもうまい、と里のセリフにあったので、まずはこちらで試食。
想像以上に鮮烈なレモングラスに似た香り。これは小池田先生のあとがきにあるように、タイ料理に浸かったり、お風呂に入れてもOKというのも納得です。通販サイトで見た情報だと、四川系の麻婆豆腐にたらすのも美味しいらしい。
ネギとかイモとか ピーナッツとか
そーゆー田舎臭いのが好きなんだよなあんたは
という作中の里のセリフどおり、冷徹なバリキャリにもかかわらず、瑛美さん回に登場するのは素朴な素材を使った料理ばかり。
エピソードが進むにつれて、里が見抜いたような、彼女の少女のような核の部分があらわになっていくのも見どころです。
▽家政婦さんシリーズの再現一覧はこちら
コメント
コメント一覧 (6)
774さん
和名が意外すぎますねw>ランダきじかくし
そして雌雄で味が違う、というのも初めて知りました…!
自生のアスパラガス、日本の山菜採りみたいな感覚なんでしょうか。食べてみたい~。
これニンニクもおいしそうだなぁ…。
774さんが「貧乏人のアスパラガス」と書いていて「おっ」となりました。
私の父が長ネギの水煮(シロさんの長ネギのコンソメ煮のコンソメ抜きです)を「貧乏人のホワイトアスパラ」と呼んで食べていたのです。その言い方が面白くて覚えていたのですが、もしかしたら本かテレビかで知った事をさも自分が考えた風に言っていたのかしら…?(笑)
野菜が貧乏人の食べ物という価値観も新鮮ですね~。
今はセレブになればなるほど菜食主義者が目立つのも面白い。
麻さん
何食べのコンソメ煮も名作ですよね…!ネギ大量に買っちゃった時につい作ってしまいます。
そして「貧乏人のアスパラガス」、お父様までw
確かに一度覚えたら、つい言いたくなってしまうフレーズかもしれません…(私もどこかで披露できる機会ないかしら)。
野菜って自炊すると安くつくけど、外食でちゃんと食べようとすると高くつくの、いつも不思議です…。
葱は中世「貧乏人のアスパラガス」と呼ばれて下級民の食べ物だったようです、ニンニクも貧乏人のスパイス扱いだったよう。お野菜がそもそも貧乏人の食事扱いだったらしい。肉食民族め。
じっくり火を通すとネギ類は美味しいですね。
774さん
おおー、コンフィってそういう意味だったんですね…!(「油で煮る」みたいな意味かと勘違いしてました…無知)
そして「貧乏人のアスパラガス」のネーミングが、「中世でもアスパラガスって高級品だったのか…」とちょっとツボに入りましたw