「きのう何食べた?」17巻に登場するバレンタインメニューを再現しました。ケンジの乙女っぷりが堪能できるエピソードです。
毎年ちゃんとチョコレートギフトを忘れないシロさん。しかも某人気ショコラ催事の高級アソート!。
しかしケンジはもはや恒例化したこのギフトに、心がこもっていないと猛抗議(この面倒くささ…完全に乙女)。
チョコのかわりに、彼の推し俳優が出ている映画鑑賞デート&おうちディナーを提案します。
映画から帰ってきた後すぐ仕上げられるよう、シロさんが当日準備したのがこの献立。
・鶏手羽先のポトフ
・ブロッコリーとエリンギのアヒージョ
・バゲット
※【コマ引用】「きのう何食べた?」(よしながふみ/講談社)17巻より
17巻は洋食メニューが多かったけれど、これもひとつ前のエビグラタンの献立から食材がつながっているので、続けて作るといいかもしれません。
作り方:(分量は作品をご確認ください)
材料
・手羽先
・ソーセージ
・キャベツ
・メークイン
・ニンジン
・玉ねぎ
・ローリエ
・コンソメ
玉ねぎとキャベツは芯をつけたままそれぞれくし切りに。
メークインは半分、ニンジンは長さ半分に切ってから縦4等分。
ソーセージは斜め半分に切ります。
鍋(大鍋じゃないと入りきらないかも)に野菜、ソーセージ、手羽先を入れて水をそそぎ、コンソメキューブとローリエを加えて火にかけ、沸騰したらアクを取り除き、弱火で30分煮込みます。
この間にポトフを「味変」するマスタードソースづくり。
マヨネーズ、オリーブオイル、フレンチマスタードをよく混ぜておきます。
さらにアヒージョの準備もしちゃいます。
材料
・エリンギ
・ブロッコリー
・アンチョビ
・にんにく
・鷹の爪(タネをとっておく)
・オリーブオイル
エリンギはひと口大、ブロッコリーは小さ目のひと口大にカット。
(エリンギの切り方、作中だと縦長に切ってましたね…間違えた)
アンチョビとにんにくはみじん切りにします。
フライパンにオリーブオイルを注ぎ、ほかの材料を加えます。
これで2品の準備完了!
あとは食べる前に温めたりするだけなので、午前中や昼にささっと準備したら、出かけちゃっても帰宅後すぐに夕飯が食べられる……ハラショー!
さて、夕飯の時間です。
ポトフの鍋は再度火にかけ、温まったら塩コショウで最後に味を調整。
アヒージョを盛りつける耐熱皿はオーブンであらかじめ温めておきます。
アヒージョの準備をしたフライパンに蓋をし、火にかけます。
火が通ったら野菜の味をみて塩加減を調整し、温めた耐熱皿に盛りつけて完成。
白ワインとともに食卓へ。
(バゲットが売り切れてたのでカンパーニュで代用してます)
どちらの料理も「材料切って煮るだけ」と手間がかかってないのに、ちゃんとご馳走感が出てますね。
食べた感想:
おうちだから、手羽先も手づかみで遠慮なくいきます。お肉が骨からするっと外れて食べやすい。
キャベツと玉ねぎはくたくた、にんじんもゴロっとしてるのにやわらか。じゃがいもはメークインを使ってるので、煮崩れていないのも嬉しい。
しかしさすが男ふたりの食卓。
かなり大量にできるので一度では食べきれず、2~3日に分けてたっぷり楽しめました。翌日の、野菜と肉のうまみがじっくり溶け込んだスープも美味しい。
味変用のマスタードソースを使うと、野菜が温サラダ風に楽しめます。
余ったポトフにカレー粉を入れたら、スープカレー風にもなりそう。
さてこちらはアヒージョ。オイルに対して具材もりもりにしすぎたかもしれない…。
エリンギとニンニクのうまみとアンチョビの塩気がオイルにしみ込んでいて、パンを浸せばこれだけでつまみになる美味しさ。うー、白ワインに合いますね。
よしなが先生のあとがきにもありますが、ポトフもアヒージョも具材を自分好みにアレンジしやすい点も魅力。余っている食材の消化にもいいし、鍋感覚でもっと定番化していいメニューかも。
バレンタインというと、昭和の少女漫画世代はどうしても女子→男子に告白というイメージを思い浮かべてしまうけれど、最近は友人同士でチョコを贈り合うのが主流になってるみたいですね。カップル同士でも、シロさん&ケンジのようにお互いが贈り物をし合うスタイルも一般的になっていくのかもしれません。
コメント
コメント一覧 (10)
私も、バレンタインデーではないですが、ポトフとアヒージョ、作りました!(^^)
ポトフはシャトルシェフを使いました。けっこう楽。
でも、最初は、具材が多いので煮汁が足りない感じで……
「大丈夫なのかな?」と思いつつも、煮たら水分が出てきて、ちょうど良くなりました。よかった……
3日分できました。
Umebonさんが書かれていたのを参考に、最後はカレー粉とガラムマサラを投入。これもまた、美味しかったです。
アヒージョは、フライパンではなく、BRUNOのホットプレートのたこ焼きプレートで作りました。エリンギの代わりにマッシュルームを、それとたことミニトマトを入れました。
どちらも、具材を変えたらまた別の美味しさがまた出てきそうですよね♪
でも、出来上がった後、こちらのこのブログを拝見して、いつも思うのですよ。
「私もこんな風にきれいな感じになるはずだったのに……」
と。
Umebonさんの盛り付けも、見習わないと……
銀猫さん
シャトルシェフ、ずっとあこがれの調理アイテムです!(置く場所がなくて買えない…)
BRUNOのホットプレート、私も持ってるので試したくなりました>アヒージョ
お酒飲みながらアヒージョつまみたい…!
盛り付け、写真撮って公開する前提なので奮闘してますが、プライベートではほんとにひどいのでご安心くださいw
梅本さんの記事をみてアヒージョも挑戦したくなりました〜。
まるこさん
私もふだんポトフはソーセージやベーコンが中心だったんですが、このエピソードで手羽先入れてもいいんだ!と開眼しました^^
手羽先ってお高いソーセージ買うよりも安く済むし、シロさんありがとう…という気持ち。
アヒージョも手軽で美味しかったので、ぜひ~!
こんなことしてくれる相手に「チョコいらない!愛してるんなら映画デートしてよ!」とおねだりができるケンジが羨ましすぎる・・・。
アヒージョもすっかり日本の食卓に浸透しましたねぇ、すごい。
やっぱり「おしゃれ」「簡単」「酒が進む」は強い。
ポトフみたいな煮込み料理は作る時はどーんと鍋いっぱいに作るが吉ですよ。
スープとして出して良し、ちょい足しでアレンジして良し。
冷蔵庫にアイツがいる、という頼もしさ、好きです。
麻さん
わー、嬉しいです!確か100均で買ったような気がしますw>カゴ
ケンジのおねだり上手っぷりは見習いたいですよね、我々女性陣も…。
ポトフは大量に作るべし、今後も肝に銘じますw
冷蔵庫にストック、たしかに頼もしい光景だ…!
他にもアイオリソースにカレー粉と豆板醤を混ぜてスパイシーにした感じのもありました
それと、肉の部位的に野菜共々じっくり煮られるのが確定してる手羽先さんは別としてそ^セージの扱いに関してもあれこれと考えさせれます
シロさんはアイントプフみたく、ソーセージを出汁的なポジションとしてます
でも銀の匙とか見てると、ソーセージを温め直すタイミングで入れてパリッとした触感と溢れる肉汁を粒入りマスタードで楽しむ……のもいいかなぁと
しかし、こうして仲良く宅のみディナーをシロさんとケンジが楽しんでる頃、小日向さんをジルベールが翻弄してるんだろうなぁと思うと、男同士でもバレンタインは悲哀こもごもですねとw
まーむさん
わー、ニンニク入りのソースも確かに美味しそう!
アイオリソース、外食のお店でよく目にするけど、どうやって作るのか初めて知りました(恥)。
ソーセージを出汁として使うか、具材として扱うかで楽しみ方も変わってくるんですね。
小日向さんちのバレンタイン、確かにどんな事態になってるのか…見てみたいですw
美味しさに感動しました
その時に手作りのタルタルソースを添えて下さったので
うちで作るようになってからもタルタルソースです
このシロさんのソースもおいしそうですね~
具が少なくなってきたら細かく折ったパスタをいれて
パスタ入りミネストローネにしたりしてます
あとポトフ→ハヤシライス→カレーという三段階もw
(途中で玉ねぎとか足さないと具無しですが)
KIKIさん
ポトフにタルタルソース、美味しそうです!
シンプルな味つけなので、こういう味変の調味料があるとより美味しいですよね。
ポトフ三変化、すばらしいですw
私は即カレーにしがちですが、ミネストローネやハヤシライス、真似してみたい!