生のとうもろこしがスーパーで手に入る季節もそろそろ終了の予感……。
ということで、「凪のお暇」で気になっていたコーンとツナ缶のおにぎりを再現してみました。
※【コマ引用】「凪のお暇」(コナリミサト/秋田書店)3巻より
実家の母から呪いのように大量に送られてくる皮つきのとうもろこし。
ぎっしり整然と並んだ粒に幼少期のトラウマが重なって、凪はとうもろこしのビジュアルが苦手のようです。
長年積み重なった母への複雑な気持ちを、ゴンのアドバイスで「キライ」と初めて口にできた凪。
吹っ切れたような気持ちで手にしたとうもろこしで作ったのが、ツナ缶と出汁で炊いた炊きこみゴハン。
これをおにぎりにして、翌日公園で食べるシーンも美味しそうでした。
動画もどうぞ~。
とうもろこしを皮つきのまま茹でます(沸騰したお湯で5分くらい)。
とうもろこし1本に対し、ツナ缶1個(今回はノンオイル)、お米(2合)。
これずっと試してみたかったのです。
作中で紹介されていた、とうもろこしの粒を外す裏技。
割りばしを押し当てていくと、粒がミシミシ、ポロポロと外れていって超快感…!
この作業を永遠にやるバイトしたい。
といだ米を土鍋に入れ、だし(ノンオイルツナ缶の汁も一緒にあわせて、米と同量分)を注ぎます。
コーン、ツナを入れてフタをし、浸水させてから炊きます。
強火で火にかけ、沸騰したら弱火に落として10分。その後火を止めて10分。
蒸らし終わったら完成です。
熱いうちに混ぜて、手水にとって塩をきかせておにぎりにします。
生とうもろこしの甘くてシャキシャキした食感が、夏~~!とテンションを上げてくれます。
お茶碗によそってお箸で食べるのもいいけれど、この炊きこみゴハンに限ってはおにぎりのほうがより美味しいかも。コーン粒がこぼれるのも気にせず、手にもってむしゃむしゃ食べるのがよい。
凪にとっては同調圧力の象徴のようなとうもろこしだけど、こんなはじけるようなポップなおにぎりになるポテンシャルも秘めているのだ。
もちろん外で食べてもおいしい!
(とうもろこし入りのおにぎりは傷みやすいので、持ち運ぶときは保冷剤と一緒にして早めに食べましょう)
今年は雨も多かったし自粛生活続きで、こうやって屋外でご飯食べるのすごく久しぶりでなんだか楽しかった。
さて、このおにぎりに絶対合いそうだな~と思って一緒に作ってみたのが、最新刊7巻に出てきた、ぬか漬けのオリーブ油&黒コショウがけ。
※【コマ引用】「凪のお暇」(コナリミサト/秋田書店)7巻より
凪が実家で作ったサラダ風の一品です。
今回は定番のきゅうり、にんじん、ナス。
ぬか漬けの発酵と酸味がオリーブオイルのさわやかな風味と予想以上にぴったり…!
そのままでもいいけれど、オリーブオイルをかけたあと冷蔵庫でいったん冷やしてから食べると、よりさっぱりしておすすめ。お米もいいけどワインや日本酒が飲みたくなります。
しかしぬか漬けをこんなオシャレ惣菜に変身させてしまう凪の創意工夫を誉めつつ、結局このお皿に手をつけないおばあちゃんの描写がリアルで震えます。
絶対に帰りたくなくても、一度帰るとずるずると根が生えてしまう実家という存在。
7巻からの凪の地元帰還編は、えぐられるような地獄みがあって今後も目が離せません……。
コメント