最新刊の「何食べ」17巻から、フレンチトーストを再現しました。
貞操の危機に遭ったケンジを労る朝食でもあります。
※【コマ引用】「きのう何食べた?」(よしながふみ/講談社)17巻より
美容院の常連の女性社長・須山さんとプライベートで飲むことになったケンジ。
美容院でなるべく会話したくないコミュ障(※私です)からすると別世界の話ですが、「美容師と飲みたがる客」は一定数いるようで、プライベートの悩みを遠慮なく吐き出せる、というのが理由のよう。
須山さんもそのタイプで、不倫の愚痴をひとしきりぶつけた後、2件目に向かったのは彼女の仕事用マンション。
そこであからさまなモーションをかけられ、太客ゆえに無下に断れずガクブルするケンジ。その危機を救ったのはシロさんからの1本の電話でした。
逃げるように帰り、ショックのあまりのやけ食いを思いとどまった翌朝、シロさんが作ってくれたのがこのフレンチトースト。
普段は厚生労働省の推奨を受けそうな健康度の高い献立のシロさんですが、息抜き的なカロリー度外視メニューは朝食時、というパターンが多い気がします。
このフレンチトーストも、精神的に疲労困憊したケンジへの労りの気持ちが見えますね。
(そして前店長のヒロちゃんの私生活が乱れてしまった原因の判明に、作中と同じく「あ~~~…」となってしまった)
作り方は動画でもどうぞ。
材料(分量は作品を参照してください):
・食パン
・卵
・生クリーム
・牛乳
・砂糖
・バター
・はちみつ
1.ボウルに卵を割り入れ、生クリーム、牛乳、砂糖を入れて泡だて器でよく混ぜる。
2.食パンを半分にカットしてバットに並べ、1.の液を注いで30分以上浸す(途中で一度裏返す)。
30分でけっこう吸いますね。
3.フライパンにバターを入れて熱し、パンを静かに並べる(柔らかくなっているのでくずれないよう注意)。けっこうぎゅうぎゅうになるので、フライパンは直径大きめのものを使うのがおすすめです。
フタをして中弱火で3分程度焼き、裏返してさっとキツネ色になるまで焼けたら完成。
ヨーグルト、ホットコーヒーと一緒に。
今朝はカロリー無礼講……と、ハチミツもたっぷりかけます。
食べた感想:
普段自分で作るフレンチトーストって、卵や牛乳の臭みが気になってしまうときがあるんですが、これは全然気にならなくてびっくり。ホイップクリームを乗せなくても、パンにしみ込んだ生クリームのまろやかさがダイレクトに味わえます。
ちなみに今回使った生クリームは、私が日頃愛してやまないタカナシ乳業の「クリーミーフレッシュ」という商品なんですが、これは純生クリームではないので作中よりあっさりした仕上がりになっているかもしれない。今度はちゃんとした生クリームでも試してみよう。
17巻は洋食系のメニューが多くて、おうちでご馳走献立を作りたいときの参考になりそうです。
コメント
コメント一覧 (6)
おいしそうですよね〜 これ(^^)
食べるのは好きだけれど、作るのが面倒臭そう…… とうことで、今まで作ってこなかったのですが……
こうやってシロさんが作るのを見たら、
「やっぱり、作ろうか……」
という気持ちになります(笑)
umebonさんのこの再現を見ても、思いました。
近々、作るかな……
前の店長のヒロちゃんの件は、きっかけはどうあれ
「お客さんとじゃマズイかなと思って、
ネイルのお姉さんと!」
「つまむ程度にしますよ、女!」
という発言がありますから……
私のヒロちゃんの評価は、プラマイゼロで変わらないですね(^^;
銀猫さん
漬けこんだりする時間は必要ですが、作り始めると意外と簡単なので時間のある日の朝食にぜひ!
ヒロ店長のこと、一瞬同情しかけたけどよく考えたら確かに…ですねw
一晩寝かせるさん
ひと晩漬けこむフレンチトースト、本格的であこがれです…!
仕上げに砂糖をまぶすレシピ、私も土井先生レシピで覚えてやってみましたが、キャラメリゼ風の仕上げになってめちゃくちゃ美味しいですよね…。
フレンチトーストは手間をかけた分だけ美味しくなる、納得です。
ところで「何食べ」ともフレンチトーストとも関係ないのですが、コーヒーの入っている「きれいなジャイアン」のマグ、うちの夫も愛用しています。「お!」と思ってコメントをよせた次第です。
くみこさん
きれいなジャイアンマグ、お持ちでしたか…!
やっぱり藤子不二雄ミュージアムでお買いになりましたか?
あそこのグッズ、どれもかわいくて買い占めたくなりますよね。
うちはあとジャイアンシチュー皿もありますw(ジャイアンの手書きレシピ付きでした)