あけましておめでとうございます。今年もぼちぼち続けてまいります。
正月といえば、「きのう何食べた」の新春スペシャルドラマ! 帰省した実家でゴロゴロしながら楽しみました。ケンジは相変わらず乙女だし、小日向さん大活躍だし、3本立てなのに時間の長さ感じない構成でしたね。
さて今回は最新刊の16巻から牛丼献立です。
・牛丼
・豆苗のおひたし
・レタスサラダ
・しめじのみそ汁
シロさんのガッツリ系丼ぶりメニュー、ちょっと貴重ですよね。
※【コマ引用】「きのう何食べた?」(よしながふみ/講談社)16巻より
ケンジと付き合う以前、「ノブさん」という恋人と同棲していたシロさん。
しかし関係はいびつだったようで、惚れた弱みから理不尽な仕打ちを受けても耐える日々。夕飯用の食材をノブさんに勝手に使われ口論になったときも、シロさんは泣き寝入り(同じ女王&下僕関係でも、小日向さん&ジルベールとはちょっと種類が違う感じですよね)。
同じシチュエーションが今の暮らしでも起こります。
牛丼用の玉ねぎを、ケンジがうっかり使ってしまっていたのです。
またあの時のように険悪になるかと思いきや、謝りつつさっと玉ねぎを買いに走るケンジ。その姿を見て、シロさんは胸をつまらせます。
どの家庭でも起こる諍いだけど、こういう小さな問題解決の場面でこそ、エゴをぶつけあわず相手を思いやれるかどうかが大事なんだな…と気づかされたシーンでした。新年こそ読み返して自省したいエピソードかも…。
作り方:(分量は作品を参照してください)
まずは汁物と副菜の準備。
コンロにみそ汁用の鍋、豆苗をゆでる鍋を用意し、お湯をわかす。
その間に豆苗の根元を切り、ネギは小口切り、しめじは石づきをとっておく。
お湯がわいたら、みそ汁用の鍋にしめじを入れ、味噌を溶く。
豆苗は40秒ゆでてザルにあけておく。
再びお湯をわかしてしらたきを2~3分下茹でし、水洗いしてザルにとり適当な長さに切っておく。
次にサラダの準備。
サニーレタスをひと口大にちぎっておく。
ドレッシングは顆粒鶏ガラスープ、塩、砂糖、コショウ、チューブニンニク、ごま油を混ぜておく。食べる直前にこれをサニーレタスとあえる。
玉ねぎは薄切りにする。
大きめの鍋に薄切りした玉ねぎ、白滝、水を入れて火にかける。
ここにめんつゆ、しょうゆ、砂糖を加え、沸騰したら中火で5分ほど煮る。
庶民の味方、アメリカ産牛バラ薄切り肉です。2日分(4人分)作るので、量はたっぷり。
国産牛推しのスーパーで米国産牛を買うときちょっと肩身がせまいのですが、牛丼のときは!堂々自信を持って買う! なぜなら!牛丼の超一流店こと吉野家先生でも「肉は米国産」と決まってるから!
鍋に牛肉を投入するときのコツは、しっかりほぐして入れるのがポイントのようです。
一度にドバっといれず、しゃぶしゃぶのように少量ずつ箸でしっかりほぐしながら入れるといいかも。
アクをすくいながら中弱火で10~15分煮込んだら完成。
(この間に、冷めた豆苗の水気をしぼってざく切りにし、おかか&ポン酢をかけておく)
炊きたてご飯にたっぷり乗せて…
仕上げに紅ショウガも忘れず。
副菜&汁物も並べて、シロさんのがっつり&ヘルシーな牛丼献立の完成。
食べた感想:
チェーン店の牛丼よりあっさり目、でもしっかり煮込んで味がからんだアタマが美味しい。
糸コン1袋投入は多かったかな~、と思いきや食べると意外にちょうどいい分量と気づきます(お肉が多すぎると中年はちょっとキツイんじゃ…)。
あと紅ショウガ。
牛丼チェーンで食べるときはそれほど執心しないんだけど、家牛丼のときは「カレーにらっきょう」くらい必要な存在だと思える。なぜか。
豆苗のおひたし:
シャキシャキ食感にさっぱりしたポン酢が牛丼の副菜にぴったり。
しめじのみそ汁:
しめじから出たダシだけでも十分おいしい、シンプルなお味噌汁。
レタスサラダ:
油を使わないタレでヘルシー。チョレギサラダ風で美味しい。
量もたっぷりできるので、作り置きとして翌日以降も楽しめます。すき家風にチーズやキムチなどトッピングするのもよさそう。
よしなが先生のあとがきにもあったけど、白滝を抜いて作れば冷凍保存もできるようです。何にもしたくない日に、冷凍庫にこれがあったら助かりそう…。
そういえば年末にクリスマスメニューの記事の写真を入れ替えました。
今年は過去記事のリメイクも少しずつやりたいです。
コメント
コメント一覧 (4)
タイトルにひかれてお邪魔しました。
「きのう何食べた?」良いですね。
ほんわかした食卓はシアワセを感じます。
beerwalkさん
はじめまして、ご訪問ありがとうございます!
「何食べ」、ドラマ化のおかげで私の周囲でも見る人が増えて話が盛り上がるのがうれしいです^^
めんつゆ、しょうゆ、砂糖でタレを作り、まずは牛肉を柔くなるまで煮る。
それをパットにあげてから肉の出汁が出たタレで白滝と玉ねぎを煮る。
食べる分だけ小鍋で肉と合わせて味を見て必要なら整えてから丼に載せます。
すきやきの場合、神経質に豆腐か野菜で隔離して煮る白滝と牛肉を大胆不敵に似てしまえる牛丼の煮込み。
いっそ、日持ちの為にもお前なんか入れてやるかと思いつつも、二日目にシミシミになった白滝を思うと入れざるを得ない自分に愕然とします。牛丼は魔力に満ちた食べ物なんですねぇ
まーむさん
おお、食べる前にひと手間加える高度なアレンジですね!美味しそう…!
そうなんですよね、白滝って入れる前は「しゃーないな、お前も入れてやるか」とナメてかかるんですけど、いざ入れてみると「お前がいてよかった…!」となりますよねw