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サバ缶の生産量がツナ缶を上回った…というニュース記事を最近見て、「へええ」と驚いたのですが、確かにこのごろはスーパーの棚で、サバの水煮缶がごっそり消えている光景をたびたび目にします。

私も以前はほとんど食べなかったのに、最近はレシピのバリエーションも豊富で手に取る機会が増えた気がする。

そういえば、去年の夏にたびたびお世話になったサバ缶料理があったな、と思い出して今年も作ってみたのが、「オリオリスープ」1巻に登場するサバ缶の冷や汁。
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※【コマ引用】「オリオリスープ」(綿貫芳子/講談社)1巻より

主人公・織ヱの同僚デザイナー、駒井ちゃんが悩んでいるのは、昔話の「かさこ地蔵」のように食材を置いていく母親のこと。一人暮らしの娘を心配しての行動ですが、ふだん外食で済ましている駒井ちゃんには有難迷惑。

織ヱはそんな彼女に自炊を提案し、アパートまで手伝いに行くことに。
実家から送られた自家製のみずみずしいキュウリを織ヱに褒められ、駒井ちゃんが自ら台所に立って作ったのが、この宮崎が誇る郷土料理・冷や汁。

本来は焼いたアジの開きを使うところですが、これはサバ缶を使う略式版。でも野菜や薬味はたっぷり、味噌もちゃんと事前に焼くところはこだわりがあるようです。
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作り方:(分量はクックパッドに公式レシピがあるのでそちらを参照してください)
木綿豆腐をペーパータオルにくるんで水切りしておきます(写真とるの忘れた)。
その間に、アルミホイルに味噌を薄くのばし、トースターで軽く焦げ目がつくまで焼きます。

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みょうがと大葉は千切り、きゅうりは輪切りにしてボウルで塩もみ。

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ここに刻んだみょうが、大葉、サバ水煮缶のサバの身だけをほぐし入れ、水切りした木綿豆腐を手でちぎり、全体をざっくり混ぜます。

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別のボウルを用意し、サバ水煮缶の汁をここに投入。
焼いた味噌、すりごまを入れ、冷水を少しずつそそいで溶きます。お好みの濃さに調整できればOK。

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丼にご飯をよそい、具材をのせて冷や汁を注ぎます。

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角切りしたトマト、煎りごまを乗せたら完成。

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火を使わなくていいレシピは、夏場にうれしいですね。

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食べた感想:
薬味たっぷり!な冷や汁は、略式と思えないほど本格的。
同じ青魚なので、サバでも違和感なく、ごろごろ入ったサバの身としゃきしゃきのキュウリ、香味野菜の取り合わせが美味しい。トッピングのトマトも彩りとしてよし、酸味も加わって味もよし。

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暑くて食欲がないときでもするする入るので、今年の夏もリピ率が高まりそうです。


冷や汁はほかのマンガにも登場しています 。
「深夜食堂」はアジの干物を使う本格派。
「天体戦士サンレッド」のヴァンプ将軍レシピはツナ缶、きゅうり、ごまとシンプル。

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