発売されたばかりの何食べ14巻。表紙の浴衣姿のシロさんとケンジを見て、夏のうちに作っておきたくなった、ニラとトマト入りマーボー豆腐の献立です。
※【コマ引用】「きのう何食べた?」(よしながふみ/講談社)14巻より
マーボー豆腐はうちでもよく作るけど、アレンジといえば豆腐の種類や味付けを変えるくらい。なのでトマト入り、という変化球は興味津々。しかし以前も豆腐のかわりにもやしを使ったマーボーが登場したり、シロさんにとっては「マーボーはアレンジするもの」が前提なのか……と思ったら、最後のほうにずばりなセリフが。
けっこうマーボー味って懐深いから何も入ってないスタンダードなマーボー豆腐いつも作りそびれるんだよね~~~
マーボー味が懐深い、というのは今まで気づかなかったかも。
確かにどんな野菜が入ってもあまり違和感ないし、ご飯にも麺にも合うし、「中華界のカレー」的な存在がマーボーなのかもしれない(何を言ってるのだろう)。
確かにどんな野菜が入ってもあまり違和感ないし、ご飯にも麺にも合うし、「中華界のカレー」的な存在がマーボーなのかもしれない(何を言ってるのだろう)。
さて、シロさんの手順どおりに作っていきます(分量は単行本を参照してくださいー)。
豆腐はさいの目に切って、レンジにかけて加熱してから、ザルにあげて水切りしておきます。水切りしている間に次の工程へ。
安売りしていたズッキーニ。作中の「1本68円」は確かにお得。
(余談ですが、シロさんたちが住んでる設定の阿佐ヶ谷の商店街は、リアルに野菜が安くてびっくりします。郊外のわが家周辺より全然安いよ!)
これを2本お買い上げして作るのは、ズッキーニの浅漬け。
半月切りにしたズッキーニをボウルに入れ、昆布茶とお酢でよくあえ、冷蔵庫へ。ワオ、簡単。
ラタトゥイユ以外の使い途が見つかった事で安売りの時にズッキーニを躊躇なく買えるようになったぜ
と小さくほくそえむシロさん。確かにズッキーニって、ラタトゥイユかオリーブオイルで焼くくらいしかメジャーなレシピってないですもんね。
お次は汁物です。玉ねぎを薄切りし、水から火にかけます。
煮ている間に、マーボーの仕上げに入れるニラを切っておきます。
スープが煮えたらアクをとり、顆粒鶏がらと塩コショウ、ごま油で味付け。
これで完成…と思いきや、味見したシロさんは微妙な表情。どうやら玉ねぎと中華スープの組み合わせが、あまりしっくり来ないよう。
再現しつつ自分でも味見してみると、確かに玉ねぎの甘さや香りがなんか邪魔に感じます。ネギだと香りも立って美味しく感じるのに、玉ねぎだと違和感があるなんて、不思議。
そこでシロさんがとったリカバリ方法が、乾燥わかめの投入。
磯の香りが加わった結果、玉ねぎの風味が弱まって中華スープとしてまとまりを得たようです。
いよいよマーボーの段階へ。
今回の献立は、「つくり置き」要素も盛り込まれています。夕食分だけでなく、+3回分の肉みそが出来上がるという神回。
まずは大き目のフライパンに油をひき、豚ひき肉を投入しパラパラになるまで中弱火で炒めます。
その間にフードプロセッサーに長ネギ、しょうが、にんにくを入れて細かくみじん切りに。
ひき肉がパラパラになったら、豆板醤とみじん切りにした香味野菜を入れて炒めます。
豆板醤をすくった大さじで片栗粉を水溶きしておけば、大さじにこびりついた豆板醤もあますことなく使える…という細やかなテクも描かれます。
砂糖、しょうゆ、味噌、オイスターソース、顆粒鶏がら、あれば花椒、甜面醤、豆鼓を加えて濃いめに味つけします。
これにて「肉みそ」完成。
1/4をフライパンに残し、残りはつくり置きとして後ほど保存。
ここでケンジ帰宅。
※【コマ引用】「きのう何食べた?」(よしながふみ/講談社)14巻より
なにげないケンジの謎シャツが、この日の夕飯の方向性を決めた。
トマト!!
生で食べるには古くなったトマトのことを思い出したシロさん、マーボーに混入させることに。
ざく切りにしておきます。
フライパンに残った1/4の肉みそを再度火にかけ、水を加えます(ここで調整できるので、肉みそはけっこう濃いめに味つけしても大丈夫です)。
物足りなければ調味料を適当に足し、沸騰させながら水溶き片栗粉を入れてとろみをつけます。
水切りしていた豆腐とざく切りのトマトを入れ、3分ほどしっかり加熱します(水気がはいるととろみが弱くなってしまうため)。
仕上げにニラを加え、ごま油をたらして完成。
三品仕上げて、1時間かかってなかった!
お次は汁物です。玉ねぎを薄切りし、水から火にかけます。
煮ている間に、マーボーの仕上げに入れるニラを切っておきます。
スープが煮えたらアクをとり、顆粒鶏がらと塩コショウ、ごま油で味付け。
これで完成…と思いきや、味見したシロさんは微妙な表情。どうやら玉ねぎと中華スープの組み合わせが、あまりしっくり来ないよう。
再現しつつ自分でも味見してみると、確かに玉ねぎの甘さや香りがなんか邪魔に感じます。ネギだと香りも立って美味しく感じるのに、玉ねぎだと違和感があるなんて、不思議。
そこでシロさんがとったリカバリ方法が、乾燥わかめの投入。
磯の香りが加わった結果、玉ねぎの風味が弱まって中華スープとしてまとまりを得たようです。
いよいよマーボーの段階へ。
今回の献立は、「つくり置き」要素も盛り込まれています。夕食分だけでなく、+3回分の肉みそが出来上がるという神回。
まずは大き目のフライパンに油をひき、豚ひき肉を投入しパラパラになるまで中弱火で炒めます。
その間にフードプロセッサーに長ネギ、しょうが、にんにくを入れて細かくみじん切りに。
ひき肉がパラパラになったら、豆板醤とみじん切りにした香味野菜を入れて炒めます。
豆板醤をすくった大さじで片栗粉を水溶きしておけば、大さじにこびりついた豆板醤もあますことなく使える…という細やかなテクも描かれます。
砂糖、しょうゆ、味噌、オイスターソース、顆粒鶏がら、あれば花椒、甜面醤、豆鼓を加えて濃いめに味つけします。
これにて「肉みそ」完成。
1/4をフライパンに残し、残りはつくり置きとして後ほど保存。
ここでケンジ帰宅。
※【コマ引用】「きのう何食べた?」(よしながふみ/講談社)14巻より
なにげないケンジの謎シャツが、この日の夕飯の方向性を決めた。
トマト!!
生で食べるには古くなったトマトのことを思い出したシロさん、マーボーに混入させることに。
ざく切りにしておきます。
フライパンに残った1/4の肉みそを再度火にかけ、水を加えます(ここで調整できるので、肉みそはけっこう濃いめに味つけしても大丈夫です)。
物足りなければ調味料を適当に足し、沸騰させながら水溶き片栗粉を入れてとろみをつけます。
水切りしていた豆腐とざく切りのトマトを入れ、3分ほどしっかり加熱します(水気がはいるととろみが弱くなってしまうため)。
仕上げにニラを加え、ごま油をたらして完成。
三品仕上げて、1時間かかってなかった!
何食べの料理って、作中の手順に忠実に従えばだいたいこれぐらいで出来るからほんとありがたい。
自分でやろうとしたら、献立にまごつき、工程も非効率でもっと時間かかるはず…。
自分でやろうとしたら、献立にまごつき、工程も非効率でもっと時間かかるはず…。
主役のマーボー。
ニラとトマトが入って、夏らしい鮮やかな色合いが食欲そそります。
ケンジ同様、ご飯にのっけて食べる派。
いつものマーボーの甘辛味に、トマトの酸味、ニラのパンチが加わって味に奥行きが出た!と感じる美味しさ。マーボーの懐の深さがまたも証明されてしまった。
ズッキーニの浅漬け。
こんぶ茶とお酢、調味料はそれだけなのに、しっかり漬物感。そしてお酢のさっぱり感がたまらない。ズッキーニは生で食べると歯ざわりやわらかく、瓜の甘みもあって、こんなに食べやすい野菜だったのね。
後日、きゅうりで試してみたけどこれも美味しかったです。白瓜やカブでも合いそう。
とっさの判断でリカバリした玉ねぎとワカメのスープ。
シロさん的には不本意でリピはないようですが、今回の酸味がきいた献立のなかに入ると、玉ねぎの甘さが優しくて、案外いいかも。
残ったつくり置き肉みそは3回分。
小分けにして冷凍すれば、いつでも麻婆料理のみならず、チャーハンやラーメンなどの具にも使える……幸せすぎる……。
トマト入りのおいしさに味をしめて、数日後にトマト入り麻婆春雨も作ってみた。これも好き!
男性がみんな浴衣になれば少子化は解決するのではないでしょうか。そんな風に思う表紙です。
男性がみんな浴衣になれば少子化は解決するのではないでしょうか。そんな風に思う表紙です。
コメント
コメント一覧 (14)
はじめまして、コメントありがとうございます!(遅い返信で申し訳ありません)
キーマカレーにズッキーニ、美味しそうです。
皮もむかなくてもいいし、ズッキーニってほんとにいい奴(野菜)…!
ズッキーニって洋食系レシピのイメージが強かったのですが、シンプルな和食にも合うのだなあ、と意外でした。
ぜひ使ってくださいw>マーボーは中華界のカレー
小日向さん、顔がシンプルだから崩れやすいのかしら…(そして実写化は誰が演じるのか気になる)。
肉味噌単体でつくり置きする発想がなかったので、ほんとに便利だな~と実感しました。
私のまわりの、ふだんあんまりマンガを読まない人でも読んでいるので、もはや国民的料理漫画ですね…!
ズッキーニの甘みが感じられて意外な美味しさですよね>浅漬け
たしかに昆布茶+お酢の組み合わせは、キュウリとかほかの野菜にも応用ききそうです。
毎回いろんな知識が得られて、シロさんの月イチ通信講座っぽく思えてきましたw
浅漬け、ご家族には不評だったのですね><
(でも独り占めできてラッキーかもw)
ズッキーニ、日本の野菜界のなかではわりと新顔だけど、和洋中と使い勝手のよさでだんだんメジャーにのしあがってますね。
オーブンペーパーを冷凍に使うって初めて知りました!
使い勝手よさそうで、ぜひ試してみます^^
ニラの天ぷら、食べたことないけど美味しそうです…!
阿佐ヶ谷や高円寺はほんとに商店街が主役、という街ですよね。どこもかしこも再開発ですが、あのへんはあのままの雰囲気でいてほしいなあ…。
コメントいただきありがとうございます!(返信が遅くなり申し訳ありません)
そうなんです、阿佐ヶ谷の八百屋さんおそるべしと思いました…。
月25000円→30000円に上がったとはいえ、それでもシロさんの家計術は驚異的ですね。
どの料理もとても美味しそうです
私はズッキーニはキーマカレーに刻んで入れます
子供らも普段は苦手なズッキーニもこうするも
食べてくれます、残って処理に困ったらどうぞ♪
あとマーボーは中華界のカレー
は金言だと思います これから勝手に使わさせて頂きます
あと余談ですが、今巻は何か絵に違和感があったのは私だけですかね、、?
顔がちょいちょい変だったり雑に感じました
(特に小日向さんの回)
麻婆豆腐にしたり、厚揚げにかけたり、担々麺にしたり、
ほんと便利ですねー(´ω`)♡
何食のレシピは簡単でおいしいので、
レシピ本として使ってます!
きゅうりや他の野菜で作ってみるのもよさそうですね!早速試してみます☆
献立の組み方や余り野菜の救済などなど、シロさんには本当学ぶことが多いですね〜
今年は庭のズッキーニが豊作で、採り逃したのが「へちま?」みたいな太さになっちゃいました(笑)。そのごん太ズッキーニを輪切りにしてひき肉を挟んでフライにしたのがおいしかったです!ズッキーニだけをフライにしたのもおいしかった。
あとはバターで焼いたり、豚肉と一緒に味噌で炒めたり、レンジでチンして輪切りにしてチーズ載せてグリルで焼いてとか、刻んでカレーとか、もうホント手あたり次第で作って食べて、さらに人にあげてもまだ無くならない。
そろそろ引っこ抜こうかなって思ってます。もうズッキーニ料理したくない・・・。
家庭菜園がうまくいくのはうれしいけど、採れ過ぎは勘弁~。
そうそう、肉味噌をラップでくるんでましたが、オーブンペーパーで包むのもオススメですよ!
「離れている家族に お届け冷凍ご飯」(上田淳子)という本で知った技なのですが、オーブンペーパーだと使う時にペロンとはがせてとっても楽ちん。そのままレンジにかけても大丈夫。使い終わったら燃えるゴミにポイ。とてもステキ。
ペーパーでくるんだ後はビニール袋に入れて冷凍保存すると乾燥が防げていいですよ。
私はこの本に出会って以来、いろんなものをペーパーでくるんで保存してます。
一度試してみてください~。
個人的にニラ大好きですw太くて立派な新鮮なニラで作る天ぷらもいいw
夏はニラやトマトやナスとか加熱して加えるといいですよね~
阿佐ヶ谷は昔から商店街が活気ありますよね~久々にあそこのかまぼこ食べたくなる
勿論マツコもわくわくして観ました🌟
かねてより、シロさんちの家計の破格ぶりが半信半疑だったのですが、阿佐ヶ谷ってそんなに野菜が安く手に入るのですね…謎が解明されました。
今後も各種再現期待してます!