「日常」で知られるあらゐけいいち先生が、週刊モーニングで連載中の「CITY」。
運動神経抜群のビンボー女子大生・南雲を中心に、彼女が住む町「CITY」を舞台にしたギャグ漫画です。
ひとつの出来事が起点となり、予想もしない方向に転がっていく展開は、シュールなのにどこかロジカルで、まるでピタゴラスイッチの装置のような面白さ。話数を重ねるにつれてキャラクターも増え、街とひとが有機的に連鎖するCITYの世界にズブズブとハマっていきます。
「もつ煮グラタン」は、南雲がバイトする「洋食マカベ」の店長・真壁鶴菱のエピソードに出てくる料理です。
オープンしたての気になる居酒屋「山伏」に、ある野望を実現するため訪れた鶴菱。
食●ログのややこしい重鎮レビュアーみたいな態度で席につくものの、出されたメニューが達筆すぎて読めずパニックに。
「とりあえずビール」と店のおすすめで乗り切ることにしますが、そこで登場するのが「もつ煮グラタン」。
※【コマ引用】「CITY」(あらゐけいいち/講談社)2巻より
一瞬流し聞きしてしまいそうですが、なんじゃそれ、と引き返してツッコミたくなるこの料理。「もつ煮+グラタン」という不思議な組み合わせです。
鶴菱店長も最初は困惑しますが、食べて一転、うまい、うまいと気に入ります。
そして長年のあこがれのオーダー「大将、いつもの!!」を実現するため、連日店に通ってこの「もつ煮グラタン」、通称「もつグラ」とビールを注文し続けます。
しかしこのもつグラ、胃にもたれるようで、えずきながら「もろQがくいてぇ…」と悲壮感を漂わせることに。
※【コマ引用】「CITY」(あらゐけいいち/講談社)2巻より
そしていよいよ決行の日。意を決して店に向かう鶴菱店長でしたが……オチは作品でぜひ。
読んでから、どんな味がするのかずっと気になっていたもつグラ。
しかし「もつ煮」といっても、牛もつか豚もつか、洋風か和風か、味噌なら何を使うか、具材の野菜はどうするか、千差万別。私も「酒場放浪記」で吉田類がよく食べてるやつ、くらいのイメージで自分の中の確固としたモツ煮像がない。
あらゐ先生の出身地は群馬県。
群馬といえば、名店・永井食堂があったりすることからしても、もつ煮はソウルフード的存在。
というわけで関東圏の一般的なスタイルのもつ煮でまずは作ってみることに。
豚もつ、大根、にんじん、こんにゃく、玉ねぎ、しょうが、にんにく。
豚もつはすでに処理済みものでしたが、念のため再度お湯から茹でこぼして臭み抜き。
別の鍋でこんにゃくもあく抜きのため下茹でしておきます。
鍋に豚もつ、こんにゃく、切った野菜、だし、日本酒(多めに)を入れて火にかけ、アクが出たらすくいます。具材が煮えたら味噌で味つけ。甘さがいるようなら、みりん、砂糖も。
このままじっくり煮ると、味噌がとろっとします。焦げないように注意しながら、お好みの濃さに煮詰めていきます。
煮詰めたもつ煮はグラタン皿に入れ、ホワイトソース、ミックスチーズの順に乗せて、オーブンへ。
焼けました。
思ったより全然美味しい!
味噌はチーズと相性いいといわれるけど、それがもつ煮でも、しかもグラタンにしても全然違和感ないです。
じっくり煮詰めたもつ煮は濃厚な味ですが、根菜がゴロゴロ入っているためか、「もろQくいてぇ」となるほどの耐えられないこってり感ではないかも。
赤味噌の土手煮風にしたらどうなるんだろー、と興味がわき別の作り方も試してみることに。
茹でこぼした豚もつを、水、香味野菜(刻んだ玉ねぎ、にんにく、しょうが)と一緒に圧力鍋に20分ほどかけ…
こんにゃく、ざらめ、八丁味噌、赤ワインを加えてじっくり煮詰めていきます。
八丁味噌は数回に分けて加えたほうが、味が調整しやすいです。
こちらも汁気が少なくなると、八丁味噌がトロリと煮詰まってきます(焦げないように注意)。
グラタン皿に盛り、再度ホワイトソース→チーズをのせてオーブンへ。
もつグラBパターン(土手煮風)です。
ビールと一緒に、叶わなかった「大将、いつもの!!」を心の中でオーダー。
八丁味噌がデミグラスソースのようで、こっちは洋食っぽさが強くなりますね。
ビールというより赤ワインがほしくなる味。美味しい。
しかしこちらも濃厚な味なので、2日連続で食べるとさすがに鶴菱店長の気持ちがわかってきました。もろQくいてぇ……。
「もつ煮グラタン」は、南雲がバイトする「洋食マカベ」の店長・真壁鶴菱のエピソードに出てくる料理です。
オープンしたての気になる居酒屋「山伏」に、ある野望を実現するため訪れた鶴菱。
食●ログのややこしい重鎮レビュアーみたいな態度で席につくものの、出されたメニューが達筆すぎて読めずパニックに。
「とりあえずビール」と店のおすすめで乗り切ることにしますが、そこで登場するのが「もつ煮グラタン」。
※【コマ引用】「CITY」(あらゐけいいち/講談社)2巻より
一瞬流し聞きしてしまいそうですが、なんじゃそれ、と引き返してツッコミたくなるこの料理。「もつ煮+グラタン」という不思議な組み合わせです。
鶴菱店長も最初は困惑しますが、食べて一転、うまい、うまいと気に入ります。
そして長年のあこがれのオーダー「大将、いつもの!!」を実現するため、連日店に通ってこの「もつ煮グラタン」、通称「もつグラ」とビールを注文し続けます。
しかしこのもつグラ、胃にもたれるようで、えずきながら「もろQがくいてぇ…」と悲壮感を漂わせることに。
※【コマ引用】「CITY」(あらゐけいいち/講談社)2巻より
そしていよいよ決行の日。意を決して店に向かう鶴菱店長でしたが……オチは作品でぜひ。
読んでから、どんな味がするのかずっと気になっていたもつグラ。
しかし「もつ煮」といっても、牛もつか豚もつか、洋風か和風か、味噌なら何を使うか、具材の野菜はどうするか、千差万別。私も「酒場放浪記」で吉田類がよく食べてるやつ、くらいのイメージで自分の中の確固としたモツ煮像がない。
あらゐ先生の出身地は群馬県。
群馬といえば、名店・永井食堂があったりすることからしても、もつ煮はソウルフード的存在。
というわけで関東圏の一般的なスタイルのもつ煮でまずは作ってみることに。
豚もつ、大根、にんじん、こんにゃく、玉ねぎ、しょうが、にんにく。
豚もつはすでに処理済みものでしたが、念のため再度お湯から茹でこぼして臭み抜き。
別の鍋でこんにゃくもあく抜きのため下茹でしておきます。
鍋に豚もつ、こんにゃく、切った野菜、だし、日本酒(多めに)を入れて火にかけ、アクが出たらすくいます。具材が煮えたら味噌で味つけ。甘さがいるようなら、みりん、砂糖も。
このままじっくり煮ると、味噌がとろっとします。焦げないように注意しながら、お好みの濃さに煮詰めていきます。
煮詰めたもつ煮はグラタン皿に入れ、ホワイトソース、ミックスチーズの順に乗せて、オーブンへ。
焼けました。
思ったより全然美味しい!
味噌はチーズと相性いいといわれるけど、それがもつ煮でも、しかもグラタンにしても全然違和感ないです。
じっくり煮詰めたもつ煮は濃厚な味ですが、根菜がゴロゴロ入っているためか、「もろQくいてぇ」となるほどの耐えられないこってり感ではないかも。
赤味噌の土手煮風にしたらどうなるんだろー、と興味がわき別の作り方も試してみることに。
茹でこぼした豚もつを、水、香味野菜(刻んだ玉ねぎ、にんにく、しょうが)と一緒に圧力鍋に20分ほどかけ…
こんにゃく、ざらめ、八丁味噌、赤ワインを加えてじっくり煮詰めていきます。
八丁味噌は数回に分けて加えたほうが、味が調整しやすいです。
こちらも汁気が少なくなると、八丁味噌がトロリと煮詰まってきます(焦げないように注意)。
グラタン皿に盛り、再度ホワイトソース→チーズをのせてオーブンへ。
もつグラBパターン(土手煮風)です。
ビールと一緒に、叶わなかった「大将、いつもの!!」を心の中でオーダー。
八丁味噌がデミグラスソースのようで、こっちは洋食っぽさが強くなりますね。
ビールというより赤ワインがほしくなる味。美味しい。
しかしこちらも濃厚な味なので、2日連続で食べるとさすがに鶴菱店長の気持ちがわかってきました。もろQくいてぇ……。
コメント
コメント一覧 (6)
この「山伏」のお店、その後のエピソードでも何度か登場してくるのでジワジワきますw
ありがとうございます
きうり豊作、うらやましいです…!
いくつあっても困らない野菜と言えば、私のなかではきうりとトマトw
話がすでに、しつこい❗
もう漬物作るの疲れたよパトラッシュ……。