きくち正太先生の食エッセイ漫画「あたりまえのぜひたく。」第2集から、ネギタコ天を再現してみました。
毎年、ご友人からたくさんの深谷ネギが届くというきくち家。その数なんと200本近く。
脇役のイメージが強いネギ、そんなに食べきれるのか……と担当編集氏は心配しますが、ネギを主役にする必殺メニューがこれ。名前は「ネギタコ天」ですが、あくまでもメインはネギ、のようです。
※【コマ引用】「あたりまえのぜひたく。 魚愛が試される、それが煮魚。」(きくち正太/幻冬舎)より
きくち先生の料理といえば、食材の旬や伝統を大事にしつつも、センスある斬新な発想が魅力的ですが、これも小料理屋風の一品と見せかけて、最後に大どんでん返しが待っている楽しい料理です。
ちょうど深谷ネギが売っていたので調達。もし手に入らなくても、なるべく太くて立派なものを選べばOKかと思います。
作り方:(※分量は作品を参考にしてください)
ネギは食べるとき芯の部分が飛び出しづらいよう、短め&ナナメに切っていきます。
タコはネギよりも小さめの乱切りにし、キッチンペーパーで水気をよくふいておきます。分量はネギより少な目でOK。
ボウルに薄力粉、冷水を入れて軽く混ぜます。それから切ったネギ、タコ、汁気を切った紅ショウガに薄力粉をまぶしておきます。
まずはネギにコロモをつけ、こんがりと焼き色がつくまで揚げます。
次はタコ。コロモをつけ、これはネギより短めに揚げます。
最後に紅ショウガをコロモに遠し、小さなかき揚げをいくつも作ります。
全部揚げ終わったのがこちら。
これを皿に盛り合わせて、塩や天つゆで上品にいただくかと思いきや…
かつおぶしをのっけ、
中濃ソースドブドブ
マヨネーズで食べるという禁忌。
さくっと揚がったコロモに、ネギの甘みとジューシーなタコ、薬味の紅ショウガが混然一体となって、口のなかでタコ焼き風に仕上がります。
もっと正確にいうと、タコ焼きから「ふわトロ」を抜いた感じ、でしょうか。
「銀だこ」のようなクリスピーなタイプが好きな方には、特にたまらない味かもしれません。当然ビールに最高。
もちろん通常の天ぷらのような食べた方でもおすすめです(家人はタコ焼きも天つゆ派なので、これもそうして食べて気に入っていた)。
ネギは下仁田ネギのように、さらに太くて柔らかいタイプで作っても美味しいかもしれない。
そういえば去年、きくち先生(&奥様)の手料理が実食できる夢のようなイベントがあったらしく…!
https://natalie.mu/comic/news/254616
なんで見逃してしまったんだ…!と、いまだに絶賛後悔中です。
コメント
コメント一覧 (7)
おお、麻さんも作られたんですね!
タコを揚げるときはほんとに想像以上に油はねが激しく、鍋蓋を盾にしていましたw
きくち先生の料理会、どうせなら全国ツアーやっていただきたい…!
料理会、ほんとになぜ気づかなかったんだー、と後悔です。
釣りはいつか挑戦してみたいとぼんやり思いつつ、生来の出不精なのでなかなか腰が重く;
釣りたてアジのフライも美味しそうだったし、いつかは・・・!
おお、コミックエッセイなんですね。
(表紙もタイトルもインパクトありますねw)
機会があれば読んでみます!
グレーテルのかまど見ました!
私も毎週必ず見てます。大好きな番組です。
思ってたよりがっつり登場なさっててびっくりしました(笑)
そしてうまいうまいとタコ焼き感覚でぱくついてたら見事に胸焼けに・・・。
やはりたこ焼き風天ぷらであってたこ焼きではないのだと痛感。
そうそう、素晴らしいイベントがあったのですよね。ご存じなかったとは意外。
きくち先生もだし、奥様にもお会いしたかった・・・。
だがしかし、行きたい気持ちは山々だけど、地方民はいつも指をくわえてレポートを読むのみなのですよ。(ちなみに山口県民です)
なんとなくもう作っておられたような気がしておりましたが幻覚でした。
きくち料理会があったなんて存じませんでした、奥様も会場にいらしたのかぁ。
連載のほうの最新話はカワハギ、釣りに行ってたくさん釣れたら是非お召し上がりいただきたいです。
野菜もお魚も結局とれとれが一番おいしいのも多いですねー。
スゲえの見つけました❗
仔鹿リナ、『うちのダンナは野菜バカ』
おっかしぃ〰☀で~~す❗❕