スープでめぐる季節の食物語「オリオリスープ」2巻より、焦がしネギの中華風スープを再現してみました。
この料理、「マンガのなかにマンガ飯が登場する」という、なかなかないシチュエーションに登場しますw
※【コマ引用】「オリオリスープ」(綿貫芳子/講談社)2巻より
織ヱと同じアパートに住む、謎の男・小番(こつがい)さん。見た目は極道風ですが、その正体は人気少女漫画家・間宮あかね先生。
偶然にも彼の単行本の装丁を担当することになってしまった織ヱは、仕事のために読み始めた彼の作品の世界にどっぷり入り込むことに。
その漫画「千年王国の娘ユエリン」は中華風ファンタジーっぽい設定のようで、そこで主人公が食べるスープに織ヱは「おいしそう」と目が釘付けになります。
「実在のスープじゃないし…これはもう自分で作るしか…」
とブツブツ言ったり、完成した際に「すごい!!なんかソレっぽい!!」とスマホで料理を撮影する姿は、他人と思えない感ある……。
材料もすぐ手に入るものばかり、エスニック風の味付けも美味しそうで、期待とともにいざ料理。
ちなみにオリオリスープはクックパッドに公式レシピがあり、分量なども掲載されています(神)。作り方はそっちを見たほうが早いかも。
今回の主役はネギ。長ネギとと万能ネギを用意します。
長ネギは3~4センチのぶつ切り、万能ねぎはみじん切りに。
厚手の鍋にごま油を入れ、白ネギを両面焼き色がつくように焼きます(案外すぐ焦げるので注意)。
しんなりしたら、水と鶏がらスープ(顆粒)を入れて煮込みます。
その間に肉団子を。
ボウルに豚ひき肉とみじん切りしたしいたけ、パン粉、卵、塩、コショウ(多め)を入れてよくこねます。しっかりした食感になるよう、パン粉は少な目にするのがポイントのようです。
鍋に肉団子をスプーンですくって入れていきます。アクを丁寧にとったら、仕上げに万能ネギをどっさり入れ、隠し味程度のナンプラーを加え、塩コショウで味を調えて完成。
ごま油とレモン汁をたしていただきます。
食べた感想:
みっしりした肉団子は食べごたえ十分ですが、何よりもネギが、焦がしたネギが甘くて香ばしくて美味しい……! ナンプラーとレモンを加えた、エスニックっぽい風味も好みです(個人的に、オリオリはレモンの使い方がめっちゃ好みのレシピが多いです)。春雨を入れて食べごたえをプラスしたら、立派な一食にもなりそう。
そういえばもうすぐ最終巻(4巻)が発売されますね。3巻のラストが「弥燕さんどうなってしまうん…!」的な展開だったので余計に気になります。
コメント
コメント一覧 (6)
はじめまして、コメントありがとうございます!
マンガと出会うきっかけになれたというお言葉、すごくうれしい&励みになります…!
このスープ、簡単でおいしいので機会があればぜひお試しください~。
最初は「スープだけでそんなにネタあるのかしら・・・」と思ってたら、コンポートとか鍋ものとかもあって「なるほど」と思いました>オリオリ
最終巻、とてもいいエンディングでしたね。
「花とゆめで連載してそう」感、確かに!w
(最初「ふしぎ遊戯」っぽい?と思っていたのですが、花ゆめのほうが納得)
4巻は、樟葉さんの水キムチのエピソードがめちゃくちゃ好きでした。
終わっちゃうの、寂しいですねえ。
「3月のライオン」の手巻き寿司のレシピを探している際にこのブログを拝見して以来、すっかりこのブログのファンになっております・・・。
「オリオリスープ」はじめ、このブログがきっかけで単行本を一気買いしたマンガがいくつかあります(笑)
このスープもおいしそうだなぁ、作ってみようかな・・・と思っていたところに再現されていて、なんだかうれしかったです(^^)
近いうちに作ってみなければ・・・!
冬は体を温めて、夏は逆に体を涼しくして。凄いなスープの力って。
いろいろと気になる事が多いこの漫画でしたが、ちゃんと話を進めつつ回収していって面白い。
最終巻が出るのがもうすぐですが、弥燕君の動向も気になりますが、織ヱとのこれからも気になる!・・・
マンガの中のマンガ飯、「そう来るか!」って目からウロコだったなぁ。
しかもあの「ユエリン」って普通に「花とゆめ」辺りで連載してそう感がすごい(笑)個人的にはスープよりもユエリンの方に「すごい!それっぽい!」って言いたい。
4巻でお終いなんですよねー・・・寂しい・・・。
もうちょっと続けて欲しかったけど、丁度いい気もする・・・。
あぁ、早く読みたいなぁ、4巻。