「舞妓さんちのまかないさん」2巻から、イカメンチを再現してみました。
1巻ではまかないをつとめるキヨちゃんのお仕事が中心でしたが、2巻では彼女と一緒に青森から上京した「すーちゃん」ことすみれの舞妓デビューが描かれます。
周囲から「100年に一度の逸材」とまで言われ、自身も努力を怠らないすみれ。ストイックな彼女の性格を、瞳を見開くアップの表情で描いた10話の一コマは、はっとするような美しさでした。
そんな花柳界期待の星になりつつある彼女も、キヨにとってはいつまでも同郷の親友「すーちゃん」。
日々自分を追い込み、食事もままならない彼女のために「すーちゃんがうっかりたくさん食べてしまう」秘策を用意します。
それは「イカメンチ」。
みじん切りしたイカと野菜、粉類を混ぜ合わせてからりと揚げた、ちょっと甘くてご飯がすすむ、ふたりの郷里・津軽の味。
※【コマ引用】「舞妓さんちのまかないさん」(小山愛子/小学館)2巻より
「イカメンチ 津軽」で調べると、確かにご当地料理として愛されているようですが、どんな味なんでしょう。作り方も家庭によって違うようですが、キヨちゃんの説明を参考に、想像で再現してみることにしました。
材料は、何はなくともまず生イカ。
野菜はコマの絵から判断して、ニンジン、玉ねぎ、ネギを使います。
イカは内臓をぬいて皮をはぎ、全体を包丁でみじん切りにします。
イカはぬめりもあるし、ここまでやるにはなかなかの重労働。
野菜(ネギ、ニンジン、タマネギ)も細かくみじん切りにします。
ボウルでみじん切りした野菜とイカを混ぜ合わせ、
小麦粉、片栗粉、砂糖、塩を入れ、、水っぽくならないよう調整しつつ混ぜます。
※分量メモした紙が行方不明なのでまた追記します…
サラダ油を熱し、スプーンで一口大にすくって揚げます。
両面がキツネ色に揚がったら完成。
ソース、ケチャップ、醤油、どれでいくか……とりあえず全部並べてみる。
食べた感想:
さくっ、ふわっと優しい食感の衣に、イカと野菜のうまみ。さつま揚げ風の少し甘めの味つけは、そのまま食べても美味しい。ご飯にもビールにも合うし、ソースをかけてもいいし、ケチャップ、醤油、塩……と、小山先生のメモどおり、何をかけるか迷うほど何にでもぴったり。
そしてところどころコリコリしたイカの食感は、包丁で丹念にたたいたゆえのおいしさ。フードプロセッサーでやればもっと手軽にできそうだけど、このランダムな食感はやっぱり捨てがたいです。
すーちゃんがこのイカメンチを食べるシーンはエピソードのなかに描かれていませんが、懐かしい郷里の味と、キヨからのエールにきっとパワーをもらったことでしょう。
コメント
コメント一覧 (24)
イカ・タコ・エビは、油はね怖いですよね~。
フライパンのフタを盾にしてガードしながら揚げてます・・・。
ソースも美味しかったですよー!
ありがとうございます^^
イカメンチで検索すると、いろいろレシピがあるのでそちらも参考になるかと!
津軽ご出身の方からのコメント、参考になります!
なるほど、イカ刺しの翌日に作る料理だったのですね。
気取らない、家庭の味というのがわかるエピソード、ありがとうございます^^
数年前に青森旅行してすっかり魅了されたので、今度は本場のイカめんちも食べてみたいなあ。
番組ご覧くださってありがとうございました!
温かいコメントいただき、とてもうれしいですTT
なにより同じ漫画好きの方に反応いただけるのがうれしく、これまで続けてこられたので、よしなが先生の作品との出会いのきっかけになれたことも、いちファンとして光栄です。
今後もブログでほそぼそ続けるので、思い出したときにでもご覧いただければうれしいです!
ご覧いただきありがとうございます!
ブラックカレーは人によっていろいろ解釈ができるので、ほんとに究極の漫画飯だなあと思いました。
今回は、麻薬的な効果のあるスパイスで生のナツメグを使ったりしたのですが、さすがにそこまで詳しくは放送されませんでしたw
普段の料理はほんとに手抜きなので、お恥ずかしい限りです…。
野球、かなり延長されていたみたいですね。さすが日本シリーズ。
好きな漫画ばかり紹介させていただいてうれしかったのですが、やはりテレビ映えするユニークな料理が選ばれてしまいました^^;
台本(進行だけは一応あったのです)をこなすのにいっぱいっぱいで、ブログの宣伝まで気が回らず…!でも話しても、編集でカットされちゃうかもしれませんね。
番組について、温かいコメントとてもうれしいです…!
マツコさんの反応次第で、漫画家さんにご迷惑がかかってしまうのは一番避けたかったのですが(なので、なるべく普通においしいものも紹介したかったのですが・・・)、結果的に少しでも作品の宣伝になれたら、と思います。
なんにしろ、私もビッグ錠先生の前で火の玉チャーハンに挑戦できたことは、一生の思い出になりました^^;
再出演はさすがにもうないかと思いますがw、やはりブラックカレーは「究極の漫画飯」だと思うので、ライフワークとしてつづけたいと思います。
もったいないお言葉ありがとうございます・・・!ブログやっててよかったとはげまされました(涙)。
クレソンとじゃがいものサラダおいしいですよね。シンプルで力強いおいしさ、五十嵐先生の作風そのままの料理だと思いました。
ご覧いただきありがとうございました!
1回目で「漫画の紹介ももっと見たかった」という声があったようで、2回目は解説を多めにする構成になったようです。
料理漫画の歴史については、ほとんど番組側による調査なので、私は全部読んでるわけではないのです…!(さすがに最近は数が多くて追いかけきれません;)まぎらわしくて申し訳ありません。
ご覧いただきありがとうございました!(いまさらの返信で申し訳ありません)
そうなんですよね、イカスミを使えば黒くはなるのですが、これはあくまでも私が原作を読んだうえでの解釈なのですが「鼻田香作はイカスミは使わない」というポリシーがありまして、あえて避けることで無駄に苦労をしております…。
火の玉チャーハンが一番マツコさんに好評でしたねw さすがビッグ錠先生!
ご覧いただいてありがとうございます!(垢ぬけててよかったですw!)
ビッグ錠先生にお会いできて、これまでの苦労が吹っ飛んだ思いでした。
周囲からも「いつもと変わんないねー」と言われたのですが、内心はビクビクだったので外に出にくいタイプでよかった・・・と思いました;
おお、それはいい考え…!
胴体の部分を刻むのがけっこう大変なんですよね。
私も次はハイブリッドで作ろうと思います!
でも家でやると油の跳ねがイカってひどいから、なかなかやるのに躊躇します。
イカメンチ。私だったらソースだなw
参考にして私も作ります~!
うちでは、前日がイカ刺しで、翌日にイカ耳とゲソを入れたイカメンチでしたね。
わざわざ作るというよりは、始末料理という立ち位置でした。
なのできっとこのレシピはもっと豪華な味わいだと思います。
地元に住んでいた時は好きでもなんでもない料理でしたが、こうして思い出すと
無性に食べたいです。
マツコの知らない世界観ましたー!
前回の時も、今回も本当に楽しみにしていて、ドキドキワクワクあっという間でした。
マツコさんのツッコミに対しての冷静な返しや、わかりやすい説明。読んでみたいなぁ〜、作ってみたいなぁ〜と思わずには入られませんでした!
いつもブログの更新楽しみに、梅本さんの記事を参考に、自分でも料理してみたり…
初めは、3月のライオンのおいなりさんを作ってみたくてネットで検索して、このブログにたどり着きました。
それから、再現の楽しさ・料理の面白さを感じてブログを読み漁り…
まったく知らない漫画でも、料理から入ったこともあるくらいです。
よしながふみさんの作品は、梅本さんの記事読んで→料理してみて…気付いたら本棚に、なにたべ・アンティーク・フラワーオブライフと揃っていました笑
マンガ飯らしい突拍子もないメニューだけでなく、一般家庭の食卓のようなメニューもあるので、献立に悩んだ時になんとなくみてしまうブログでもあります。
ながながと書いてしまいましたが、これからも更新を楽しみにしています!
最後に…
梅本さん、お綺麗ですね〜(^-^)
さて一昨日は前回ご出演されたときのリベンジということで、梅本さん、さぞかし美味しそうな料理を作ってくるんだろうなぁ~思っていたんですが、あれ?あれれ?またちょっと変わり種で攻めてきたな…と、やや肩すかしをくらいました(笑)
番組的には絶妙な間とか、テンポとか…マツコさんとの面白い会話のかけあいとか、全て編集の方でばっちりでしたよ☆
あと前回出演されたときも思ったんですけど、梅本さん、あんまここのブログの宣伝とかしてませんでしたよね?違ってたらごめんなさい。もうちょっと多くの人にここの存在を知ってもらってもよかったのにな~と番組をみてて思ったんですけど(・ω・)
いつも楽しみに、ブログを拝見させて頂いています。
前回に引き続き、「マツコの知らない世界」。
拝見させて頂きました。前回は、ナマ梅本さん!と言う
感動があったのですが、今回も、
梅本さんの落ち着いた声と態度とは裏腹に、まるで
子供のように、冒険心旺盛なお姿。ハラハラドキドキ
しながら、楽しませてもらいました!
制作側の意向もあっての事だと思うのですが、
美味しくないと言う、正直な(笑)コメントが
続きますと、そんなに不味いのかと、自分でも
試してみたくなるほどで、漫画家さんが気を悪く
されないかなとヤキモキしたり、最初の方は、
料理の善し悪しで、見てしまっていたのですが、
途中から、私なりに、色々と梅本さんの葛藤も窺い知れて、
最後の火の玉チャーハンで、吹っ切れました。
これぞ、漫画飯!(笑)美味しい、不味いじゃ
ないんですよね。ビッグ錠先生も、良いクッションに
なって下さって、嬉しかったです。
漫画に描かれた飯、どれも美味しく描かれていて、
ワクワクドキドキさせられる、子供の頃に感じた
この気持ちを、忘れたくないし、
そんな気持ちを代弁して下さっている、梅本さんを
これからも応援しています!
そして、ブラックカレー、再々々リベンジ、お待ち
しています(笑)。絶対、美味しく出来ると思います。
ちなみに、新しい素材と聞いた時に、イカスミかな?と
思いました。
それでも、一品だけでもマツコさんに、美味しいと言って
欲しいなあとも思ったり。。。私だったら、梅本さんの
再現された料理は、あ、あのマンガの!と感動して、
どれも美味しい~!って言ってしまいそうなので、
そうなると制作側は困るでしょうね(笑)。
しめサバのサンドイッチ、特に私好みです。
どうしても感想をお伝えしたくて、長々と書いてしまいました。
どうぞこれからも、お体に気を付けて、引き続き、更新を
楽しみにしています。
初めてこちらのブログを見た時にマンガへの愛と再現力に好きってすごいと
思いました。
梅本さんの再現料理で読みたいマンガが増えて、料理を作りたくなっています。
(リトルフォレストのクレソンとじゃがいものサラダは毎朝のように食べています)
梅本さんの、ブログが大好きです、、
マツコの知らない世界おもしろかったです
解説部分は前回見たかった。順序逆
人魚のごめんねごはんはシュールでいいです
コンビニお嬢さまは無理やり感がね...
しかし、207+αの漫画を読んでらっしゃるのかな?はすごいです
チャーハンの再現はそこまでするかwと思いましたが作った方もそうでしたか
あそこまでやるともう笑っちゃいます
サプライズも!
梅本さんあか抜けられて(失礼な言い方でごめんなさい)かわいかったです。
マツコさん相手やサプライズでも動じないで落ち着いてお話されるお姿や一定のテンションで聞きやすいお声とかでアッというまの時間でした。楽しかったです。
全部包丁で叩いた方がおいしいとは分かっていても、すぐに手抜きを考えてしまう私は、逆立ちしたってキヨちゃんにはかないませんわ。