「たそがれたかこ」マシュマロ入りミルクティー
「たそがれたかこ」が掲載誌で最終回を迎えたようです。

私は単行本派なので最終巻の発売を待ちつつ、いい歳なのに大人になりきれないたかこさんの心情や生きづらさが他人ごとと思えずずっと読み続けてきたので、どんな結末を迎えたのかドキドキしています。

そんななかですが、9巻で読んでずっと試してみたかった、美馬さんのマシュマロ入りロイヤルミルクティーを再現。

「たそがれたかこ」(入江喜和/講談社)9巻より
※【コマ引用】「たそがれたかこ」(入江喜和/講談社)9巻より 
歳の離れた恋人・マキから別れを切り出された美馬さん。重い空気をはらうかのように、マシュマロを入れたミルクティーをマキに勧めます。
「かわいいから3個入れちゃう」
「やった」「フツー何個?」 
「2個」
「じゃ 5個」

別れの場面に差し込まれる軽いやりとりが、いかにも自由人なこのふたりっぽくて、なんでもない会話からキャラクターを際立たせる入江先生の描写力はやっぱりすごい。 

重いシチュエーションに、ふわふわと甘いマシュマロの対比も印象的で、「ココアにマシュマロ」は定番だけど、ミルクティーに浮かべると、いったいどんな味がするのでしょうか。

茶葉を煮立たせる 牛乳を入れる 
作り方: 
ミルクティーを作ります。 
小鍋に水を沸騰させて茶葉(アッサム)を入れ、濃いめに煮出してから牛乳を加えます。 

牛乳をいれる 漉す 
吹きあがったら火を止め、温めておいたカップに漉しながら加えます。 

マシュマロを加えて完成(好みで砂糖を入れても)。 
「たそがれたかこ」マシュマロ入りミルクティー 

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食べた感想: 
溶けたマシュマロがメレンゲのようになって、ふわっとクリーミーな口当たりに。ミルクティーの風味を邪魔しない秀逸なアレンジ、さすが美馬さん、女子の好みをわかってらっしゃる。マシュマロってめったに買わないけど、ちょっと常備したくなってしまった。

"若さ"っていうのは 光じゃないですか 
光自体は――自分が放ってる輝きに気づかないけど まわりをグーーンと明るく照らしてくれてサ 
いるだけでこっちまで元気にさせてもらえるんだよね
1巻で、マキと付き合っていることをたかこに目撃された美馬さんが語るセリフ。
若手バンド・ナスティインコの音楽と出会って変わったたかこは、不登校の娘・一花のために自ら動き出す。 
誰もが誰かを照らす光になる、どんな可能性もありえると示唆する展開に、どれほど勇気づけられたことか。最終巻、寂しいけれど楽しみです。

7月には、完結を記念した入江先生×雲田はるこ先生のトークショーが阿佐ヶ谷で催されるようです。コラボメニューや物販もあるよう…!


ここからは余談。
今回一番時間がかかったのが、ティーカップ選び。
ネットや店舗などいろいろ見たなかで、ウェッジウッドの「タフェッタ」というシリーズを見つけて「わいのマキちゃんのイメージはこれや…!」と即決。 和食器に比べると使い方が限定されることもあり、ブランド系洋食器とは縁遠かったのだけど、お気に入りの一客が見つかると愛着わきますね。 

そんなわけで小道具や写真に凝ったり、自己満足の食卓コスプレ化が進んでおりますが、温かい目で見てやってください。


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