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「瑠璃と料理の王様と」1巻から、雪虎竹虎を再現してみました。
変わった名前ですが、黄金色の厚揚げを「虎」に見立て、大根おろしを「雪」、細ねぎを「竹」に見立てた料理。

やけにカッコいい名前や、魯山人も愛したという由緒ありげな背景から、なんとなく難しいイメージで二の足を踏んでいたのですが、よくよく作中のレシピを見ると「……もしかしてこれ、意外に簡単?」と気づいて再現。
その後何回もリピートするほど、お気に入りの一品になりました。

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  ※【コマ引用】「瑠璃と料理の王様と」(きくち正太/講談社)1巻より

ちなみに本来は「厚揚げ」を「焼いて」作る料理とのことですが、主人公・瑠璃流のレシピは「水切りして半分に切った豆腐」を「揚げ」るのがポイント。
厚揚げは一人客にはボリュームがありすぎるのと、揚げたてのほうがサクッとした食感を楽しめる、というのがその理由のよう。

しかも食堂では
お揚げさん一枚につき百五十円
雪と竹の大根おろしと細ネギはおかわり自由 
という良心価格。人気メニューなのもうなずけます。

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作り方:
まずは豆腐の水切りから。簡単とはいっても、ここだけ時間はかかります。

1.木綿豆腐は厚さを半分にし、まな板とキッチンペーパーではさんで斜めに立てかけ、半日ほど置いて水気を切ります。

2.水切りした豆腐は斜め半分に切り、170度の油で7~8分揚げる。

これだけ!
(写真とるの忘れたので、工程は動画でどうぞ)


刻んだ細ネギと大根おろしをセッティング。
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揚げたらすぐにいただきます。
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味付けはシンプルにお醤油のみで。

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食べた感想:
熱々の厚揚げは噛み締めるとじわっとジューシー。
材料費もかからないし、シンプルなレシピなのに、「贅沢してる…」とじんわり満足感が高い一品です。
ビールとあわせても良し、ご飯と一緒にかっこんでももちろん美味しい。

から揚げや天ぷらは揚げたてこそ至高だけど、油揚げだって「揚げ物」のひとつだから、そこは同じなのね。市販品に慣れている身では、気づかなかった味でした。

ちなみにきくち先生いわく、製法のアヤしい激安豆腐はいくら揚げても厚揚げにならないそうなので、要注意です。



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