(写真をトリミングしたら縦長になりすぎたので無理矢理文字をいれてみたらメニューっぽくなった)
「きのう何食べた?」13巻から、坦々うどんと豆腐のなめこあんかけを再現しました。
売春で拘留された女性の保釈手続きを担当することになったシロさん。
自分の不遇な境遇と比較し
「どうせ家に帰ったらきれいな奥さんと子供が待ってて 親だってまともで友達もたくさんいるんでしょ?」
と投げやりな態度をとる彼女に、真正面から
「妻も子も俺にはいないよ」
と答えます。
みんな何らかの事情を抱えて生きている。
シロさんの繕わない態度に、閉じた彼女の心も開いていきます。
冷たい拘置所でのちょっとヘビーなシーンと、帰宅してケンジと食べるこのうどんの対比が印象的な回でした。
作り方:(※分量は作品を参考にしてください)
ネギ、しょうが、干しエビ(お好み焼き用の安いものでOK)をフードプロセッサーにかける。
鍋にごま油を熱し、上記のペーストと豆板醤を弱火でじっくり炒める。
豚ひき肉を加えてさらに炒め、味噌、砂糖、オイスターソース、しょうゆ、コショウで味をつける。
この時点ですでに美味しそう…。
そして坦々スープの必須アイテムといえばこれ。白ねりゴマを加えます。
「白和え喰いたくて買ったはいいけどなかなか減らなかった」とはシロさんの弁ですが、坦々スープを作ると一気に減りますよね。
日にちが経った練りごまは、ペーストとの部分が粘土のごとく硬くなってしまって、毎回計量スプーンが折れ曲がりそうになるのが悩み…。
練りごまがなじんだら、水を加えます。
沸騰するまでの間に、汚れた調理用具を洗ったりしつつ……
「副菜の呪いにかけられた男」ことシロさんは、この隙間時間を活用してもう一品。
なめこを袋のままフライパンに投入し(ぬめりは取らない)、めんつゆと合わせて火にかけます。
火が通ったら、これをレンジで加熱した豆腐の上にかけ、練りわさびを乗せて完成。はやーい!
そうしている間に、鍋が沸いてきました。
鶏がらスープと塩、そしてお酢で味をととのえます。
茹でうどんを加えて3~4分煮、仕上げに豆乳を足して再沸騰させたら完成(豆乳の場合は沸騰させすぎないように注意)。
ネギのみじんぎりとチンゲン菜のおひたしをトッピングし、仕上げにラー油をまわしたら完成。
ひと手間だけど、ちゃんとチンゲン菜を添えると、お店で食べる担々麺感が出ますね。
食べた感想:
スープが想像以上にお店で食べる担々麺っぽい!
ケンジの感想どおり、たっぷり入った干しエビのダシがそう感じさせます。安い干しエビでも、ちゃんと本格中華になるんですね。
常々思っていたけれど、担々麺のスープにはかん水を使った黄色い中華麺よりも、コシが弱い麺のほうが合うよなー、と思う。
うどんで作る場合も、さぬきうどんよりも普通のゆでうどんを長めに茹でたもののほうが好みです。あ、細うどんで作ってもおいしいかも…と、スープに対して自分好みの麺を選択できるのが「自宅麺」のいいところですね。
残ったスープにはご飯を入れて、あますことなく食べる。
こちらはスピード副菜の豆腐のなめこあんかけ。
甘辛のめんつゆが絡んだトロトロのなめこに、ワサビがピリッときいてます。普段の和食の献立にも合わせやすそう。
うどんで作るたんたんめん、こんな漫画飯もあります。
コメント
コメント一覧 (4)
「日本の中華」を作った陳建民さんすごい…!
(きょうの料理にも出演されていましたね)
アレンジされた日式中華も大好きです。
デザインセンスがないので偶然の賜物ですが、よかったw
汁なしバージョンのアレンジ、ナイスアイデアですね!
(しかもぜんぶ包丁で…大変そうですが、そのぶんおいしそう)
シロさんの発言の続き、彼らしくていいシーンでしたねw
日本の中華はだいたい陳建民氏の仕業。
逆輸入されて中国にもあることも多いけど。
担担麺は汁なし派なので(だって挽き肉すくうのめんどくさい)、私は勝手にアレンジして汁なしで作ってみました。
そしてフードプロセッサーもないので全部包丁で刻みました(笑)
ちょっとじゃりじゃりしたけど、味は本当に本格的!
毎度思うのですが、すごいしありがたいですシロさん。お店に行かなくても満足できちゃう。
そんなシロさんの「妻も子もいない」発言に続く心の呟きがこのエピソードでのお気に入りです。大丈夫シロさん、多けりゃいいってもんじゃないよって伝えたい(笑)