「深夜食堂」ドラマの詳細が出ましたね(遅い?)。
マスター役は小林薫! 放送時間はちゃんと深夜!うわー、楽しみ。
というわけで記念に何か作ろう、と思ったんですが、最新刊の4巻は「作ってみたい欲」が出るメニューがあまりなく(もちろん内容は面白いですよ)、3巻に出てくるビーフストロガノフにチャレンジすることにしました。
※【コマ引用】「深夜食堂」(安倍夜郎/小学館)3巻より
「作れるもんは作るよ」というスタンスの店だからこそ、たまにビックリするようなメニューをオーダーする客もいる。
第40夜に登場するOLもフラリと来店し、「ビーフストロガノフ」と無茶ぶりの注文。マスターもとまどいながら、引き受けてみせる。
苦労して出来上がった料理についてマスターが「どうだい?」と聞くと、「まあまあ」と答える彼女。
普通のグルメマンガなら、ここで美味さのあまり閃光が飛び散ったり「クリーミーなソースが口のなかでシャッキリポンと踊るわ!」とか言い出したりするところですが、このそっけないやりとりが、このマンガらしいなあ、なんて思ってしまうシーンです。
※【コマ引用】「深夜食堂」(安倍夜郎/小学館)3巻より
しかしマスターが実際に調理してるシーンって、実はあまり出てこないから、これって貴重なエピソードかもしれない。
これ以外に無茶ぶりのオーダーが来た時も、こうやってアンチョコとなる料理本片手に作ってるんですかねえ(ほかにも、料金システムはどうなってるんだ、とか色々謎が多い店ではあります)。
さて、ビーフストロガノフのレシピですが、作中でざっくり説明はされてはいるものの心もとないので、我が家のアンチョコである辻クッキング料理ブックのレシピも参考にてアレンジします。
これ、料理スキルゼロだった上京間もない時に母からもらった古い本ですが、和洋中の基本のメニューが丁寧に載ってるので、今でも愛用しとります(味付けも好みなの)。
作り方(2人前程度):
薄切り牛肉200gに小麦粉をまぶし、塩コショウしておく。フライパンにバターとニンニクを入れて熱して牛肉を炒め、ブランデー少々をふりかけ(フランベしてもOK)、別皿にとっておきます。
上のフライパンにバターを追加し、薄切りした玉ねぎをキツネ色になるまで炒め、さらにスライスしたマッシュルームも加えて炒めます。
その後牛肉をフライパンに戻し、ブイヨン1カップとローレルと一緒に中火で煮込み、アクをとります。
ここでサワークリームかドミグラスソースを投入しますが、今回はサワークリームでいきます。写真左の中沢サワークリームなら、カップ1個丸ごと使います(ひえー)。
まずはカップの半分をフライパンに投入し、20分ほど弱火で煮込みます。その後仕上げにもう半分を投入し、塩コショウで整えたら完成。 今回はマンガにあわせてライスを添えますが、料理本によるとフェットチーネとかのパスタでもいいらしい。
食べた感想:
サワークリームで作るくらいだから、やっぱり酸っぱいのかな?、なんて思いましたが、そんなことありませんでした。こくのあるさらっとしたシチュー、といった感じで、意外とご飯にもあいます。
マンガ読んだ印象では、わりと時間がかかる料理の印象がありましたが、30分くらいで出来ちゃうので、実は普段から使えるメニューになるかもしれません。
しかしサワークリーム1パック丸ごと使うくらいだから、カロリーもすごいことになってる予感。深夜に頻繁に食べてると、あっという間にまゆみちゃん化しそうだ……。
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