毎週、中身はお任せの宅配野菜をとっているんですが、かぼちゃが2週連続で届いて途方に暮れました……。どうやってやっつけようか、と悩んでいたら「酒場ミモザ」にカボチャ料理の話が載ってたのを思い出しました。
※【コマ引用】「酒場ミモザ」(とだともこ/講談社)より
(ほんとは見開きのコマなんですが、読みづらいのでトリミングしてます)
キャンパス内にカボチャのタネをまく「カボチャゲリラ」活動をする土田助教授が、学祭の模擬店でバーテンダーをすることに。
ミモザのマスターからバーテンとしての心得を学びつつ、開店当日を迎え――というエピソード。 この模擬店のバーの名前が「Bar Pumpkin」というだけあって、メニューもカボチャだらけです。
無料の突き出しは柿の葉にのせたカボチャサラダ。さらにパンプキンパイ、カボチャのディップ、そしてカボチャのピクルスなどなど。
甘いカボチャはお酒のつまみにはあんまり向かないイメージがあるけど、これだけ揃うと圧巻だなあ。
というわけで今回は、カボチャのサラダとピクルスに挑戦してみることにしました。
作中に特に詳しい作り方は書いてないので、下のレシピはテケトーです。
カボチャのサラダ:
普段はゴロっとカボチャの形が残るように作るんですが、作中の絵にあわせて今回はクリーミーな感じで仕上げます。
カボチャを適当な大きさに切り、柔らかくなるまで茹でます。面倒なら電子レンジで、手間をかけるなら蒸してもよさげ。
ざるにあけ、皮をとり(お好みで残したままでもOK)、熱いうちにマッシュします。マヨネーズ、ヨーグルト、レモン汁、塩コショウなどで味付けしてよく混ぜたらベースは完成。
※【コマ引用】「酒場ミモザ」(とだともこ/講談社)より
まずはミモザのマスターがタッパーに入れて持ってきた、ポテトサラダ風のもの。上のベースのサラダに、薄切りしたキュウリとハムを混ぜるだけ。惣菜風でご飯にも合いそう。
もうちょっとバーの突き出し風にしたいなあ、と思って作ったのが、こちらのナッツとレーズンを混ぜたバージョン。
仕上げにカレー粉orシナモンで味付けしてもよかったかも。作中では、秋らしく柿の葉を器に使ってましたが、再現しようと思ったら見あたらず、今回は適当な葉っぱです;;
カボチャのピクルス:
これは最後のコマに一瞬だけしか登場しないメニューですが、カボチャもピクルスにできるんだ!とびっくりしたので、試したかった一品。
でも調べたら、大抵の野菜はピクルスにできるっぽいっすね。 カボチャは4~5ミリ程度に薄切りし、熱湯でさっと茹で、塩水に30分程度浸しときます。
小鍋に白ワインビネガー、水、砂糖、塩、コショウ、ローレル、唐辛子を入れて火にかけ、ピクルス液を作ります。
カボチャの水気をふき、タッパーに入れてピクルス液を注いで漬け込みます。
約1日漬けたのがこちら。
うーむ、味は酸っぱくて確かにピクルスだけど、食感はモクモクとしたカボチャ。
なんか不思議な感じです。生食できるカボチャとかも売ってるらしいので、今度はそれで試してみようかなあ。
あと今回はピクルス液を辛めに仕上げたんですが、甘めの方が意外と合うかもなーと思いました。
と、カボチャ料理尽くしで、冷蔵庫のストックもかなり減って万々歳(と思ったら、あと1/4残ってた……)。
しかし前回も書いたけどこの「酒場ミモザ」、いまだに絶版なんですよね。ほんとにいい作品なので、早く復刊してほしいなあ。
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