妻に先立たれ、息子夫婦と同居することになった参平の“主夫生活”を描いた「さんさん録」。
こうの史代先生といえば「夕凪の街 桜の国」が有名ですが、ちゃんと読むのはこの作品が初めて。「もっと早く読めばよかった」と後悔するくらい面白かった!
実はわたし、好きな芸能人やキャラクターについては、いわゆる“枯れ専”の気があるのですが、「不器用ですから」を地でいく参平じいさんはドストライク。あまり大きな声では言えないわ……と思ってたんですが、レビューを見ると「参平たまらん!!」の声が多く、なんか安心しました(していいのか)。
※【コマ引用】「さんさん録」(こうの史代/双葉社)2巻より
特に参平かわいいよ参平状態だったのが、2巻のエピソード。
嫁側の父親が作る豪快な広島焼きに対抗意識を燃やし、手際よくクッキーを焼き上げるも、結局敗北感を味わうとことか。かーわーいーいー。
そんなおじーちゃん萌えな気持ちは置いといて、このクッキーが素朴で美味しそうだったので、作ってみることにしました。
作中では、レシピの工程がぜんぶ丁寧にコマで説明されてるので、写真でそれを再現してお届けしてみます。
漫画では普通のオーブントースターで焼き上げてましたが、オーブンレンジしかない場合は、トースター機能で様子を見つつ焼いてもよいし、もしくはオーブンを使うとさらにキレイに仕上がると思います。
食べた感想:
いかにもハンドメイドっぽい、ラフな形に仕上がりました。レモンの皮をちょっと多目に入れたんですが、正解だったかも。バターの香りに柑橘系の香りがふわっと混ざって爽やかな味になりました。
しかし焼きたてのクッキーって、なんであんなに天上的に美味しいんでしょう。どんな有名パティシエの作だろうと、冷めたクッキーでは絶対かなわないだろうな、といつも思います。
なので分量は半分にして、焼きたてを食べきれる量だけ作る、というのもオススメです。
余談:1回目があまりにブザマな形だったので、2回目は手で丸めてきれいに成形してみた。
でも食べ比べてみると、適当な形のものの方が美味しく感じました。不思議。
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