会社帰りに近所のスーパーに寄ったら、マルちゃんの「冷しラーメン」がひっそりと置かれてるのを発見。
最近読んだ泉昌之の「天食」に載ってたアレだ!!と興奮して、5パック入りを買ってしまいました。
マルちゃんの「冷しラーメン」それも乾麺タイプのヤツ ほらほら「中華」と謳ってない わかってらっしゃる!!
※【コマ引用】「天食」(泉昌之/晋遊舎)より
蕎麦屋の冷やし中華に失望した63(ムッツリ)衛門が、リベンジのために作るメニュー。
生麺タイプの冷やし中華しか知らなかったので、乾麺タイプなんてあるんだ、とびっくりしました。
いまだにマルちゃんが生産ラインからはずしてないってことは、やっぱりまだまだファンが多いんでしょうか。
※【コマ引用】「天食」(泉昌之/晋遊舎)より
ちなみに作中に登場したガッカリ冷やし中華はこちら。上にさくらんぼが乗ってて、氷が散らされてて、変な和風の器に入ってて、彩りばっかり妙にキレイで……みたいなもの。中途半端な甘味屋さんで、こういうの食べたような気がする。
でも63衛門と違って、ワタシ意外とこういう邪道な冷やし中華も好きです。
あらためて、冷しラーメンの袋はこちら。なんで冷やし中華なのにラーメンやねん、というのは誰もが突っ込みたいところ。
調べてみると、マルちゃんのシェアが高い北海道では、冷やし中華のことを「冷やしラーメン」と呼ぶそうで、全国で販売する際もこの名前を踏襲することになったそうな。
と、無駄に調べ物をして寄り道しながら、さっそく調理。キュウリ、砂糖を少し入れた薄焼き卵、ハム(冷蔵庫に余ってたので今回はチャーシュー)を適当に千切り。今回はこの「適当マインド」が料理のいいスパイスになります。
お湯をわかして、マンガのとおり2つに割って乾麺を4分ゆでます(今の説明書きだと、割らなくてもいいっぽい)。
インスタント麺類は乾麺に限る 本物志向なんてインスタントにはいらない
とは作中のセリフですが、名言だー。
そういえば最近のカップ麺はヘルシーなノンフライ麺が主流になっちゃって、個人的に悲しいです。カップ麺には油揚げ麺しか、ぬ!(ってこの冷やしラーメンもノンフライだけど……)
麺をゆでてる間、付属のスープは冷やしておくとベター。
麺を茹でたら、ざるにあけて冷水でしめて完成。 貧弱だった乾麺が、ぷっくり膨らんで、ウンマソー。
表示の茹で時間が「4分」って長いなあ、と思ったんですが、水分を十分に吸わせるためだったんですねー。日本の製麺技術に感動。
具はのせすぎず、配置も乱雑、テケトーに。どうせ自分の腹におさまるんだもんね。という漢らしさがよいです。
そして最後のトッピングに、付属のふりかけ(魔法の粉)。本当は具なんてナシで、これだけでも十分らしいです。
というわけで、盛りつけも完成。さっそくいただきます……とその前に、
※【コマ引用】「天食」(泉昌之/晋遊舎)より
とならないように、練り辛子もスタンバイ。
麺は思ったよりも本格的で、「生麺です」と言い張られたら気付かないかも。マンガの初出は1998年らしいので、それから改良されてるのかもしんないですね。
具は、やっぱりチャーシューじゃなくてハムのほうが合ったかもな。あと4袋余ってるので、いろいろ具の組み合わせも試してみよっと。
しかし久住昌之さんの原作は、マンガを誰が担当するかで印象が全然違うから面白いなあ。「孤独のグルメ」作画の谷口ジロー先生と、「天食」作画の泉晴紀先生を担当替えしたら、どういうことになるのかしら……と妄想してしまいました。
コメント