※【コマ引用】「ひまわりっ」(東村アキコ/講談社)より
モーニングで連載中の「ひまわりっ」が、ここ数週間でいつの間にかチキン南蛮マンガになってる……!
宮崎県民のソウルフード「チキン南蛮」の裏側では、モモ肉派とムネ肉派の静かな闘いが繰り広げられているそうです。
両派のなかでさらに「皮無し派 or 皮有り派」に細分化されるらしく、 モモ派はムネ肉のことを「パサパサしている」とけなし ムネ派はモモ肉のことを「クドい 脂っこい」と批判する と、今日にいたるまで和解にはほど遠い状況にあるのだとか。
論争の火種はネットの掲示板、果ては嫁ぎ先での嫁姑問題にまで発展しているそう(ほんまか)。 面白かったのは、単に好みの問題にとどまらず、その先にまで議論がいっちゃってるところ。
「チキン南蛮の元祖の店『おぐら』ではムネ肉使ってるから、ムネが正統」→「のれん分けの店では今やモモの方が主流ですよ。ていうか『おぐら』のスピリットは肉じゃなくて甘酢とタルタル」
……なんかもう宗教戦争といってもいいほど、すごいことになっちゃってますw
ということで、宮崎県とは縁もゆかりもない人間ですが、チキン南蛮の ・ムネ皮無し、有り ・モモ皮無し、有り の計4パターンを食べ比べて、自分が「何派」なのかハッキリさせときたいと思います( ` ´)/
基本のチキン南蛮のレシピは、「ひまわりっ」7巻に掲載されてるので、それを参考にします。
材料:
<主材料>
・鳥ムネ肉、モモ肉
・卵
・小麦粉
・サラダ油
・チキン南蛮のたれ <タルタル用>
・ゆで卵
・マヨネーズ
・練乳
・ケチャップ
・ピクルス
・らっきょ
・砂糖
作り方:
ピクルスとらっきょをみじん切りし、その他のタルタルソースの材料と一緒に混ぜ合わせておきます。各調味料の分量はお好みで。
鳥ムネ、モモ肉を薄切りにします(市販の一枚肉を横半分に切ると丁度良いかも?)。
それぞれ皮あり、皮無しに分かれるように切っておきました。あとは塩コショウし、薄く小麦粉をはたいておきます。
肉に溶き卵をからませ、油で揚げます。衣が卵だけ、ってちょっと不思議な感じでしたが、見た目は普通の唐揚げっぽくなるんですねー。
揚がった肉を、チキン南蛮のタレ(お好みで砂糖も追加)に漬け込んでおきます。
タレから引き上げた状態がこちら。ムネ皮無し、ムネ皮有り、モモ皮無し、モモ皮有りの4種類(+余ったので「皮のみ」も作ってみた)のチキン南蛮、完成でーす!(チューボーですよっぽく)
食べた感想:
まずは食べ比べの結果から。
・ムネ皮無し……一番あっさり。ちょっとパサパサしてるかな。
・ムネ皮有り……バランス◎。いくらでも食べられる。
・モモ皮無し……皮はなくても十分ジューシー。
・モモ皮有り……柔らかくてこってり。ハオツー!
・皮のみ……酒のつまみ向き。
というわけで、個人的には、ムネ皮有り=モモ皮有り>モモ皮無し>ムネ皮無し の順位かなー。
もともと油モノ好きなので、あっさりが好きな人は逆の順位になるかもしれないですね。 あとタルタルソースが美味しかった! ピクルスとらっきょがアクセントになってて、パクパク食べられます。(しかしカロリー無礼講なメニューなことは確実なので、明日から粗食せねば……)
7巻でも描かれてたけど、他県のチキン南蛮と、本場のを比べると全然違うんですね。東京の惣菜屋で見るのも、唐揚げに甘酢とマヨネーズをかけただけ、というのがほとんどだもんなー。
同じ国なのに、「外国の曲解された日本食」みたいになっちゃったのは、何故なんだろう……。このへんも東村先生が作中で解説してくださるのを、期待してます。
コメント
コメント一覧 (4)
「ひまわりっ」のチキン南蛮、参考にしていただけてうれしいです!
リンクまでいただき、ありがとうございますmm
リンク貼らせていただきますm(_ _)m
むね肉って安いので助かるけど、なかなか美味しく食べられるレシピがないなあ
・・・と思ってたのですが、そんな下処理の方法があるんですね。
手間はかかりそうですが、ぜひ試してみたいです!
魚柄仁ノ助さんという方(キム兄主演でドラマ化もされた「おかわり飯蔵」の原作者)
が著書で鶏むね肉を海水程度の塩水に三時間ほど浸けてから天日に干す
(冬場2日夏場1日)と熟成してパサつかないしっとりとした
地鶏にも似た食感になります
これでチキン南蛮をためしてみて下さい。
揚げずに焼いて食べても美味しいですが、
試す価値はあるかと思います是非。