※【コマ引用】「愛がなくても喰ってゆけます。」(よしながふみ/太田出版)より
料理マンガは数あれど、グルメガイド的なマンガって意外と少ないですよね。
ぱっと思いつくのだと「恨ミシュラン」、「孤独のグルメ」(ガイドとは言えないか)、そしてこの「愛がなくても喰ってゆけます。」。
「よしながふみ=グルメ」の印象を決定づけたこの作品、単なるお店紹介だけじゃなくて、食べることが好きな人なら思わず膝を打つエピソードが満載です。
「どうしたらそんなに美味しい店を見つけられるの?」と無邪気に質問されて
「あたし仕事する時と寝てる時以外はほぼ四六時中食い物の事を考えて生きてんのね。てゆーか仕事によっては仕事してる時も食い物の事を考えてんのね」
と鬼気迫る勢いで答えるYなが先生の気持ち、100%……いや、70%くらいはわかる気がしますw
今回は池袋の飲茶食べ放題「中国茶館 2号店」をレポート。実はお店に行ったのは去年なので、携帯で撮った写真しかありませんが;
場所はJRの池袋駅西口を出て、信号を渡ってすぐの路地のビル2F。しかし「2号店」があるからには1号店があるんだろうけど、そっちの話は特に聞かないのが謎だ……。
2回ほど行きましたが、いずれも予約なしで並ばずに入れました。
メニューは単品やセットメニューも用意されてるけど、お得度でいったら断然食べ放題。90分2,625円で、オーダーバイキング方式です。
普段は中華には絶対ビール!!なんですが、お茶の店なので2杯目からは中国茶に切り替えます。
茶葉は数種類のなかから選べて、1人前400~600円前後。プーアル茶は「今まで飲んでたプーアル茶は一体……」というくらい濃いですw まるでコーヒーのような色で、お湯を継ぎ足しても全然薄くなりません……。多少食べ過ぎても、この脂肪分解酵素がなんとかしてくれるんじゃないかと思います。
ちなみに私が行った時は、名物のおばさまではなく、初老のおじさまがお茶のレクチャーをしてくださいました。
続いてお料理。点心から前菜、麺類、ご飯類まで、数回来店しないと食べきれないくらいメニューは豊富です。
まずはマンガでも絶賛されてた、季節の野菜いため。私が行ったときは小松菜だったかな? ほどよくしょっぱい味付けがうみゃい。ビールがすすむくんです。
※【コマ引用】「愛がなくても喰ってゆけます。」(よしながふみ/太田出版)より
まだまだ続きます。
海鮮ひすいギョウザ:ツルンとしてうまし。
カニしゅうまい:カニたっぷし!
ショーロンポー:個人的にお前がナンバーワンだぜ。おかわりしました。
ニラとエビの焼きまんじゅう:おいひーれえ!
※かぼちゃ入り蒸しギョウザは置いてなかった(残念)
※【コマ引用】「愛がなくても喰ってゆけます。」(よしながふみ/太田出版)より
とどめにデザート。マンガに出てきたウーロンゼリーと桃まん(今回はカスタード入りじゃなくて、蓮の実あんでした)は必須オーダー。
ウーロンゼリーは、さっぱりしたゼリーの上に練乳っぽいミルクが乗ってて、めちゃくちゃ好み!
上記以外にも、もりもりオーダーしたんですが、キリがないのでとりあえずマンガに出てきた料理を中心にご紹介しました。ほんとにどれもこれも美味しいです。(書いててまた行きたくなってきた(´~`))
「愛がなくても?」に登場するお店で制覇したのは今のところココだけですが、一番行ってみたいのは新宿の「北島亭」。アメ車な女、O田嬢が「踊りたい……」とまで言った和牛ホホ肉の赤ワイン煮、食べてみたいな。
コメント
コメント一覧 (2)
中央線沿いにお住まいなんて、うらやましすぎる!
本でおすすめされているお店、中央線エリアが多いですもんね~。
食べたときのキャラの恍惚の表情が、どれもいいですよねw
私も同じく食いしん坊だと思ってましたが、あのYなが先生のセリフと表情で「自分はまだまだ小童だ・・・」と悟りましたw
あの境地まで行ってみたいような、迷うような・・・。
炭火台所鶏丸にいってみたくてたまらないところです。
阿佐ヶ谷とか高円寺とか、私のような中央線沿線住みには
あら、こんな所にこんな店が!と驚くような感じがしました。
でも「四六時中食い物のことを考えている」の後に続く
ド迫力のY永先生の台詞に撃ちぬかれました。
私も自分は食いしん坊だと思っていましたが
Y永先生に比べれば、ただの人でした・・・。
これぐらいに本気で食べてみたい気もしますが、
怖気づいてしまうのは
あのY永先生の鬼気迫る御尊顔を見てしまったからかもしれません。