ジビエブームのおかげで、鹿肉が簡単に入手できるようになりました。
うきうきと取り寄せてみたものの、初めての食材なので料理のメニューが思い浮かばない。
そういえば、「セケンノハテマデ」にシカ肉のサンドイッチが出てきたな…と思い出し、再現してみました。
主人公は「メジャーからソーッと」デビューしたばかりのプログレバンド、「メトロ6R4」。
音楽業界といういつになく華やかな舞台ですが、ドラマチックなことは一切起こらない、ゆるゆるなサライネスワールドは健在。
※【コマ引用】「セケンノハテマデ」(サライネス/講談社)3巻より
シカ肉のサンドイッチは、バンドのベースのシロちゃん&ドラマーのタイチロさんの実家である喫茶店「ビストル」の看板メニュー。オーナーの祖父が自分用につくって食べていたのを、客のリクエストで提供するようになったらしい。
レコーディングスタジオに、どどんとこのサンドイッチを持参したタイチロさん。徹夜明けの胃に明らかに優しくなさそうな差し入れにメンバーは唖然としますが、味は「意外にウマい」。
現在はタイチロさんがバンドのかたわら喫茶店を継いでいますが、このシカ肉サンドも祖父からしっかり受け継がれているようです。
レコーディングスタジオに、どどんとこのサンドイッチを持参したタイチロさん。徹夜明けの胃に明らかに優しくなさそうな差し入れにメンバーは唖然としますが、味は「意外にウマい」。
現在はタイチロさんがバンドのかたわら喫茶店を継いでいますが、このシカ肉サンドも祖父からしっかり受け継がれているようです。
初めてのシカ肉とご対面。今回はロースです。まずはブロック肉のまま、赤ワインと香味野菜(にんにく、たまねぎ、レモンなど)で漬け込んでマリネし、半日ほど冷蔵庫に寝かせてみる。
肉は焼く前にしっかり常温に戻し、塩コショウ。
事前にいろいろ調べてみると、鹿肉は牛肉と同じ焼き方をすると、硬くなってしまいあまり美味しくないのだとか。
そこで試してみたのが、フレンチの「アロゼ」という調理法。
多めの油を入れたフライパンのなかに肉を入れ、低温で油をすくいかけながらじっくり火を通していく、というもの。
オリーブオイル+バターをたっぷり入れたフライパンは常時弱火にし、スプーンで肉に油を繰り返しかけつつ、途中で裏返しつつ、20分ほど加熱。
オリーブオイル+バターをたっぷり入れたフライパンは常時弱火にし、スプーンで肉に油を繰り返しかけつつ、途中で裏返しつつ、20分ほど加熱。
こちらがアロゼってみた鹿ロース。余熱で火をとおすため、さらにアルミホイルに包んで20分ほど放置します。
その間に、皮つきのフライドポテトを作る(鹿肉を焼いたあとの油を活用)。
保熱しておいた肉を薄くスライスしてみます。
ローストビーフ風のきれいなロゼ色! このまま食べてもワインに合いそう。
食パンにバターとマヨネーズ、マスタードを塗る(マスタードのかわりにホースラディッシュでも美味)。
ソースは適当に作ります。マリネ液を野菜ごとフードプロセッサーにかけて、しょうゆやら麺つゆやらで味付けして煮詰めたもの。
これを鹿肉の上にかけて、レタスと一緒にパンではさんで完成。
ピクルスと皮つきフライドポテトを豪快に盛り付けます。
見るからに、がっつり!
イメージは、薄切り肉がたっぷり挟まれたアメリカのステーキサンド。
ピクルスと皮つきフライドポテトを豪快に盛り付けます。
見るからに、がっつり!
イメージは、薄切り肉がたっぷり挟まれたアメリカのステーキサンド。
ピクルスは適当です。今回は、きゅうり、トマト、黄ピーマン。
食べた感想:
低温でじっくり火を通した鹿肉は、しっとりやわらか。クセもほとんどなくておいしい。
モーちゃんが後日「あれ俺かなり好き!」と絶賛したのも同感。
見た目はヘビーだけど、ほぼ赤身なので、夜食としては意外にヘルシーかもしれません。
「セケンノハテマデ」で興奮したのは、マキオちゃん(「誰も寝てはならぬ」)や松林(「大阪豆ゴハン」)など、過去のサライネス作品のキャラの「その後」が描かれていたところ。
次回作はどこが舞台になるのか、楽しみです。
サラ先生から反応をいただいてしまった!
サライネス 自称漫画家 よう知らんけど多分。@SAARA_INESうひゃひゃひゃ!
2016/05/13 21:41:55
美味しそうね! https://t.co/mrfSIynbTa
コメント
コメント一覧 (10)
鹿肉のジンギスカン、ミンチ肉にしてバーガー…そんなにいろいろレシピがあるとは@@
鹿肉はプロの料理人でも扱いが難しいと何かで読んだのですが、うまく焼けるとそれに見合うおいしさですよね。
食あたりすることもあるとはびっくり。お父様、その後大丈夫だったのでしょうか…。
手っ取り早いのはシカ肉ジンギスカンかな。
確かに火を通し過ぎると硬いですね…
これ、写真だけ見るとローストビーフサンドに見えるから、「食べてびっくりな品」で出せそう。
ちなみになぜか実父は身体にあわず、2回目に食した時は食あたりで救急車に乗ったらしいです@@;
そうおっしゃっていただけてうれしいですーー
いままで、まとまった時間にPCに座って書いてたのですが、最近ようやくスマホで書くことを覚えまして^^; すき間時間に書けるので、前より更新できるようになりました!
「アロゼ」ってどんなもんじゃ・・・とおそるおそる作ったのですが、できあがってみると確かにローストビーフだ・・・と思いましたw
ランチならうれしいけど、徹夜明けにこれは確かに想像するとキツいですね^^;
山道で鹿と遭遇、なんてメルヘン…!
鹿肉、ほんとにクセもなくてびっくりしました。
(食べる時、奈良の鹿さんのことをちょっと思い出してしまいましたが・・・)
山わさびも合いそう…(´ρ`) ローストビーフとわさび系って、なぜあんなに合うんでしょうね。
解体したての鹿肉…!温かい、というのが生々しくてスゴい!
赤身だし、タタキは絶品でしょうね。うらやましい~。
本州でももうちょっと気軽にスーパーで買えるようになるといいのですが…。
楽しみ増えたーーー!^^
自分も以前鹿さん脚部頂いた事ありて…
「困ったら焼肉かカレーが無難」とアドバイス頂いていたのですが
やったのは『時雨煮』(→牛肉さんの時雨煮鹿さんバージョン と思ってください!
赤身のバサバサ感(脂肪少ないから!)が非常にマッチ!
個人的には鹿さん時雨煮の方が牛さんより好み♪ って思った事を思い出しました!
(方向性違うけど!)サンドイッチ!絶対旨いと思うですーー!^^
しかし何で徹夜明けなのに肉サンドで添え物はフライドポテトなのか
せめてポテトは抜きで……徹夜明けのテンションで食べて翌日胃もたれとか勘弁ですので
鹿肉は高タンパク低カロリーと言いますし、処理さえきちんと済ませば案外クセもなく美味しいですよね。ホースラディッシュも合いそうですし、山わさびでも美味しくいただけそうですね!
すぐならタタキでもいけると言われて少し食べてみたのですが
野生だったせいか…ものすごく鹿でした…
残りは甘辛く圧力鍋で煮込んで食べましたがやっぱり蝦夷鹿は
違うんですかね(^_^;)
ローストビーフみたいでものすごくおいしそうです
蝦夷鹿というとHeaven?のオーナー…と思ったんですが彼女は
カニカキエゾシカ!と唱えていただけでしたw