冬ドラマの放送リストを見ていたら、今季もグルメ漫画原作の作品が計3作品。すごい時代になりましたね……。
全部チェックできているわけではないのでナンですが、個人的な「食漫画ドラマ」ベストは「めしばな刑事タチバナ」「食の軍師」、それから「深夜食堂」。
「孤独のグルメ」みたいに原作とは別モノとして楽しめるドラマもありますが、この三作品は漫画のイメージそのままに映像化ならではの魅力も加わっていたのが、ファンとしてはたまらなかったな。
なかでも第3シーズンまで続いて映画化もされた「深夜食堂」は、もう小林薫さんのライフワークにしていただきたい。あのオープニング曲が流れるだけで毎回涙腺崩壊してまう……。
原作コミックも、いつのまにか15巻。今回はこのなかから「唐揚げ親子丼」を再現してみました。
※【コマ引用】「深夜食堂」(安倍夜郎/小学館)15巻より
開店直後にふらりと飛び込んできた、おばあさん。豚汁定食(生卵付き)をぺろりと平らげる健啖ぶりをみせ、マスターを驚かせます。歌舞伎町でホストとして働く孫の「レオナ」を探しているようで、手掛かりとなったのが、この「唐揚げ親子丼」。
子供のころにおばあさんに作ってもらっていた料理で、レオナはマスターの店でも注文してたよう。無事再会したのち、この「世界一の唐揚げ親子丼」を再現し、みんなで食べるシーンが何ともおいしそう。
唐揚げと親子丼、どちらも子供が大好きなメニューですが、それを組み合わせたところに、おばあちゃんの孫への愛情が感じられます。
作り方:
作中にレシピはないので想像で再現するのですが、単に親子丼に唐揚げをのっけただけではなく、「おばあちゃんっぽさ」を醸し出したい。というわけで、昔からある市販の「から揚げ粉」をあえて使ってみることにする。
最近は本格的なから揚げのレシピもネットですぐ探せますが、おばあちゃんはこういうの活用してそう、という私のなかの勝手なイメージ。
ボウルにから揚げ粉と水を入れて混ぜ、ひと口サイズに切った鶏肉を揉みこみます。
からっと揚げたら、油を切っておく。
親子丼用の小鍋にしょうゆ、みりん、酒、ネギを入れて煮立たせる。から揚げを入れ、溶き卵を回し入れて半熟に仕上げる。
どんぶりご飯にのせて完成。
食べた感想:
濃いめのしょうゆ味のから揚げと、ふんわり卵が懐かしいおいしさ。熱々の揚げたてから揚げはそのまま食べたい衝動にかられるけれど、卵でとじるとまた別のおいしさですね。
普通の親子丼より作るのに手間がかかる分、愛情たっぷりの料理というのが実感できました。
コメント
コメント一覧 (3)
まかないで食べるから揚げ親子丼、おいしそう…!
天ぷらとかコロッケの卵とじもいいなあ。
全部そろってるお弁当屋さんなら、パーフェクトすぎる環境ですね。
>しろんさん
はじめまして、コメントありがとうございます!
罪深いセットですよね…!>から揚げと卵
卵がはいると自動的に「ご馳走」と認識してしまう自分は、昭和脳かもしれません…。
「甘々と稲妻」、1巻だけ持ってた記憶があるのですが、機会があれば読んでみます!
リクエストっぽくなって申し訳ないんですけど最近『甘々と稲妻』というグルメ?漫画にはまってます。ぜひ再現してほしいなあと思いつつ、作品自体とてもおもしろいのでもしお時間があるようでしたらぜひぜひ~
カツ丼用のたれも作ってあったし、玉ネギも大量に刻んであったし。
余った揚げ物適当に突っ込んでました。
卵でとじるとたいてい美味しいよね(笑)