「3月のライオン」三日月堂コラボ

西武百貨店に出向くも、ほぼ完売で泣く泣くあきらめた「3月のライオン」三日月堂のコラボ和菓子。 その後ネット通販で、店頭では入手困難だった生菓子セットが再販され(現在は販売終了)、念願の入手を果たしたので小躍りしながらレポートします。

気が付けばこのカテゴリ、数年ぶりの更新だった…。

今回のセットの内容は「ふくふくダルマ」「三日月焼」「零とひなの夢羊羹」の3種類。京菓子の老舗・亀屋良長さんの手による再現です。

「ふく福たから箱」と同様、こんなかわいい箱で届きました。

箱
開封すると、なかには3つの小箱。

箱2
それぞれ冷凍された状態です。

冷凍状態
冷凍された和菓子は、基本的に室温で自然解凍したほうがいいそう(もち米を使ったお菓子は、冷蔵庫で解凍すると固くなるため)。

というわけで、このままじんわり待ちます。 まずは、5巻に登場する「ふくふくダルマ」。

「3月のライオン」ふくふくだるま

3月のライオン 5 (ジェッツコミックス)
羽海野チカ
白泉社
2013-12-13


以前自分でも再現しました
が、比較にならないほどのクオリティです。この柔和な表情、「ふくふくダルマ様」と拝みたくなるような、あらたな偶像崇拝が生まれてしまいそうな神々しさ。

目は黒ゴマ、ボディの花模様には寒天。雪っぽさを表現するのに、大福に氷餅がまぶされているアイデアもすごい。これがプロの仕事か…! とおののきました。

別角度から。食べるのがもったいないよー。
「3月のライオン」ふくふくだるま
といいつつ、やっぱり中身も気になるので……。

ふくふくだるまの中身
頭部は、ミルクあんのなかに抹茶ムース。このムースがふわっととろけて美味しい。そしてボディは栗あんのなかにミルクムース&つぶあん。こちらは栗あんが濃厚で、お茶に合います。


お次は「三日月焼」。
「3月のライオン」三日月焼き 

「3月のライオン」(羽海野チカ/白泉社)1巻より※【コマ引用】「3月のライオン」(羽海野チカ/白泉社)1巻より 

「三日月焼」はその名の通り、三日月堂の看板商品。 パッケージの状態では何度か描かれていますが、中のお菓子はどういうものなのかずっと不明でした(私が見逃しているだけだったらすみません…)。

今回のコラボ商品では、ミニどら焼き風にアレンジしたようですが、ちゃんと作中と同様に「つぶあん」「黄身あん」の2種類あってうれしい。 

生地は餅粉が入っているのか、阿闍梨餅や桐葉菓のようなもちもちした食感。餡もぎっしり入っていて、小ぶりだけど食べごたえあります。

「三日月町で愛される銘菓」のイメージどおりの味でした。というか、レギュラー化してほしい。


最後に「零とひなの夢羊羹」。これは単なる「再現」ではなく、職人さんが作品をイメージした創作菓子。

「3月のライオン」ひなと零の夢階段 
月と将棋の駒とハートがあしらわれて、「こんなかわいい羊羹見たことねえだ…」と乙女心くすぐられるビジュアルです。

「3月のライオン」ひなと零の夢階段 
横から見ると、寒天が階段状になってます。 茶色の部分は小豆かと思いきや、なんとチョコレート味。ピンクの部分はイチゴ味。あわせて食べると、まるで洋菓子のような風味で新鮮。

「3月のライオン」三日月堂コラボ 
どれも職人さんの技と作品世界を再現するこだわりが感じられて、満足のお取り寄せでした。 

コラボ商品はほかにも「魔のループおはぎ」「白玉くるみ汁粉」「モモのあひる羊羹」があって、今回は再販されなかったのですが、ここまできたらすべて食べたいのがファン心理(というか、あの完売状況のなか全商品入手できた人ってどれくらいいるのだろうか…)。

いつかまた再企画されることを祈りましょう。


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