「きのう何食べた?」(よしながふみ)11巻のお好み焼き

発売されたばかりの「何食べ」11巻より、「関西風お好み焼き」です。 こちらはケンジが勤める美容院の同僚・タブチ君の料理。 

「きのう何食べた?」(よしながふみ/講談社)11巻より
※【コマ引用】「きのう何食べた?」(よしながふみ/講談社)11巻より

タブチ君といえば、過去には長崎皿うどんやカルボナーラなど、いずれもお付き合いしている彼女がらみのレシピが登場してきましたが、今回は別れたばかりの大阪出身の元カノに作ってあげていたもの。

恋愛相手にあわせて趣味が増えていく人ってたまにいますが、タブチ君は料理のレパートリーが増えていくタイプでしょうか。今後も「くいしん坊!万歳」のように津々浦々制覇していただきたい。


牛乳、卵、小麦粉 
作り方:(※分量は作品をご確認ください) 

山芋をすりおろして…など、こだわるとそれなりに手間のかかるお好み焼きですが、タブチ流は市販のお好み焼き粉でOK。 ただし、ここで水のかわりに牛乳を入れるのがポイントらしい。

お好み焼きに牛乳、初めて聞いた! 卵と一緒に泡だて器でよく混ぜ合わせます。

混ぜる 
上で作った生地を1人分のみ別のボウルに取り分け、粗みじん切りにしたキャベツ、わけぎ、天かすを入れて空気を含ませるようによく混ぜます。 

いちどに大量に作ると、キャベツの水分が出て生地がダレてしまうのでNGらしい。

焼く 焼く2 
焼く時もこだわりがあります。 油をひき、中弱火で熱したフライパンに生地の2/3を広げ、中央にくぼみを作ります。その後、残りの生地をそのくぼみにのせます。

こうすることで、ふわっと厚みのある焼き上がりになるそう。

豚バラ ひっくり返し
豚バラ3枚を生地の上にのせ、3分焼いたらひっくり返す。

ふた ソース 
フタをして5分蒸し焼きにし、再度ひっくり返して生地の水分を飛ばす。2分ほど焼いて、生地の中央に箸を刺してくっつかなければOK。

ソース、マヨネーズ、紅ショーが、青のり、かつお節をトッピングして完成。

チーズ 
ちなみにチーズ入りバージョンは、焼く際に生地の1/2を広げてスライスチーズを3枚のせ、残りの生地をかぶせて同様に焼き上げます。 お好み焼きはデコってなんぼ。 

「きのう何食べた?」(よしながふみ)11巻のお好み焼き

「きのう何食べた?」(よしながふみ)11巻のお好み焼き 
食べた感想: 
数々のテクニックを駆使しているだけあり、ふわっとした食感で、牛乳効果のせいか、後味がまろやか…! チーズ入りver.は、たっぷり3枚もスライスチーズが入っているので、とろける食感がたまらん。

関西出身の身でこういうこと言うのも何ですが、以前はお好み焼きはどう作ってもそこそこ美味しい食べもので、「マズいお好み焼き」もなければ、逆に「めちゃくちゃ美味しいお好み焼き」というのもない、という考えでした。

でも作り方によってこんなに味が変わるんだなあ、と見識の狭さをちょっと反省。 

バランス献立派のシロさんと違って、タブチ君メニューの回は一皿がっつり系が多いせいか、個人的に「そそられ度」が高いので、今後のメニューも楽しみ。

何食べ手ぬぐい
11巻の限定版を買ったら、こんなオマケがついてきました。手ぬぐいってところがシロさんっぽくていいですね(汚すのもったいなくて、キッチンで使いたいけど使えないジレンマ)。




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