「深夜食堂」(安倍夜郎)14巻のアサリとキャベツの酒蒸し

深夜食堂の最新刊(14巻)から、表紙にも描かれているアサリとキャベツの酒蒸しを作ってみました。

エピソードの主人公、雨女の長崎さんと晴れ男の光井さん、二人が偶然にも同じ注文をしたのがこの料理。マスターいわく評判がよくて、いつのまにか店の定番になった人気メニューのようです。

「深夜食堂」14巻(安倍夜郎/小学館)より
※【コマ引用】「深夜食堂」14巻(安倍夜郎/小学館)より

 アサリと春キャベツ。どちらも春らしさを感じる食材ですが、特に春キャベツは青々としてやわらかで甘くて、冬のキャベツとはまるで別の野菜みたい……と思ったら、実際に別の品種なのですね(知らなかった)。

ふつうの酒蒸しかと思いきや、隠し味にアンチョビを使っていたり、マスターの創意工夫が感じられる点が気になったので、作ってみました。


あさり 
作り方: 
アサリは塩水に1時間ほどつけて砂抜きし、よくこすり洗う。 余談ですが、アサリってこの砂抜きの手間があるので、仕事帰りの夜ごはんにはなかなか使いづらいのがジレンマ。

今回、試しに50度のお湯で早く砂出しする方法を試してみたら、ものの5分で完了して感動。貝にはちょっとかわいそうですが^^;

にんにくとアンチョビ 
フライパンに油を入れ、にんにくのみじん切りを入れて弱火にかける。香りが立ったらアンチョビのみじん切りを入れ、軽く炒める。

酒 ふた 
アサリを投入し、ざっと炒めてから日本酒を多めに入れ、フライパンにフタをして貝が開くのを待つ。 

できあがり 
貝が開いたらざく切りした春キャベツを入れ、再度フタをして軽く火を通して完成。

「深夜食堂」(安倍夜郎)14巻のアサリとキャベツの酒蒸し 
食べた感想: 
試してみたかったのは、これをご飯と一緒に食べるシーン。

アサリの酒蒸しはお酒のつまみとして作ることが多くて、そのたびに旨みが凝縮している汁が皿に残っちゃうのが気になっていたのですが、ご飯のおかずにする、というのは目からウロコでした。 

食べてみると、あっさりしているのに滋味深くて、まさにアサリのスープご飯。 キャベツの甘みとやわらかい食感は春のキャベツならではで、この季節だけのごちそうといえるかも。

14巻はたまご豆腐をのっけたご飯とか、ナポリうどんとか「ネバネバ」とか、個人的にツボをつかれるメニューが多かったので、これからちょこちょこマネしたいです。




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