ひさびさにモーニング本誌の「何食べ」から作ってみました。 読んだときから「わーわー、これ絶対食べたい」と興奮した、魅惑のコロッケパン!
※【コマ引用】週刊モーニング2014年第26号「きのう何食べた?」(よしながふみ/講談社)より
コロッケパンと聞いて、マンガ好きが脊髄反射的にまず思い浮かべてしまうのは、「まんが道」のアレですが、「何食べ」ではフランスパンでもコッペパンでもなく、食パンです。それもinではなくon。
シロさん家のパンメニューは、「コンビーフオニオントースト」や「キャラメルりんごトースト」など、リピートして作っちゃう名作が多いので今回もわくわく。
といってもこれまでのパンメニューと違い、けっこう手間がかかります。なんといっても、コロッケはイチから手作り。シロさん家でも朝食ではなくランチとして食べるごちそうトースト。
作り方:(※分量は本編をご確認ください)
じゃがいもは一口大に切ってひたひたより少な目の水、塩を入れて茹で、水分を飛ばして粉ふきいもに。
本文にもあったけど、フッ素加工の鍋を使うと後片付けがラク!(いものでんぷんが鍋にこびりつくので)
みじん切りした玉ねぎをサラダ油でいため、合いびき肉を入れてボロボロになるまで炒める。塩、こしょう、しょうゆ、ナツメグで味付けし火を止めておく。
じゃがいもとひき肉&玉ねぎ炒めをボウルに入れ、ざっと混ぜる。タネが温かいうちに12等分し、小判型にまとめて冷蔵庫で冷やしておく(揚げるときに型崩れしにくくなるらしい)。
その間に、つけあわせのキャベツを千切りしたり、副菜2品(後述)の準備をしたり。
(1)小麦粉、卵、水をよく混ぜたコロモ
(2)パン粉 をそれぞれ用意しコロッケのタネ
を(1)→(2)の順にまぶす(タネが冷えてるので扱いやすいです)。
コロッケ12個分に対して(1)のコロモは少なく思えますが、実際にやってみると気持ちいいくらい、ちょうど使い終える量なことがわかります。
揚げ物するとき、コロモが中途半端に余って困ることが多いので、地味にうれしかったり。
フライパンに2~3cmの高さに油を入れて、170~180度で両面がキツネ色になるように揚げます。 油の温度の状況によっては、コロッケが破裂してしまうので手元に注意(そういえば、昔これがトラウマでその後作らなくなったんだった…)。
あと何回かに分けて揚げているとパン粉が下に溜まってくるので、こまめに網杓子ですくって取り除いたほうがいいかも。 たっぷりのキャベツの千切りを添えて完成。
ちなみに作中に登場する食パンは、ケンジが(勝手に)目のカタキにしている、シロさんの美人元カノのベーカリーもの(うちはホームベーカリーで焼いてみた)。
食パンにキャベツ&コロッケをのせたら、上から中濃ソースをどばどば。 そのあと箸でコロッケをくずしてからいただきます。
※【コマ引用】週刊モーニング2014年第26号「きのう何食べた?」(よしながふみ/講談社)より
かぶりつくときの「ばふっ」「もがっ」の効果音がたまらん。今回はこの食べ方のマネがしたくて作ったようなもんです。
コロッケなんてスーパーで買ったほうが絶対コスパがいいはずなんですが、だからこそ手作りすると贅沢感がハンパないという。個人的にはコロッケではなく「クロケット様」とお呼びしたいくらい。
もちろん市販品でも十分おいしいと思いますが、時間があればぜひリッチな揚げたてのクロケット様も、試していただきたいです。 副菜はこんな2品でした。
オクラの辛みそがけ:
ゆでたオクラにコチュジャン、酢、みそ、みりん、マヨネーズをあわせたタレをかけたもの。ぴりっと辛くて、箸が進みます。このコチュジャンタレ、ブロッコリーとかほかの野菜にも合いそう。
トマトスープ:
鍋に水と顆粒のトリガラスープとしょうゆ、角切りしたトマトを入れて、仕上げに黒コショウをひいたシンプルなトマトスープ。簡単&酸味がきいてて目覚めにもよさそうなので、朝食にもいいかも。
ちなみに今回のエピソードでは、シロさんの勤務先の事務員・志乃さんにとある「おめでた」な出来事が起こります。1巻から読み返すと、少しずつ周囲の登場人物にも変化が訪れてるんですね。
コメント
コメント一覧 (10)
オープンサンドのコロッケパンって画期的ですよね!
2つにおればサンドに…確かに。モスバーガーのフォカッチャサンドっぽくなりそう~。
通勤路に揚げたてコロッケを売ってるお店があるの、うらやましいです。
この季節、買い食いして帰る誘惑に負けそうですね^^;
ホームベーカリーはパナソニックのやつ(SD-BMS106)にしましたー。
ハーフサイズが焼けるのが欲しかったので…。
わたしも「どうせ使わなくなるだろうしなー」と心配して長年迷ってたのですが、意外とよく使ってて自分でもびっくりしてます^^;
最近新しい機種も出たっぽいですよ!(まわしものw)
数年ぶりの手作りコロッケだったんですが、ほんとにおいしさ倍増でした!
作り方はお店とそれほど変わらないはずなので、やっぱり手間ヒマかけた感と揚げたてが大きいんですかね~。
日常マンガだけど、時間がちゃんと流れている点がいいですよね>何食べ
周囲の人たちも変わっていくし、シロさんも老眼になるしw
(クッキングパパも、ゆっくりだけどキャラたちの年齢や状況が変化していくのも読んでて楽しいですよね)
ご訪問ありがとうございました!
面白いと言っていただけてうれしいです^^
わたしもコロッケパンといえば、コッペパンにinを想像してたので、
このオープンスタイルは意外でヤラれました!
お箸でつぶす工程がまたたまらんです…。すごく贅沢な食事、って感じでした^^
と言っても2つにおればサンドになりますけどね……潰して食べるんだからちょうどいいかも
通勤路に高い確率で揚げたてコロッケ売っている店あるので早速試してみませう
個人的にコロッケサンドはソースたっぷりが好きなので
これは絶対間違いないです!
ホームベーカリーほしいなあと悩んでいたので
ますます買いたくなってしまいましたw
ちなみにどこのメーカーのを使ってるのか参考にさせてくださいw
しかも手作りのコロッケだったら美味しさは倍増ですよね~( ̄∀ ̄)
コロッケ手作りすると結構手間が掛かる料理なのですが、時々無性に食べたくなります手作りコロッケ。
『きのう何~』って何気に月日の流れを感じる作品なんですよね。
佳代子さんの娘のミチルさんがいつの間にかお母さんになっているところとか。
あと気になっていた事柄が後で色んな形で解決されているのも、上手に伏線を拾えている作品だなァと思います。
間違いなくうまそうだしやってみたくなりますね。