昨年末あたりから怒涛のように有間しのぶ先生の新刊ラッシュが続いて、ファンには夢のような日々でした。
「モンキー・パトロール」の完結以来、連載は見かけるものの、単行本がなかなか出なくてやきもき状態だったのです。 「ホテル・ポパン」「その女、ジルバ」もよかったけど、一番大好きなのはフィールヤングで連載されていた「リバーサイド・ネイキッドブレッド」。
海辺の街の川沿いにオープンしたベーカリー「Debouchu(デバウチュ)」を舞台に、思春期の少年少女や大人たちの恋もようを描いた作品。4コマ形式なので「モンパト」ファンにもオススメ。
ほかの有間しのぶ先生作品と同様、今作にもおいしそうな料理がたくさん登場します。ベーカリーが舞台なだけあって、特にパンのメニューは垂涎もの。
※【コマ引用】「リバーサイド・ネイキッドブレッド」(有間しのぶ/祥伝社)より
「マヨネ嫌いのための特製たまごサンド」は、作中の扉絵でキャラクターのひとり、ダコタ女王様(本名:五反田伸子)がおいしそうに食べているメニュー。
女王様でありながら、カワイイもの好きだったりマヨネーズが苦手だったり、この扉絵一枚で背景がいろいろわかるのがステキ。
コマの説明通り、マヨネーズのかわりにベシャメルソース(ホワイトソース)で作る卵のサンドイッチ。 うちにマヨネーズ嫌いはおりませんが(むしろ持ち歩きたいほど好き)、ベシャメルソースで代用するなんて、どんな味がするのか興味津々。
作り方: ゆで卵をフォークでくずし、パプリカパウダー、パセリをふって混ぜる。
ベシャメルソースを作る(分量はてきとうです)。フライパンにバター15~20gを弱火で溶かし、小麦粉大さじ1.5を入れてペースト状に炒める。
牛乳200ccを少しずつ入れ、ダマにならないようによく混ぜる。ナツメグ、塩コショウを振り入れ、ソースがもったりしてきたら火を止める。
つぶした卵とベシャメルソースをあえる こんな感じのソースに。見た目は確かに卵サンドの中身っぽい! 塩加減は味見して調整。
近所の天然酵母系パン屋さんに、バーガー用に使えそうなバンズが売っていたので、今回はそれを使用。バターを塗ってサラダ菜を敷いた上に、卵ソースをたっぷり。
食べた感想:
マヨネーズを使わない卵ソースは、クリーミーなのにあまりしつこくなくて、優しい味わい。思ってた以上に食べやすい! パセリとパプリカを入れたおかげで、いろどりもキレイ。
しかしベシャメルソースもバターや牛乳がたっぷりだし、カロリー的にはそれほど軽減されてないかも……。豆乳なんかで置き換えたら、さらにヘルシーな感じになるかしら?
もうひとつ作ってみたのは、ジャーマンポテトとカレーソース入りバージョンのサンド。
作り方:
小さ目に角切りしたジャガイモをレンジで軟らかくし、玉ねぎ、ベーコンと一緒に炒めて塩コショウ。→カレーソース(今回はカレーペーストをゆるめて温めたもの)とあえる。→パンにはさむ。
こっちはパンチがきいてて、食べごたえもあってなかなかいけました。
コメント
コメント一覧 (2)
たまごサンドのカロリーですが、普通のマヨネーズ
(カロリーハーフとかでない、卵と油と調味料で作られたもの)は
8~9割が油なので、ベシャメルソースのほうがずいぶん低カロリーだと思います。
全量に対して油分はバターと牛乳の乳脂肪だけですし。
気兼ねなく食べられそうでうれしいレシピです!