金環ハンバーグ
今年読んだなかで大好きな作品のひとつ、「すみれファンファーレ」の2巻が出ました。わーい!

入院騒動、運動会、ちょっとSFな展開……と、今回もすみれちゃんが体験するいろんなエピソードにほんわかしたりホロリとしたり。

「すみれファンファーレ」(松島直子/小学館)2巻より
※【コマ引用】「すみれファンファーレ」(松島直子/小学館)2巻より

そのなかで金環日食の話に登場する「金環ハンバーグ」を作ってみました。

すみれちゃんのアイデアを、シェフでもあるママが再現した料理。金環(ドーナツ)型にしたハンバーグのなかに付け合せが入ってる、というメルヒェンなビジュアル。

金環日食って、なんだか遠い昔のことのように思えるけど今年の出来事だったのか……と、振り返って軽くショック。そして当日何をしてたのやら、もはや覚えていないことにもショック……。


ハンバーグのタネ 
作り方: 
ふつーにハンバーグのタネを作る。あとで型崩れしないように、ひき肉はよく練ります。

「何食べ」のハンバーグ以来、みじん切りした玉ねぎをそのまま入れちゃうレシピが定番になっていたけど、今回はオーソドックスに炒めた玉ねぎを使ってみる。

わっかに 
まな板などの上で、タネをドーナツ型に整える。 まな板を上から軽く何度か落として、空気を抜く→もう一度成形し直す(まな板にくっつく場合はオーブンシートなど使ったほうがいいかも)。

焼く 焼く3 
熱したフライパンの上に、まな板を逆さにしてタネを落として中火で焼く。 焼き目がついたらひっくり返し、フタをして弱火で7~8分焼く。

ソース ソース2 
肉汁が残ったフライパンにケチャップ、ウスターソース、赤ワイン、醤油を入れて煮詰め、ソースを作る。皿にとったハンバーグにソースをかける。 ドーナツ型の穴の部分に、トマト、キュウリ、ベビーリーフ、クレソンを盛り付けて完成。 

「すみれファンファーレ」の金環ハンバーグ

金環ハンバーグ

中身 
食べた感想: 
割るとこんな感じ。マンガのハンバーグより小ぶりになってしまったけど、なんとか中に付け合せを押し込み 入れられました。 

しかしハンバーグがドーナツ型になっただけなのに、なんだろうこの斬新な感じは……! でもすみれちゃんが言うように、金環日食というより「土星の輪っか」のほうが近いかもしれない。 

中の付け合せも、アイデア次第で色んなバリエーションが楽しめそう(丸くすくったポテトサラダなんてのも、土星っぽくていいかも) おまけの付け合せ。作中で特に説明はないので、ニンジンのポタージュと簡単ピクルス(お弁当の再現でも作ったやつ)にしてみました。 

ポタージュ

ピクルス 
このエピソードは金環日食にちなんだ料理がほかにもいろいろ出てくるのですが、すみれちゃんのママが考案したチーズケーキも美味しそうでした。

レモンソースでデコレーションした白いチーズケーキを、青いお皿の上に盛り付けて……というもので、想像するだけでキレイだろうなあとうっとり。今度の金環日食の時には作ってみたいな(って次に日本で見られるのは2030年なんですね……)。

しかしよく考えたら、仕事の忙しい時間をぬって、娘とこうやって食卓でコミュニケーションをとるってすごいことだ。すみれちゃんだけでなく周囲の大人もステキな人ばかりで、やっぱりこのマンガ、心洗われます。 ※皆既日食をイメージしたこんな料理の記事もどうぞ。




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