先日6巻が出た「きのう何食べた?」より、ちょっと早いけど夏休みのエピソードのメニューを作ってみました。
・チンジャオロースー
・きゅうりのピリ辛漬け
・焼きなす
・かぼちゃとみょうがのみそ汁
※【コマ引用】「きのう何食べた?」(よしながふみ/講談社)6巻より
ピーマンにきゅうり、なす、みょうがなど、大好きな野菜がたっぷりなので、雑誌掲載時から作りたかった献立。夏って野菜に一番パワーがある季節だからか、スーパーの青果売り場に行くだけでテンションが上がります。
きゅうりのピリ辛漬け:
きゅうりは麺棒などで全体をたたいてヒビを入れ(邪念が溜まってたのか、強く叩きすぎた…)、4等分に切った後、縦にも4等分する。 (単行本のよしなが先生の解説によると、この時、きゅうりの真ん中の種の部分をこそいでおくと、より◎とのこと)
フライパンで豆板醤をごま油で軽く炒めて火を止め、しょうゆ、酢、砂糖、おろしにんにくを入れてタレを作り、きゅうりとざっと絡める。容器に移して冷蔵庫で冷やす。
この工程、ケンジがシロさんの指示で作ってたけど、休みの日はちゃんと手伝うところがえらいなー。
焼きなす: ヘタに包丁を一周させてガクを取り、260度に予熱したオーブントースター(我が家は250度までしか上がらないオーブンだけど、大丈夫でした)で30分焼く(途中で裏表返す)。
なすが焼きあがったら、氷水で手を冷やしつつ熱いうちに皮をむき、ヘタを切り落として縦に切り込みを入れる。あっついわ皮がうまくさけないと焦るわアクで手がかゆくなるわ、で毎回てんやわんやになる作業です。
※【コマ引用】「きのう何食べた?」(よしながふみ/講談社)6巻より
「けっこう労作なのに決してメインにならない焼きなす…」
という一連の2人のつぶやきにウケましたが、確かに焼きなすの手間パ(手間パフォーマンス)の悪さは異常…。そして美味しさも異常…。
そのせいか、居酒屋のメニューで発見したら必ず頼んでしまう。そして作った人に感謝の念をおくらずにはいられない。それが焼きなす…(ラブ)。
チンジャオロースー:
薄切りの豚肉を細切りし、しょうゆと酒、こしょうをもみこんで下味をつけ、片栗粉をまぶしておく。水煮たけのこは繊維にそって千切り、ピーマンは半分に割って斜めの千切りに。
中華鍋に油を入れてニンニク、しょうが、ねぎのみじん切りを炒める。豚肉を入れ、色が変わるまで炒めたら、ピーマンとたけのこを入れ、オイスターソース、しょうゆ、砂糖で味付け(豚肉に下味がついているので、それぞれ少量でOKかと)。
仕上げにごま油をたらして完成。 写真には写ってないけど、「夏休み特別晩酌」なのでビールも並べる。 (といっても、うちは毎回「何食べ」メニューでがんがん飲んでるのですが…)
チンジャオロースー。甘辛い味付けがご飯にぴったり。肉に片栗粉で下ごしらえすると、タレがよく絡むからやっぱりおいしいな。
きゅうりのピリ辛漬け。分量どおりだとたくさんできるので、常備菜に活躍しそう。 豆板醤の辛さに酸味、パリパリした食感でビールがすすむつまみ。 よしなが先生の注釈どおり、きゅうりの種は取った方が水っぽさがなくなってより美味しいかも。
かぼちゃとみょうがのみそ汁。ちょっと意外な組み合わせですが、かぼちゃのほっくり感にみょうがの香りが入ると、一気に夏っぽくなってなかなかおいしい。
そして焼きなす。おかかとおろししょうがを乗せて、上からかけるのはしょうゆでもポン酢でもお好みで。 ああほんと、労力の割になんでこんなに食べるのはツルっと一瞬なんでしょう、焼きなすってのは…。食後はいつも「諸行無常」的なワードが頭に残ります。
このエピソードでは、シロさんが料理を始める過去のきっかけもさらっと明らかになるんですが、意外に遅咲きだったことにびっくり。でも今や主婦顔負けの腕になってるってことは、やっぱスジというかセンスがよかったんでしょうね。
コメント
コメント一覧 (22)
はじめまして、コメントありがとうございます!
料理だけでなく、おすすめの漫画を紹介したい目的もあって始めたブログだったので(逆に紹介していただく機会も!)、うれしいです。
「めしばな刑事」、B級グルメ好きには最高ですよね!8月に新刊がでるみたいで楽しみ^^
私も「何食べ」で献立の極意を毎回勉強させてもらってる状況ですw
今まで単品のレシピ漫画はあったけど、献立の組み立て方から教えてくれる漫画はなかったので、画期的ですよね。
そして過去の恋バナに寛容なのは、やっぱり二人とも大人だからなんですかね~。
そのへんも含めて勉強になりますw
はじめまして、コメントありがとうございます!
そしてラジオからお越しいただけてうれしいです~。
(COCOLO、大阪にいたとき愛聴してたので緊張しましたw)
なかなか更新が鈍い状態で申し訳ないのですが、ぼちぼち続けていきますのでどうぞよろしくお願いします!
焼きなす、シンプルな調理法なのになんでこんなに美味しいんでしょうね~。
そして手間がかかるものほど、お腹に一瞬に消えてしまう、という真実に毎回むなしくなりますw
おいしそうな料理にいつもウットリ・・・
こちらのブログをきっかけに読み始めた本もたくさんあります。
(今はめしばな刑事にハマり中。全巻揃えました(笑))
何食べも新連載の頃から愛読していて何回作品のレシピに
お世話になったか・・・
この作品って「一汁三菜」がさりげなく取り入れられてるから
勉強になりますよね(あと材料をかぶらせないとか)
おかげでずいぶんバランスの取れたごはんを作れるようになりました。
よしながさんは本当に料理が好きなんだなあ。
ところで全然関係ないんですが、ケンジって焼きもち妬きなくせに
シロさんの昔の恋バナには寛容ですよね(笑)
最近の二人はやけにラブラブで読んでると恥ずかしくなってしまいます。
これからどんどん暑くなりますが、umebonさんも熱中症などに
気を付けてくださいね。
これからも素敵な記事お待ちしています。
それではまた!
居酒屋の厨房のほうに、感謝の念をおくってしまいますw>焼きナス
おでんも確かに! ブタの角煮とかもそうかも・・・。
コマ掲載の件、フォローありがとうございますm_ _m
法的に問題ない認識とはいえ、引用と転載の境界についてはグレーな部分もあるため、
ななしさんからご指摘いただいたことで、
今後も著作権者様に失礼のない運用を心掛けていきたいと思いました。
はじめまして、コメントありがとうございます!(返信が遅くなり申し訳ございません)
当ブログでご紹介している作品画像については、著作権法に定められた「引用」の範囲で掲載させていただいております。
詳細をこちらに記載しておりますので、ご覧ください。
http://umanga.blog8.fc2.com/blog-entry-250.html
また上記にも記載しておりますが、法的に問題ない認識とはいえ、
著作権保持者様より不都合がある旨ご連絡いただいた場合は、削除する形で運用しております。
ご理解のほどよろしくお願いいたします。
ピリ辛漬け、うちも好評でした^^ ビールにも合うからですかね。
そしてダレの再利用、ナイスアイデアですー!
特にトマトとオクラなんて、さっぱりしておいしそう・・・。
確かに料理と仕事って、結構似てますよね。
段取り考えて、同時進行で進めて・・・みたいなとことか。
仕事テキパキなシロさんが料理得意、というのも納得です。
(そして自分がダメな理由もわかった気がするorz)
おおお、おいしそう!>豆板醤の調味料
たしかに一度開封すると、あんまり使わなくなっちゃうんですよね・・・。
事前に調味料化しておけば、活躍の機会がふえそう! ぜひ試してみます。
「ぷちぐる」さん、私も大好きなサイトです~。
なんでも挑戦されている&どれも垂涎モノに美味しそうなのがすごいですよね!
「何食べ」、特別な材料が必要ない(そして旬の素材が使われてる)のが、お財布にやさしくてありがたいですよね!
焼きナス、皮は焦げ焦げになっちゃってるので、あまり食べないほうがいいかもです。
たしかに、揚げたり炒めたりするときはそのまま食べちゃうから、なんかもったいない気持ちになりますね^^;
なるほど、竹串を使うんですね!
これなら手もよごれないし、次から試してみたいです。
参考URLまでありがとうございます!
お弁当、あれも早く作りたいです!
(しかしワタル君のほうが難易度高そうですね・・・そして余った桜でんぶはどうすればいいのか、作る前から悩みますw)
焼きナス、水のなかでむく方法もあるんですね!
焦げるほどにするには、うちのオーブンだと温度が足りなさそうだから、魚焼きグリルとかのほうがいいのかな~。
焼きナス大好きなのでいろんな方法試してみたいです^^
焼きナス、やっぱりみんな思うところは一緒だったんですねw
今回はそのまま食べたのですが、冷え冷えのもおいしいですよね。
出汁につけて冷やしてもおいしそう・・・。
茗荷、においが結構強烈ですもんね~。
私も昔苦手でしたが(そういえばナスも昔は苦手だった・・・)、好きになってからはスーパーで見かけるとつい買ってしまうほどに・・・。
最近物忘れが激しいのはこのせいかもしれませんねw
早く家に帰って見たかった、そして拝見し、とても感激しています
日々まんねり化した食卓を改善させねば!
これからも楽しみにしています♪
特に焼きなすがたまりません。おかかに生姜に醤油・・・シンプルが一番うまそう。
私は食べる専門なんですがおいしい物はやはり一瞬で食べちゃいますねw
居酒屋で食べる率が高いかも……!
おでんとは違う意味で、お店のありがたみの分かるメニュー!
>>ななしさん
著作権法32条で、引用の自由は認められていますよ。
ファンの方だと思いますが、無断転載と引用の違いを、
すこし勉強なさってから発言されるべきなのではないでしょうか。
(umebonさん、僭越ですみません、
不都合でしたら削除してください)
よしながふみ さんのファンならどうか削除して下さい。
きゅうりのピリ辛漬けは、夫の喰いつきの良さにびっくりするほどのモノ。
我が家は、漬けダレがたくさん残ったので、翌日、トマトとオクラをつけこんで、もう一度出しましたけど、美味しかったです。
シロさん、多分、何に関しても段取りが良いのかもしれません。
仕事もきっちり、段取りが良いから18時に帰ることができるのかも…と考えると、
料理も段取りが重要ですから(ヒゲのジルベールとの弁当対決を見てると、ホントそう思います…)。
豆板醤を開封した際、1瓶分の豆板醤を
ニンニクみじん切りと酒、砂糖を適量入れて
まとめて炒めてから、瓶に戻しておくと
即席漬けだけでなく、冷奴やそうめんなど、何にでもすぐに使えて便利ですよ。
「ぷちぐる」というサイトでこの方法を知って以来、豆板醤の出番が激増し、
我が家には業務用豆板醤が冷蔵庫にスタンバイしてあります。
夏には特に大活躍の予感! ぜひお試し下さい。
私も「きのう何食べた?6」読みました。
毎回材料費がかからないメニューでお財布に優しいですよね。
今回の夏野菜メニューも、作ってみたいと思います。
焼き茄子、労力が気になりますが茄子が安い時にやってみます。
ちなみに皮は、はいだ方がいいんですか?
なんかもったいない?気がして。
ではまた楽しみにhp読ませて頂きます(^ ^)
ヘタの辺りの皮の下に、繊維に直角になるように突き刺して、
ナスの下に向かうようにスライドさせると簡単に皮が剥けます。
こちらとか参考に。
http://www.sirogohan.com/yakinasu.html
でもでも美味しそう〜まさに夏の香りの食卓ですね!
焼きナスは、ヤバい焼きすぎた!と思うくらいに焦がした方がいいと何かで読んだ記憶があります。
そうすると、水の中で簡単にポロポロ皮が取れるとか。
キッチンの達人だったかな?
次は是非、お弁当の再現をお願いします!
ワタルくんの方ね☆
特にこっちの大きいナス(長ナス系?)だとなかなか火が通らなくて、ヘタすれば焦げと生焼けの部分が出来てしまうし、皮向くときは言わずもがなですし・・・(;´Д`)
ちなみに焼きナスって熱々のうちに食べるものなんでしょうか?
私今までそれを知らなくって、冷蔵庫でひんやりと冷やしてから食べてました。
夏に絶対欠かせないと言われている茗荷ですが・・・私ダメなんですよ。
あの茗荷の命ともいえる匂いと味がもう・・・(;´Д`)
そういえば、昔話で茗荷を食べると忘れ物をしやすくなるというお話がありましたが、お気を付け下さいませねwww