エビと生ハムとプチトマトのパスタ
大学のオタクサークル「現代視覚文化研究会」を舞台にした、青春マンガ「げんしけん」。笠原君たちの卒業で一区切りついた物語は、後輩たちを主人公にした「二代目」として再スタート。

男子部員が多かった前作と比べて、今回は女子部員が中心。なかでも「男の娘(女装男子)」+「腐男子」という、ややこしい設定の新キャラ・波戸君が活躍してくれそうで、楽しみ。

でも「げんしけん」の不動のアイドルといえば、大野さんでも咲ちゃんでももちろんクッチーでもなく、やはり斑目!!です。

初登場時はテクノカットにヒョロヒョロの体格で、いかにも「脇役の先輩」だったのに……巻が進むにつれ愛されキャラ化してゆく過程は必見です。

げんしけん唯一の一般人・咲ちゃんへのひそかな想いは、「クラスタ違いの恋」って「身分違いの恋」よりもヘビーだなあ……と切なくなったり。

「げんしけん」(木尾士目/講談社)10巻より
※【コマ引用】「げんしけん 二代目」(木尾士目/講談社)10巻より

10巻では、そんな斑目の意外な一面が垣間見えます。彼の部屋を女装用更衣室にする波戸君は、ひょんなことから手料理をご馳走になることに。

メニューはエビと生ハムとプチトマトのパスタ、となかなかシャレたもの。 回転寿司で好きなネタは「ベーコン」というくらい、食に無頓着だった斑目センパイがパスタを! しかも手作りなんて! となんだか感慨深いです。


材料 
材料: 
特に作り方は書いてないので、想像でつくってみます。おもな材料はエビ、生ハム(今回は安かったので、プロシュートの切り落とし)、プチトマト、パスタ、にんにく。

エビ ニンニク 
エビは殻と尾をむいて、白ワインをふっておく(面倒でなければ背わたの処理も)。フライパンにみじん切りしたニンニクとオリーブオイルを入れ、香りが出るまでゆっくり熱します。

炒める 炒める2 
エビを入れて炒め、色が変わったら生ハム、プチトマトの順に投入。プチトマトに火が通るまでよく炒める。

炒める 
茹で上がったパスタと、茹で汁少々を加え、火にかけたままよく馴染ませます。塩こしょうで味をととのえて完成。 バジルがあったので、ついでに飾ってみる。 

エビと生ハムとプチトマトのパスタ

エビと生ハムとプチトマトのパスタ

「げんしけん」(木尾士目/講談社)10巻より 
※【コマ引用】「げんしけん 二代目」(木尾士目/講談社)10巻より 

食べた感想:
プチトマトは、フォークで崩しつつトマトソース風に楽しめるので、しっかり火を通すのがおすすめ。多めに入れたニンニクと生ハムの塩気のパンチがきいてて、見た目よりもガッツリな味です。 

西原理恵子先生が、どっかで「イタ飯は油と塩のドカタ飯」みたいなことを言ってましたが、特にパスタはガーッと作ってガーッと食べられる、一人暮らしにぴったりのメニューですよね。

そしてそんなドカ系イタリアンには、ワインじゃなくてやっぱりビールが合うと思う。
あーービールうめ やべ うめ!」 のセリフがさらにそそる。斑目かわいいよ斑目。




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