マンガや映画、小説に登場する料理を再現するイベント「Saigenレストラン」、第二回に参加してきました。

今回は、なつかしの「ミスター味っ子」です。 実は私、味っ子はアニメ世代ながら、マンガはきちんと全部読んだことがなく(こんなブログやっておきながら……)。事前に予習せねば、と思ったものの間に合わず、イベント後にようやく全巻揃えました。

あらためて読んで……さすが少年料理マンガの金字塔。面白い! 大人になると、色々ツッコミながら楽しめるのもまたイイですw

メニュー
今回は、出張料理人・久島建男とのフルコース勝負に登場したメニュー。フレンチっぽい内容ですが、イタリアンのStimoloさんがどう再現されるのか、ワクワク。

前回に続き、各料理のレシピも配られました。 厨房とフロアが近いので、待ち時間にスタッフの方々が調理している様子を伺えるのも楽しい。



シューサラダ 
シューサラダ:
一皿目は、サラダ勝負で陽一側が作った料理。シュークリームをヒントに、シュー生地のなかにタラコ入りのマッシュポテト、レーズン入りの野菜を詰めたもの(中の写真、撮り忘れたorz)。付け合わせのグリル野菜も忠実に再現されてます。 

特に美味しかったのは、マッシュポテト入りのシュー。クリーミーなポテトと香ばしいシュー生地の相性がよくて、2個くらい食べたい勢いでした。

コンソメビシソワーズ 
ヴィシソワーズとコンソメスープのゼリー: 
久島の温かいコンソメスープに対し、二種類の冷たいスープを一つの皿で出した陽一。ヴィシソワーズの下に、コンソメスープのゼリーが隠れています。 作中では陶器の皿でしたが、カクテルグラスに入っているので、見た目もキレイでうっとり。

スープとゼリーを一緒に食べるのは初めてだけど、デザートみたいでなんとも楽しい。 敗因となった温度の問題ですが、これはグラスもしっかり冷やされているので、最後まで美味しくいただけました。ローストビーフ 
詰め物入りのローストビーフ: 
肉料理勝負で、久島側が出した料理。ヒレ肉の真ん中に、生クリームや卵白、野菜の詰め物をして焼き上げたもの。レシピを見るだけで、気が遠くなるほど面倒くさそうです……(ソースだけで3日かかっているらしい! ヒーー)。

詰め物はクリーム状の不思議な食感で、赤身のやわらかい肉と一緒に食べると美味しい。前回と同じく、今回の肉料理もボリュームたっぷりで、この時点でお腹いっぱい……。

桃のレアチーズケーキ 
桃とチーズのケーキ: 
でもデザートは当然ながら別腹。 このケーキは、陽一との勝負とは別に、エピソード冒頭で久島が作ったもの。作中ではさらっとしか登場しませんが、こうして再現してみると美味しそう。

表面にも、レアチーズの中にも桃がたっぷり使われていて、肉料理の後にぴったりの爽やかなお菓子でした。これは家でも作ってみたいなー。

「ミスター味っ子」(寺沢大介/講談社)文庫版7巻より 
※【コマ引用】「ミスター味っ子」(寺沢大介/講談社)文庫版7巻より 

ちなみに、デザート勝負で陽一が作ったのは、マロンケーキの牛肉の薄切り包み。すごく……想定外です……。 肉料理の後でこれを出されたら、少し泣いたかもしれません。あえてここを避けたStimoloさんの配慮に感謝。

でも味っ子第二弾が開催されるなら、この不思議路線系の料理も、食べてみたいかもw(みんなで食べれば怖くない、的なノリで)


ミスター味っ子(7) (講談社漫画文庫)
寺沢 大介
講談社
2002-02-08


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