美味しんぼ 究極のサラダ

「美味しんぼ」の究極のメニュー、というと手間もお金もかかる、素人では手が出せない料理が多いイメージですが、なかには結構お手軽なものも。

34巻の「サラダ勝負」に登場する、“究極のサラダ”がそれ。 

「美味しんぼ」(雁屋哲/花咲アキラ/小学館)34巻より
※【コマ引用】「美味しんぼ」(雁屋哲/花咲アキラ/小学館)34巻より

このエピソード、「サラダ」という、よく考えると曖昧な料理の定義を説き明かしたり、マヨネーズの秘密に迫ったりと、読み応えあります。

海原先生を「ボーイフレンド」と言ってのける栗田嬢の肝の座りっぷりも、相変わらずステキッ!

さて、サラダに必須なのが、マヨネーズやドレッシング。

なぜなら「人間は、本質的に生野菜が好きではない」から、それらに頼るしかなかった――そんな結論をもとに開発したのが、野菜のうまみを最大限に引き出す、究極のドレッシングです。

油も酢も使わず、塩と香料だけで作る掟破りのサラダとは?


材料 野菜を切る 
作り方: 
使用する野菜は、セロリ、アンディーブ(エンダイブ)、レタス(おそらく、サニーレタス)。

ほかの色は一切入らない、シンプルなグリーンサラダなのね。 

野菜は水洗いし、セロリはそぎ切り、アンディーブとレタスは適当な大きさにちぎり、水気をよく切ります。

ドレッシング 
ここから、究極のドレッシング作り。 

ボウルに塩小さじ1、コショウ小さじ1/2、ニンニクと鷹の爪(各1片)のみじん切りを入れ、醤油(orニョクマム)大さじ3に、2?3倍の水を加えてよく混ぜます。(※分量は作中には書かれていないので、あくまで参考まで) 

今回は醤油とニョクマムを半量ずつにしてみました。

漬ける 
水気を切った野菜を、ドレッシングの入ったボウルに入れて2~3分漬け込みます。

サラダスピナーに 水切りする

水切り後 
漬け込んだ野菜を、水切りカゴなどに入れて振り、水分を飛ばします。 家にあんま使ってないサラダスピナーがあったので、今回はこれでグルグルとドレッシングを飛ばしました。

せっかく漬けたタレを容赦なく飛ばすなんて、なんかもったいない気もしますが……。 皿に盛りつけて完成。

美味しんぼ 究極のサラダ 
食べた感想:
塩分に漬けるせいか、ちょっとしんなりした見た目になってしまいましたが……。

野菜全体が満遍なく味付けされているので、部分的にドレッシングがかかっている普通のサラダより、格段に食べやすい! 油と酢を使わないと、サラダというより「青菜の浅漬け」というような印象もありますが、ニンニクと醤油がほんのり香ってなかなかいい味でした。

「美味しんぼ」(雁屋哲/花咲アキラ/小学館)34巻より
※【コマ引用】「美味しんぼ」(雁屋哲/花咲アキラ/小学館)34巻より

ちなみに、至高側のサラダは…… トマトの鉢植え丸ごと。 

美味しそう…確かに美味しそうなんだけど、なんか「それは反則では……」と思ってしまったのは、私だけでしょうか。 




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