あけましておめでとうございます。
新年最初の漫画飯(といっても、作ったのは昨年ですが…)は、昨年読んだなかで個人的No.1グルメマンガ「ドカコック」のドカハリ丼。
全国津々浦々が舞台になる「ドカコック」ですが、今回は大阪。第二通天閣を建てる夢を抱いて大阪に上京したものの、ケガをして以来、恋人・昇子のヒモとして自堕落な生活をおくるようになった登郎。
現場に流れ着いたドカコックが、かつての彼の夢を取り戻すため作ったのがこの料理。
※【コマ引用】「ドカコック」(渡辺保裕/少年画報社)より
クジラと水菜が入った大阪名物の「ハリハリ鍋」をアレンジした「だんじりドカうまっ!」な丼です。作者の渡辺先生いわく、実際に作ったなかで一番美味しかったメニューらしい。
材料:
一番の要は鯨肉なわけですが、このご時世なかなか手に入らない貴重品(大阪の実家でも、ハリハリ鍋のときは、牛肉で代用してた気がする)。
お取り寄せしようかと思いましたが、運良くスーパーで見かけたのですかさずゲットしました。刺身用の鯨肉と、鯨ベーコン。それから水菜。
※【コマ引用】「ドカコック」(渡辺保裕/少年画報社)より
作り方:
まずは水菜を、「ドォン ドォン」とモンケンリズムの重低音を響かせながらざく切りに(基礎工事)。ちなみにモンケンとは、基礎工事の杭打ちに使う建築機械のようです。
※【コマ引用】「ドカコック」(渡辺保裕/少年画報社)より
鍋に和風だしを煮立たせ、水菜をたっぷり入れて躯体工事。
そして鯨の赤身と脂身をお玉ですくいながら入れて、仕上工事。
このお玉の動きは油圧ショベルをイメージすると、ドカドリーマーの境地に近づけるかと思います(何書いてるのかもうわかりませんが)。ドッカッドリーム!ドッカッドリーム!
しかし一見ふざけてるようで、料理シーンも建築の基礎知識も、両方マジメに描いているところがスゴイと思う。
炊きたてご飯を入れた丼に、鍋のスープと具をつゆダクに盛って、ドカハリ丼竣工。
食べた感想:
鯨肉って久々に食べたけれど、海の生物と思えない「獣っぽさ」がありますね。今回はスーパーで買った安いもののせいか、ちょっと肉が固いのと臭いが気になりました。
あと、鯨ベーコンは今回は着色のものを使いましたが、あれば無着色のほうがよさそうです(スープが少し赤色がかってしまった)。
ただ、ダシはすごくいい味になっていて、ご飯やシャキシャキの水菜と一緒に食べると「ドカうま!」でした。もっといい鯨肉が手に入ったら、再チャレンジしてみたいメニューです。
コメント
コメント一覧 (16)
あけましておめでとうございます!
こちらこそ、今年もよろしくお願いいたします。
鯨肉、タレに漬けて焼く食べ方もあるんですね~。
七輪で焼く、というところが風情があってときめきますw
でも確かに、貴重品になったからこそ有り難みが出る、というのはちょっとありますね。
肉より美味か、と言われると「うーん」と思ってしまうし……。
でもたまーに食べたくなってしまう、不思議な食べ物ですね~。
ローストビーフは、私も子どもの頃畏敬の念を抱いてましたw
大人になってもホテルのバイキングとかで見かけると、光り輝く存在に思えますw
渋谷109辺りのクジラ料理専門店はまだあるんだろうか。まー滅び行く日本の食文化として私なりにメモしとこ。
給食にも出てたはずなんですが舌が覚えてません。自宅で食べてたクジラの調理法は焼肉だけでした。
まだ『エバラ焼肉のたれ』が市販されていなかった頃、サクから刺身片小に切り分けたクジラ肉を醤油、みりん、摩り
下ろし生姜で作ったたれの中に漬け込み、七輪の炭火で焼いて食べてました。他の調理法は臭かったり硬かったりで
我家のレシピにはなかった様です。
味はスジ肉並みに歯応えがあるマグロの赤身ってとこでしょうか。それでも我家では御馳走の部類でしたね。
近所のグリル食堂店頭に飾られてた『ビフテキ』というウマソーな蝋細工が実は牛肉だった事を自分の口で証明したのは
かなり後の事。『焼肉』という物に巡り合ったのは中学くらいだったかな。いや世の中には『ロヲストビヰフ』とかいう
牛肉最上位に君臨する『伝説』があり、信仰しかけた時に帰国子女から『プライムリブ』という『神話』こそ真言であり
原理主義として亜米利加で信仰の対象であると述べたところ、コックの娘が騙されてはいけない!ロヲストビヰフとプラ
イムリブは同じ神であり信仰対象が....何を言っとるんだ俺。とにかく、私のクジラの思い出はこれだけです。
今世界中のコーカソイドが自分達のしてきた事を棚に上げてクジラを頃すな!なんてほざいてますが、もし仮にクジラ漁
全面解禁になったとしても需要があるかな?この半世紀すっかり舌が肥えちゃった日本人にとってクジラは懐かしい味、
でもできればあまり食べたくない味、だと思うんですけどね(特に『貧困の象徴』だったクジラベーコン)
でもコーカソイドの言い分は全く根拠なし。あいつらには映画『白鯨』が56年のグレゴリーペック版と98年のパトリ
ックスチュワート版となぜこれ程の違いがあるのか、原作と史実に忠実なのはどっちか言ってみやがれと言いたいですね。
おおー、やっぱりアレだったんですね!
実家の雑煮が白味噌なので、おすまし系はあまり馴染みがないんですが、あのエピソード見て食べてみたくなってしまいました[絵文字:e-267]
朝倉世界一先生にも、そんな漫画飯が出てくるとは初耳です。読んでみたい!
坂田先生のほかの作品も、ぜひチャレンジしてみたいと思います~。
新年にドカコック。
ふさわしいような、そうでないような、反応に困るネタですみませんw
今年こそコミック出てほしいな~、と期待しつつ…。
こちらこそ、今年もよろしくお願いします!
それですっ!!それ、家で試したんですよ~。確かにひと味違いました。
伊藤理佐センセイは絵適当な感じなんですが、美味しそうなんですよねー。
朝倉世界一センセイも……。。『ぬれもなか』再現してほしい!!と思いましたが、なにぶん原料が……。。
坂田靖子センセイは、サカタ食堂だけじゃなく、色々美味しそうなの出て来ますよ~。坂田靖子セレクションをぜひ♪
ド カ コ ッ ク か
か・・・漢だぜ・・・あんた
そんなわけで今年も楽しみにしてます。あけおめ~☆
おおー、なるほど、春菊が臭い消しに使えるんですね!
鯨肉、生で食べるとそれほど臭みを感じないのに、火を通すとなぜかケモノっぽく……。
子どもにとっては、確かに辛い味ですよねw
お父様がそんなにお好きってことは、やっぱり大人の味だったのかな~。
タヌキ汁は、東海林さだお先生のエッセイで読んで、ひそかにあこがれ(?)の食べ物だったのですが、クジラに似た味とはびっくりです!
あけましておめでとうございます!
鯨肉の缶詰、昔はありましたね~。
私が小学生の時も、鯨の竜田揚げっぽいのが、給食に出てた覚えがありますw(なんて昭和っぽい話…)
水菜、私はあのシャキシャキが大好きなんですが、やっぱり苦手な方もいらっしゃるんですね!
クタっと煮ても、意外とあの食感は残っちゃいますもんね~。
あけましておめでとうございます!こちらこそ、今年もよろしくお願いいたしますm_ _m
「ドカコック」、料理漫画がお好きなら、絶対オススメしたい作品なんですが、今のところコンビニコミックとしてしか発売されておらず、しかも品切れ状態みたいですorz
お寄せいただいた情報によると、コンビニのグルメ系オムニバスコミックに、一部エピソードが収録されているようですが…早く書店でも買える形になってほしいです。
鯨肉はかなりクセがありますが、ダシはなかなか美味しいので、もし機会があればぜひ!(クッキングパパにもいずれ食材として出てきそうですね~)
鯨肉、日本でもたまにしか見かけないようになりましたが、欧州圏ではやっぱり手に入りにくいんですね~。
「おいピータン!」のお雑煮、ありましたねー!
柚子の果汁をお椀に塗る、というポイントがいかにも美味しそうでときめいた覚えがありますw
「羣青」購入されたんですね[絵文字:i-189]
好き嫌いがある内容かもしれませんが、ファンが増えるとうれしいです…!
1月には中巻が出るようなので、私も楽しみです~。
こちらこそありがとうございました!
鯨肉、私も久々に食べましたが、やっぱりちょっと臭みがありますよね~。
好きな人には、たまらないのかもしれませんが…。
確かに牛肉で代用した方が、美味しいかもしれませんw
ブリ大根いいですねー!
うちは家人が好きではないようで、あまり作れないのが悲しいです。
アラで作ったやつ、食べたいな~…。
ブログの完成、楽しみにしています!
そう 獣臭いんですよね…アクをすくっても…すくっても臭う。
我が家では 水菜と一緒に 臭い消しの為春菊を入れていましたよ
(何十年も忘れたていたのに 画像で鮮明に 記憶が噴き出しましたわww)
親父様が 大好きで冬場しょっちゅう食卓に出ました…
私は水菜ばっかり食べていましたが・・・・
親父様いわく「子供の頃良く食べたタヌキ汁(!)の肉と良く似ている」そうで思い出の味だとか…
今年もマンガ食堂を見て、腹を鳴らしたいと思います♪
鯨肉ですか~
缶詰のなら昔食べた記憶があります。
ドカハリ丼美味しそうです^^
しかし水菜のあのシャキシャキ感が苦手です・・・
再現お疲れ様です。
失礼ながら、再現した料理よりも漫画のほうに目が奪われましたw
こんな大胆な料理漫画もあるんですね。
漫画は一応、色々読んでいるつもりですが、こういった方面はカバーできないので、新たな漫画情報が得られる側面もあるので、とても楽しいです。
鯨は食べたことがないので、一度食してみたいのですが、結構高価だし、その辺のスーパーで気軽に買えるものでもないんですよねえ。
手に入る機会があったらぜひやってみたいです。
私も、年末新年ともによしながふみレシピのお世話になってます。
美味しい(そうな)ものが出て来るマンガといえば、伊藤理佐さんも好きです~。『おいピータン!』に出て来る、大森さんの実家のコツを生かして、今年のお雑煮を作りました。
そうそう、『羣青』さっそく買いました~。到着が楽しみです。
本年も、美味しそうなマンガ飯アップ、楽しみにしています!!
鯨肉って、特有の臭みが苦手なんですが…
この画像を見ると食欲がそそりますねw
文中にも書いている様に、「牛肉で代用」だったら、私もイケそうな気が…♪
今日、旬のブリ大根を作っているので、早速ブログデビュー果たしたいのですが…
デジカメ壊れてるままなので○| ̄|_
1月下旬あたりにデビューしそうです^^;
漫画は私も幼少時から人生の教科書だったので、過去記事も含めてジックリ読ませていただきますw