レタスと玄米のスパイシー炒飯&コーンスープ

玄米食は何度かチャレンジしてきたけど、やっぱり主食として食べるには、白米のウマさには敵わぬ……と思っていました。

でも、これは白米で作るより好きかも!と思った食べ方が、「アルコール」のシャケ雑炊と、今回の「にがくてあまい」の玄米チャーハン。

「にがくてあまい」1巻より 
※【コマ引用】「にがくてあまい」(小林ユミヲ/マッグガーデン)1巻より 

世界初(?)のマクロビ系料理漫画の本作ですが、今回のレシピも肉や魚はもちろん、卵や乳製品さえ登場しません。サイドメニューのコーンスープも同様。

肉と油と砂糖にまみれた食生活ラブ!!で成人病予備軍まっしぐらな私は、そんな限定された材料で、ほんとに美味しくなるの? と懐疑的でしたが、食べて認識改めました。

野菜だけの料理って、得てしてヘルシーだけがとりえの「守り」の料理になりがちですが、これは作中のセリフどおり「まさに攻めのチャーハン!」。

以下に説明するとおり、作り方はいたってシンプルなのに……不思議。とりあえず、肉派の方もぜひ試していただきたい美味しさです。


玉ねぎを炒める 
レタスと玄米のスパイシー炒飯: 
フライパンに油を入れ、みじん切りしたニンニクを炒めます。香りが出たら、あらめのみじん切りにした玉ねぎを加えて炒めます。 ニンニクが決め手になるので、1人分につき2かけ以上入れるのがおすすめ。

玄米投入 
強火にして玄米を投入し、パラパラになるまでよく炒めます(普段玄米を軟らかめに炊いてる方は、今回は普通~やや固めに炊いたほうがいいかもしれません)。 

仕上げに塩と醤油で味付けします。 ちなみに作中で、中華鍋を片手で軽々扱える男子の仕草はエロス!!……とマキが熱弁するシーンがありますが、これは世の中の女子みんな激しく頷くのでは。

「車でバックするとき、後ろ向きになってシートに手をやる」仕草くらいの鉄板か。 じゃあ中華料理店の厨房の人は全員モッテモテなのかと問われたら、なんとも答えられない未熟な私です……。

レタス投入 
最後に手で大きめにちぎったレタスを投入して、すぐ火を止めます(レタスは余熱で火を通す)。粗挽きコショウをたっぷり振って完成。

レタスと玄米のスパイシー炒飯 
食べた感想: 
上でも書いたとおり、このシンプルな材料と作り方だけで、普通のチャーハンにひけを取らない味になることに、感動。いやむしろ、飽きがこない分、普通のチャーハンより好きかもしれない。

作中にも書かれてるとおり、玄米だと素人でも炒飯が簡単にパラパラになって、仕上がりがべちゃっとならないのがうれしい。

一粒一粒に油がまわってコクが出た玄米に、玉ねぎの甘みとレタスの食感、たっぷりのニンニクとコショウがきいて、文字通りスパイシーな美味しさでした。


昆布と椎茸のだし 
コーンスープ:
続いてサイドメニュー。コーンスープといえば、コーンクリーム缶を牛乳や生クリームでのばす洋風や、とき卵を入れた中華風が思い浮かびますが、今回はちょっと変わった和風タイプ。 まずは、昆布と椎茸を煮だしてダシを作ります。

玉ねぎを炒める 
鍋に油を入れて熱し、みじん切りした玉ねぎをしんなりするまで炒めます。 

だしを入れる クリームコーン缶を入れる 
昆布と椎茸のダシ、コーンクリーム缶を鍋に入れます。ひと煮立ちしたら、塩で味をととのえて完成。

コーンスープ 
食べた感想:
最初の一口はコーンの味が強くて、中華風スープのような印象ですが、後から昆布と椎茸のダシの味がしてしっかり和風。クリーミーなのにあっさりしてて、不思議な美味しさ。炒めた玉ねぎが甘みと食感を出してて、いいアクセントに。

コーンスープが飲みたいけど、ポタージュはカロリーが気になる、という時にちょうどよさそうです。




にがくてあまい
石野真子
2017-03-22


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