ひさびさに「リトル・フォレスト」から……といっても、本編からではなく、2巻巻末のおまけマンガ「茄子のはな」に登場するメニューです。
「茄子のはな」は、黒田硫黄先生のアニメ化作品「茄子 アンダルシアの夏」のコラボBOOKが初出の、読み切りマンガ(黒田先生と五十嵐先生はご友人らしいので、その関係で寄稿されたのかなー、と勝手に予測)。
※【コマ引用】「リトル・フォレスト」(五十嵐大介/講談社)2巻(巻末「茄子のはな」)より
茄子のテーマにちなみながら、(おそらく)五十嵐先生の当時の生活がエッセイ風にまとめられています。畑の作付け計画から夏野菜のレシピまで、「リトル・フォレスト」の巻末にも、マッチする内容。
素揚げ野菜のあえ蕎麦(※作中に料理名がないので、勝手に命名)は、「夏の昼食によく食べるメニュー」だそうその日採れた野菜を小さく切って素揚げし、薬味と一緒に濃いめのタレで食べる、というもの。
読んだときから「うわー、美味しそう!」とあこがれて、夏が来たら作ろうと思ってたメニューです。
作り方:
基本はそのときにある夏野菜でOK、とのことですが、せっかくなので作中に挙げられた野菜類を全部そろえてみることに。
ナス、ピーマン、ジャガイモ、ししとう、ズッキーニ、いんげん、カボチャをそれぞれ1センチ角に切ります。薬味はこれもお好みですが、シソ、しょうが、バジル、香菜を適当に刻んでおきます。 ……なんかすごい量になってしまった。
中華鍋に油を入れて熱し、ジャガイモ&カボチャ → ナス&ズッキーニ → ピーマン&ししとう&いんげん の順番に投入して揚げます。
揚げ加減はお好みですが、歯ごたえが残るくらいのほうが美味しいかも。
ボウルに酢、砂糖、塩、すりごま、醤油を入れてよく混ぜ、タレを作ります(味は濃い目がいいとのこと)。
ゆでて流水で洗った蕎麦を盛り、上に素揚げ野菜と薬味をたっぷりのせ、タレをかけて完成。 タレと蕎麦をよく絡めていただきます。
食べた感想:
甘酸っぱい味のタレと蕎麦が、意外と相性いい感じ。素揚げ野菜は甘みが出て、それぞれ食感が違って美味しい(ジャガイモはホクホクして美味しかったけど、もうちょっと歯ごたえ残してもよかったかも)。
香菜やバジルも、蕎麦にあわせると不思議にいい味でハマりそうです。 全体的にはタレの味のせいか、蕎麦というより、ちょっと変わった冷やし中華風の印象に。
めんつゆで食べると一気に和風の味になって、これもまた美味しい。どちらにしろ、夏野菜がたっぷり楽しめて満足! 好みでアレンジして、楽しめそうです。
コメント
コメント一覧 (6)
はじめまして、コメントありがとうございます!
黒田先生は「茄子」上巻だけ持ってるんですが(下巻が見つからず…)、たしかに美味しそうな料理満載でした[絵文字:e-267]
アサディジョ漬けをいつか作りたいんですが、緑の小茄子がなかなか見つからず…orz
「黒船」にも食べ物ネタが満載なんですね。餃子にタイ風カレー、気になります。
ぜひ読んでみたいと思います!
数々のマンガ飯、楽しませてもらってます。
私、黒田硫黄先生はマンガも料理も大ファンなのです。
kioさんもおっしゃってますが、“肉じゃがやめろ!”は必見です♪
ちなみに載ってるのは『大王』じゃなくて『黒船』ですけども。
これのメニューの餃子とタイ風カレーが我が家ではヘビロテになってます。
あと同じく『黒船』の短編にある“最近どうよ?”にもガッツリお肉な美味メニューが載ってますのでしごくオススメですよ。
『茄子』シリーズを読むとナス以上に油と合う野菜ってないよね~ってあらためて思ったのは私だけではないはず……。
夏場は、家に麺類があふれかえりますよねw
うちも蕎麦とか素麺とかパスタで棚がいっぱいに……。
冷やし蕎麦は、温蕎麦よりも麺がたくさん食べられる気がしますね。
のびないし、のどごしもイイからでしょうか[絵文字:e-68]
自家製のピーマン、すごいですね!
まさにリトル・フォレストな生活で、うらやましいです[絵文字:e-267]
(私は植物を枯らす名人なので。。。orz)
蕎麦と揚げたピーマン、予想以上に美味しかったので、ぜひ機会があればお試し下さい!
おおー、kioさんのおうちでは、すでに定番になってるんですか!
野菜の種類絞って、揚げずに炒めるって、ナイスなアイデアですね~[絵文字:i-189]
夏場は揚げ物するの、ちょっとしんどいですし・・・。
しかしさらに玄米も一緒に混ぜて食べるって、斬新です!
確かにタレの味がちょっと濃いから、ご飯まぜてもイケそうですね。
黒田硫黄先生は「茄子」しか読んだことないんですが、その肉じゃがの短編も気になりますー。
漫画界が誇るすごい才能のお二人が仲がいいなんて、素敵ですよね。
しかし「おいしいもの仲間」って、いい響きです!
うちは、毎年2軒から素麺を貰うから
その食べ方に困ってたんですが
これだとドンドン食べられそうですね
それと、畑でピーマンを作ってるんですが
これもたくさんあり過ぎて困ってたんですよ
麺に使う、という発想は無かったです
だんだん簡単バージョンになっていて、茄子とじゃがいも、ズッキーニを角切りして、たっぷりのオリーブオイルで炒めて、
鍋で直にタレをからめちゃいます。
それを最後にバジルをのっけて玄米と一緒に盛って、混ぜて食べるのがお気に入り。お酢の酸味がさっぱりして、夏でも食欲がわく一品ですよね。
そういえば、黒田硫黄先生の「大王」にのってる短編「肉じゃがやめろ!」にも美味しいメニューが載ってます。
五十嵐先生とはおいしいもの仲間なのかも?