横浜ド開港ロードカレー(シウマイカレー)

いつのまにかコンビニには、独自のマンガ文化ができてるような気がする。裏社会やオカルトの実話系コミックとか、人気作や名作のダイジェストを収録した廉価版コミックとか……。なんとなく気になる存在なので、ついを棚を覗いてしまいます。

そこで出会ってしまったのが、渡辺保裕先生の「ドカコック」。この表紙のインパクトに負けて思わず買っちゃったんですが、これがもう最高に面白かった!!

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漫画ゴラクや月刊ヤングキングで、不定期読み切りとして掲載されていたシリーズのようで、タイトル通り工事現場を舞台にした漢のためのグルメマンガ。

「ドカコック」より
※【コマ引用】「ドカコック ドカうまっ!! 満腹編」(渡辺保裕/少年画報社)より

このキャラが、「伝説の流れドカ」こと主人公の京橋建策。過酷な工事に携わる男たちに料理を振る舞い、現場に成功をもたらす「ドカコック」です。

世紀末覇者的な見た目の主人公が(作者の渡辺先生は、原哲夫先生の元アシスタントだったらしい。いいのか……)、スーパーアクションと土木用語を駆使して、コロッケ丼とかカルビ炒飯とか、妙に生活感のあるB級料理を作ってしまうのが最大の見どころです。こういう明後日の方向にパワー全開のマンガ、いいなあ。

「ドカコック」より
※【コマ引用】「ドカコック ドカうまっ!! 満腹編」(渡辺保裕/少年画報社)より

今回作ってみたのは、神奈川編に登場する「横浜ド開港ロードカレー」。

ハマっ子のソウルフード(なのか?)、シウマイとカレーを無理矢理調和させた一品です。さらに上にのっけたチーズで、横断歩道とセンターラインを表現してしまうという、わけのわからないこだわり(そしてそこを、アビイロード風に渡るキャラたち……)。もう意味不明で、大好きだー!

というわけで、作ってみます(いきなり素)。


材料
材料:
パックご飯、市販のシウマイ、とろけるチーズ、カレー粉、ウスターソース。
シウマイは作中の絵のような、グリーンピースが乗ってるタイプが見つからなかったので、グリーンピースだけ別に購入しました。

チーズ シウマイ
作り方:
1.とろけるチーズを包丁などでカットします。細長いのと、短めのパーツがそろうようにしておくとやりやすいかも。
2.シウマイにグリーンピースを乗せて、電子レンジで温めます。

マッシュ
3.ほかほかに温まったシウマイ(ハマっ子の心)を、ボウルのなかで無惨にマッシュ(上下層路盤)。
「な……なんて事をーーッ!!」(ハマっ子の叫び)
ソース カレー粉

「ドカコック」より
4.さらにソース投入(表層基層黒舗装)、カレー粉も入れ(最終舗装)、よーく混ぜ込みます(固化剤添加)。
※【コマ引用】「ドカコック ドカうまっ!! 満腹編」(渡辺保裕/少年画報社)より

さとうのごはん キーマカレー風?
5.そしてそれをパックメシ(路床)の上にアスファルトフィニッシャー!(何書いてるかわからなくなってきた)

最後に、とろけるチーズで横断歩道とセンターラインを形作って、完成。
横浜ド開港ロードカレー(シウマイカレー)

歩き出そう道を ドカストリーーートを!!

横浜ド開港ロードカレー(シウマイカレー)

コップの水にスプーンを入れるのは、カレー食べるときの作法だな。

横浜ド開港ロードカレー(シウマイカレー)
食べた感想:
潰したシウマイの肉にグリーンピース、カレー粉……。
これぁまるでキーマカレーだ」とは作中の言葉で、確かに見た目はそうと言えないこともないけど、さすがに本物の味には遠いですw 
でもソースとカレー粉で下味がついたシュウマイは意外とご飯と相性よくて、ジャンクな味が好きな自分は結構「イケる」と思ってしまった。作中に登場する料理は、全部渡辺先生が実際に作ってみたものらしいんですが、この神奈川編が一番B級感が強かったかも?
こんなに面白いのに現在はコンビニ廉価版しか出てないようなんですが、いずれちゃんと単行本で出してほしいなあ。
→2014年に無事単行本化されました!(祝)

ドカコック (ヤングキングコミックス)
渡辺保裕
少年画報社
2014-07-16


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