タマネギの皮のダシの味噌汁

「アルコール」のご飯を作って以来、たまに玄米を炊くようになりました。

好みの水加減もなんとなく掴めてきて、気分で白米と混ぜたりしながら楽しみ中。 そんなとき、書店で「玄米せんせいの弁当箱」というズバリなタイトルの漫画を見つけてしまったので、思わず購入。

農学部に赴任してきたちょっと不思議な講師・結城玄米が、ぬか漬けなどの伝統食や食文化を、実践を通して生徒にレクチャーする物語。玄米先生の飄々とした人柄のおかげで、どの話もおしつけがましくない主張で読みやすいです。



1巻を読んで気になったのが、タマネギの皮からダシをとる味噌汁。 学食の厨房から出るゴミのなかから、タマネギの皮を発見した玄米先生。「もったいない」と、厨房を借りて作ったのがこの料理。

「玄米せんせいの弁当箱」1巻より
※【コマ引用】:「玄米せんせいの弁当箱」(魚戸おさむ/北原雅紀/小学館)1巻より

試飲した学生や厨房スタッフたちも、「コクがあっておいしい」と絶賛します。

「野菜の皮には栄養がある」というのはここ最近よく耳にする話ですが、一般的な料理のセオリーからすると、まだまだ抵抗があったりしますよね(作中でも触れられてますが、農薬の問題もあるし)。

ちょうど無農薬のタマネギをいただいたので、これで試してみることにしました。


タマネギ 
作り方: タマネギの外皮をむき、皮についた汚れを洗い流します。

タマネギの皮 ダシ
鍋に湯をわかし、沸騰したらタマネギの皮を入れて、湯が色づいたら引き上げます。カツオでひいたような、茶色いダシがとれました。

味噌汁 
味噌をとき、豆腐を入れてひと煮立ちさせたら完成。 

食べた感想: 
一口すすってみましたが、後味がほろ苦い。これをコクととらえるか、エグみととらえるかで評価は分かれそう。

びっくりするような美味しさは、正直感じませんでしたが、日常おなじみのタマネギにも、まだまだ知らない味が隠されてるんだなあ、と面白かった。

あと、タマネギに含まれる発汗作用で、飲むと「体がポカポカする」らしいですが、ついお酒と一緒に飲んでしまったので、効果が把握できませんでしたorz(なんてダメな試食レポートなんだ……)

ちなみにこのダシ、カレーのベースに使ってもいいらしい。これもいずれ試してみたいなー。



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