ドライカレー

ヤンソンの誘惑に続き、「女の子の食卓」6巻に出てくる料理から。

高校卒業後、とある地方都市で一人暮らしをするようになった女の子のお話。小さな会社の事務員として働く彼女は、この町でお気に入りの喫茶店を見つけます。

老夫婦が営むその店のドライカレーは、ご飯の上に野菜とひき肉のカレーペーストが乗ったタイプ。

「女の子の食卓」6巻より 
※【コマ引用】:「女の子の食卓」(志村志保子/集英社)6巻より 

ドライカレーといえば、カレーチャーハン風のものしか知らなかった彼女は、その美味しさにびっくりして、店を訪れる度にこのメニューを頼むように。

それから6年経ち、家の事情でこの町を離れ、実家に帰ることになった女の子は、最後の思い出にこのドライカレーを食べに行き――。 ……と、今回もオチは話せませんが、こんな感じのストーリー。 




読んですぐ思い出したのが、自分が昔住んでいた町の古い喫茶店のこと。その店もドライカレー(チャーハンタイプ)が名物で、値段の割りに量が多くて美味しかったのです。

コーヒーは不味いけどご飯は美味しく、店員のおばちゃんはドランクドラゴンの塚地君似で、居心地もよくて、毎週休みの日は週刊誌を読みながらついダラダラしちゃうようなお店でした。途中で事情により閉店してしまったときは、ショックだったなあ。

その後私たちも別の町に移りましたが、今でも「あの店がまだあったら、引っ越してなかったかもね」と話すほど。

人がどこかの町で暮らして馴染んでいくには、こういう「お気に入りの店」の存在って、意外とでかいのかもなあ、と思い返してしまったエピソードでした。(ちなみに今住んでる町では、近所のケーキ店が「心の店」のポジションに君臨中)

……と、この作品については毎回長い導入になっちゃってすみません。なんか一言、語りたくなっちゃう話が多いのかも(言い訳)。


野菜炒める トマト 
作り方: 
今回もレシピは、コミック巻頭カラーで掲載されてるので、その通りに(以下、作り方を詳しく書くと転載っぽくなっちゃうので、簡易版の説明で失礼します)。 

フライパンに油をひいてニンニクと生姜を炒め、みじん切りした玉ねぎ・人参・セロリをよく炒めます。野菜に火が通ったら、牛ひき肉をほぐしながら加えて炒め、角切りしたトマトを加えよく混ぜます。

カレーフレーク カレー粉 
フライパンにカレーフレークとカレー粉、少量の水加えてしばらく煮込みます。

煮込む 
ケチャップ、ソース、醤油などで好みの味にととのえて、カレーペーストは完成。 皿にご飯を盛り、カレーペーストを中央に乗せ、アーモンドスライスを散らします。

トッピングにゆで卵を添えたら出来上がり。 ミニサラダ(レタスと玉ねぎ)とホットコーヒーも付けて、喫茶店のドライカレーセット風にしてみた。

ドライカレー

ドライカレー 
食べた感想: 
ひき肉と野菜の食感が目立つカレーは、洋風キーマカレーみたいな感じで美味しい! パク森のカレーにもちょっと似てるかも? 

よく炒めた野菜から甘みが出て、辛さ控えめになって食べやすいです。煮込む時間もほとんどかからないし、フライパンひとつで手軽に作れるカレーとして、重宝しそう。




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