ひさびさに西村しのぶ先生の「アルコール」から。3巻まで読んで比較してみると、食べ物率は1巻が一番多いような気もする。
クラブの見習いバーテンとして働くミサオを見初め、会ったその日にデートにこぎつけた西条さん。普通はこの後、しっぽりとバーにでも……という流れですが、お酒の飲めないミサオは彼をいきなり自宅に招待。
さらに玄米の夜食でおもてなしします。そのときのメニューが、
・玄米ご飯
・冷え冷えの冬瓜のおみそ汁
・梅干しと岩のりをあえたの
・小鉢各種(お漬物?)
といった内容。
※【コマ引用】「アルコール」(西村しのぶ/集英社)1巻より
ガンガンに日焼けしたギャル風の女子が、おばあちゃんのような地味ーなご飯を愛する、このギャップ。 ご飯を食べる前のミサオの台詞がまた、しびれます。
「玄米食べると頭が冴えるの スッキリでもハイに」 「しっかり食べて それから愛し合おう」
このカッコよさ、わかっていただけるでしょうか。
「一緒に遭難したいひと」の「いいお茶 酔うよね」という台詞にもヤラれましたが、西村先生作品に出てくる、健康オタクな女子たちのステキぶりにクラクラします。ヘルシー・イズ・クール!!
玄米ご飯:
実は玄米食は過去に何度かチャレンジしてるんですが、いずれも1ヶ月程度で挫折しちゃうんですよね……。最初は美味しく食べられるんですが、途中で玄米の匂いがどうも苦手になって、結局白米に戻ってしまう。
今回は2~3日水に浸して(途中で何度か水は入れ替える)発芽玄米にしてから、炊飯しました。昆布や塩を入れて炊くと独特の匂いがおさえられる、と聞いたので早速試してみました。
結果は、確かに風味がついて、食べやすくなったかも。久々に食べる玄米はよくかむと甘みが出て、なかなか美味しい。(昆布はトッピングに使ってみた)
冬瓜のおみそ汁:
冷蔵庫で冷やしてから食べる、暑い日によさげなおみそ汁。関係ないけど冬瓜って、名前からして冬の野菜と思ってたら夏の野菜なんですね。 冬瓜がトロトロで、ひんやりした味噌汁と相性◎。
作り方は、冬瓜の皮を厚めに切って種とワタを取り、ダシで柔らかくなるまで煮、仕上げに味噌を溶かします。味付けはお好みですが、ダシを濃いめにしつつ味噌は薄め、がさっぱりしていいかも。
梅干しと岩のりをあえたの:
岩のりは生のものか、のり佃煮のことかわからなかったけど、ご飯にあいそうなので佃煮と判断。お好きなのり佃煮(今回は「磯じまん」)と、たたいた梅干しを混ぜます。
写真のとおり、なんかすごい色合いになっちゃいましたが、これが玄米にすごい合う! 甘辛い佃煮に梅干しの酸味がきいて、ご飯がすすむ味でした。
そのほかの小鉢は特に説明されてなかったけど、大根の昆布漬けと切り干し大根にしてみた。
最近の漫画飯のとおり、洋食とかエスニック続きだったので、久々に食べる和食にほっとしました。
コメント
コメント一覧 (4)
関西周遊ツアーですね! 奈良は今、盛り上がってるんでしょうね~。
遷都祭やってる間に、行きたいなあ。
> 友人宅では夕飯にお好み焼き(餅入り)とあんかけ焼きそばとご飯がセットで出てきて、「これがうわさに聞く炭水化物攻め!?」と驚愕しました。。
ウヒャー、炭水化物の洗礼! その友人さんは大阪人のカガミですね!
粉モノ、ご飯、麺類、餅、あとはパンがあればコンプリートかしらw
私は歳のせいか、最近は炭水化物は控え気味になっちゃいましたが、餅入りのお好み焼きとかやっぱり大好きです[絵文字:i-189]
> 鉄鍋のジャン(だったような・・)って漫画で冬瓜が使われていて、「体温を奪う(体を冷やす)」ところがものすっごい誇張されたスープという名の凶器みたいな存在として出てきてたんですが、美味しそうな写真にほっとしました(笑)
スープという名の凶器w
「鉄鍋のジャン」はまだ読んだことないんですが、そんなスゴイ内容なんですね・・・!
旅行の前後って、確かに一度冷蔵庫をリセットしている状態になりますよね。
うちはいつもぎゅうぎゅうに詰まってることが多いので、ちょっと新鮮だったりw
はじめまして、コメントありがとうございます!
エイコちゃんの料理もおいしそうですよね[絵文字:e-267]
「遭難したい人」は、最近やっと3巻まで集められたんですが、ひよこ豆のフムスとか、気になるものが満載でした。椎茸のうま煮も作りたいなあ(やっぱり干すところからですよねw 脚に焼きもいれるか・・・)。
>チンゲン菜の贅沢餃子
うわーー、すごい気になります! ラー油も手作りなんですかねえ。
次の単行本、いつになるんだろう・・・orz
先週友人の結婚式で京都に行ってきて、大阪の友達の家に滞在しつつ奈良観光もしてきました。そちらはもうかなり暑いですね。。へばりました(笑)
友人宅では夕飯にお好み焼き(餅入り)とあんかけ焼きそばとご飯がセットで出てきて、「これがうわさに聞く炭水化物攻め!?」と驚愕しました。。
大阪文化恐るべしと思いつつ、美味しくてぺろっといけるのもまた不思議^^
こういうご飯ってほんと食べててほっとしますよね。
スパイシーな料理とかジャンキーなものばっかりだと「玄米ー。野菜ー。漬物ー。味噌汁ー」と体が欲してるのを感じます^^
鉄鍋のジャン(だったような・・)って漫画で冬瓜が使われていて、「体温を奪う(体を冷やす)」ところがものすっごい誇張されたスープという名の凶器みたいな存在として出てきてたんですが、美味しそうな写真にほっとしました(笑)
旅行帰りで空っぽの冷蔵庫なので、私も久々に料理を頑張ります★
ではでは、またお邪魔します!
いつも細やかな再現ぶりにびっくりさせられています。
夜中とかに見るとヤバイです!グ~ってなります!
「一緒に遭難したい人」もエイコちゃんの料理がおいしそうなので
そちらも楽しみにしてます。
椎茸のうま煮は、まず椎茸を干すところからですが…(笑)
コミックス未収録分に「チンゲン菜の贅沢餃子」とかラー油もありました。
多分、次のコミックス…かな?と思うのですが。