やわらかい太刀魚とシャッキリしたレタスのスパゲッティ

「バンビ~ノ!」全巻を衝動買いして、休みの日に読みふけってしまいました。いやー、面白い! グルメマンガというよりは、「働きマン」に通じる仕事マンガといえるかも。

ヘルプとして、福岡から六本木のトラットリア「バッカナーレ」で働くことになった大学生の伴(ばん)。料理の腕には人一倍の自信があったのに、“東京のイタリアンの最前線”であるこの店の戦場のような厨房では、ただの役立たずのバンビーノ(ガキンチョ)。

この半人前だけど鼻っ柱だけは強い“バンビ”が、さまざまな修行を通して一人前の料理人になるまでを描きます。

バンビ~ノ!(1) (ビッグコミックス)
せきやてつじ
小学館
2012-09-25



 作者のせきやてつじ先生は、取材のために実際にイタリア料理店で泊まり込みで修行したらしく(千葉のコメ・スタというお店らしい。偶然にも昔行ったことあったんですが、ピザが美味しかった)、厨房のライブ感ある描写がほんとにカッコイイ。

火が燃えさかり、人は走り、呪文のようなイタリア語が怒号のように飛び交う冒頭のシーン(下図)なんて、鳥肌立ったほど! 料理マンガの面白さはウンチクやバトルだけじゃないんだ、と思わされます。 

「バンビ~ノ!」1巻より
※【コマ引用】:「バンビ~ノ!」(せきやてつじ/小学館)1巻より

今回は、4巻に出てくるパスタを作ってみました。 かつては店の副料理長まで務めたものの、独立に失敗してからは料理の道をあきらめて廃人寸前の羽山。

オーナーは、彼とバンビに、店の人気メニュー「やわらかい太刀魚とシャッキリしたレタスのスパゲッティ」での料理対決を提案します。 

「バンビ~ノ!」4巻より
※【コマ引用】:「バンビ~ノ!」(せきやてつじ/小学館)4巻より

このメニューは、実はかつて羽山が考案したもの。圧倒的にバンビには不利な状況ですが、勝敗は……? 同じ料理といえど、作り方は羽山とバンビで微妙に違うんですが、今回はバンビ版で作ってみます。


野菜のブロード 野菜のブロード 
作り方: 
まずは、野菜のブロードを作ります。「ブロード」はイタリアンのベースとなる出汁のこと。肉のブロード、魚のブロードというのもあるらしいですが、今回は野菜のみで作るタイプです。 

特に材料は説明されてませんでしたが、玉ねぎ、にんじん、セロリ、ニンニク、ハーブ類(ローリエ、ローズマリー、タイム)を使ってみることに。 材料と水を入れた鍋を火にかけ、沸騰したら火を弱めてアクをとりつつ1時間ほど煮込みます。

野菜のブロード 松の実 
仕上がったら、ボウルの上にキッチンペーパーなどを敷いたザルをのせ、ブロードをお玉ですくいつつ漉します。トッピング用の松の実は、フライパンでローストしておきます。

太刀魚のコンフィ 
太刀魚はハーブを入れたたっぷりのオリーブオイルで、低温でじっくり煮るように加熱します(コンフィ)。時間は特に書いてなかったけど、今回は30~40分ほどにしてみました(ほんとはもっと時間かけたほうがいいのかな?)。

太刀魚は骨を抜いた三枚おろしの状態が良さそうですが、私の腕ではうまくさばけなかったので、骨付きの切り身を使って、後でほぐすことにしました。

ドライトマト炒め ドライトマト 
フライパンにオリーブオイルとニンニク、トウガラシを入れて弱火で熱し、ドライトマト(ペースト状のもの)を加えます。

太刀魚炒め ブロード投入 
続いてコンフィした太刀魚の身を入れ、野菜のブロードを加え(お玉1杯分くらい?)、フライパンをよくゆすって乳化させ、ソース状にします。

ソース 
こんな感じ。太刀魚の身は柔らかいので、ちょっと細かくしすぎたかも。

レタス パスタ 
スパゲティを標準時間通りにゆで、茹で上がる直前でちぎったレタスを同じ鍋に入れ、クタっとしたらすぐにパスタごとザルにあけます。

ゆで汁をざっと切ったら、フライパンに入れてソースと手早くあえ、塩コショウして完成。

やわらかい太刀魚とシャッキリしたレタスのスパゲッティ 
見た目もさっぱりしてる印象。

やわらかい太刀魚とシャッキリしたレタスのスパゲッティ 
食べた感想: 
あっさりしてて柔らかい太刀魚と、シャキシャキしたレタスの食感が美味しい! 魚を使ってるせいか、日本人の口にあうパスタという感じです。 

素人の私だと、どうしてもパスタの仕上げなどの手際が悪くなってしまうので、プロが作ったものだともっと美味しいんだろうなー、と想像。

そもそも「バンビ~ノ!」自体、自分で料理したくなるというより、無性に美味しいイタリアンを食べに行きたくなるマンガかもしれないですけどね。 

そして食べ終わった後、ローストした松の実をトッピングし忘れてたことに気付きましたorz 最後の最後でツメが甘い自分に乾杯。

バンビ~ノ!(4) (ビッグコミックス)
せきやてつじ
小学館
2012-09-25


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