
「バンビ~ノ!」全巻を衝動買いして、休みの日に読みふけってしまいました。いやー、面白い! グルメマンガというよりは、「働きマン」に通じる仕事マンガといえるかも。
ヘルプとして、福岡から六本木のトラットリア「バッカナーレ」で働くことになった大学生の伴(ばん)。料理の腕には人一倍の自信があったのに、“東京のイタリアンの最前線”であるこの店の戦場のような厨房では、ただの役立たずのバンビーノ(ガキンチョ)。
この半人前だけど鼻っ柱だけは強い“バンビ”が、さまざまな修行を通して一人前の料理人になるまでを描きます。
作者のせきやてつじ先生は、取材のために実際にイタリア料理店で泊まり込みで修行したらしく(千葉のコメ・スタというお店らしい。偶然にも昔行ったことあったんですが、ピザが美味しかった)、厨房のライブ感ある描写がほんとにカッコイイ。
火が燃えさかり、人は走り、呪文のようなイタリア語が怒号のように飛び交う冒頭のシーン(下図)なんて、鳥肌立ったほど! 料理マンガの面白さはウンチクやバトルだけじゃないんだ、と思わされます。
※【コマ引用】:「バンビ~ノ!」(せきやてつじ/小学館)1巻より
今回は、4巻に出てくるパスタを作ってみました。 かつては店の副料理長まで務めたものの、独立に失敗してからは料理の道をあきらめて廃人寸前の羽山。
オーナーは、彼とバンビに、店の人気メニュー「やわらかい太刀魚とシャッキリしたレタスのスパゲッティ」での料理対決を提案します。

※【コマ引用】:「バンビ~ノ!」(せきやてつじ/小学館)4巻より
このメニューは、実はかつて羽山が考案したもの。圧倒的にバンビには不利な状況ですが、勝敗は……? 同じ料理といえど、作り方は羽山とバンビで微妙に違うんですが、今回はバンビ版で作ってみます。
作り方:
まずは、野菜のブロードを作ります。「ブロード」はイタリアンのベースとなる出汁のこと。肉のブロード、魚のブロードというのもあるらしいですが、今回は野菜のみで作るタイプです。
特に材料は説明されてませんでしたが、玉ねぎ、にんじん、セロリ、ニンニク、ハーブ類(ローリエ、ローズマリー、タイム)を使ってみることに。 材料と水を入れた鍋を火にかけ、沸騰したら火を弱めてアクをとりつつ1時間ほど煮込みます。
仕上がったら、ボウルの上にキッチンペーパーなどを敷いたザルをのせ、ブロードをお玉ですくいつつ漉します。トッピング用の松の実は、フライパンでローストしておきます。
太刀魚はハーブを入れたたっぷりのオリーブオイルで、低温でじっくり煮るように加熱します(コンフィ)。時間は特に書いてなかったけど、今回は30~40分ほどにしてみました(ほんとはもっと時間かけたほうがいいのかな?)。
太刀魚は骨を抜いた三枚おろしの状態が良さそうですが、私の腕ではうまくさばけなかったので、骨付きの切り身を使って、後でほぐすことにしました。
フライパンにオリーブオイルとニンニク、トウガラシを入れて弱火で熱し、ドライトマト(ペースト状のもの)を加えます。
続いてコンフィした太刀魚の身を入れ、野菜のブロードを加え(お玉1杯分くらい?)、フライパンをよくゆすって乳化させ、ソース状にします。
こんな感じ。太刀魚の身は柔らかいので、ちょっと細かくしすぎたかも。
スパゲティを標準時間通りにゆで、茹で上がる直前でちぎったレタスを同じ鍋に入れ、クタっとしたらすぐにパスタごとザルにあけます。
ゆで汁をざっと切ったら、フライパンに入れてソースと手早くあえ、塩コショウして完成。
見た目もさっぱりしてる印象。
食べた感想:
あっさりしてて柔らかい太刀魚と、シャキシャキしたレタスの食感が美味しい! 魚を使ってるせいか、日本人の口にあうパスタという感じです。
素人の私だと、どうしてもパスタの仕上げなどの手際が悪くなってしまうので、プロが作ったものだともっと美味しいんだろうなー、と想像。
そもそも「バンビ~ノ!」自体、自分で料理したくなるというより、無性に美味しいイタリアンを食べに行きたくなるマンガかもしれないですけどね。
そして食べ終わった後、ローストした松の実をトッピングし忘れてたことに気付きましたorz 最後の最後でツメが甘い自分に乾杯。













コメント
コメント一覧 (8)
ご覧いただきありがとうございます!
そうなんです、この時もそうですが、コンフィの温度調整がなかなかうまくいかず…。
(いまは低温調理できる器具が売っているらしいので、いずれ試してみたいところです)
しかしご自分で釣ったタチウオ、おいしいでしょうね^^
少しでもメニューの参考になれば幸いです。
これ、最後にタチウオがバラバラに砕けているし、ガッツリ火が通ってるしで、折角手間のかかるコンフィにした意味が無いのでは?
60℃~70℃程度の低温調理がコンフィの真骨頂なので。
タチウオを別皿に取っておいて、皮目をバーナーで炙り、最後にざっくり合える感じでどうでしょうか?
コンフィに使用した油をソースに使うのもありですね。
タチウオ釣ってきて和食に飽きたので、参考に作らせて頂きます!
ちょ、調理師免許とかとんでもなさすぎます!w
(しょっちゅう包丁やハサミで傷を負ってるレベルの素人ですorz)でももったいないお言葉、うれしかったです!
しかしこのパスタ、おっしゃるとおり一見シンプルなのに手間がかかりまくりで、途中で鍋ごと投げ出しそうになりましたw ブロードも、実際は恥ずかしいくらいの適当な作り方だったり・・・[絵文字:e-263]
「食漫」発見されましたか[絵文字:e-68]
ほんとに広告まで一貫して食べ物だらけで、清々しいくらいですよねw
私も名古屋メシのエッセイ漫画、お気に入りです[絵文字:e-267] 今回のういろう、食べたくなってしまった・・・。
「極道めし」は、個人的には土山先生のなかで一番好きな作品なので、機会があったらぜひご一読ください!
twitterも発見していただいてありがとうございます!
(私もフォローさせていただきたいんですが、リストで発見できず・・・ユベアさんではなく、別のお名前なんでしょうか?)
おおー、本物の板前さんにご覧いただいてたなんて、恐れ多すぎる!
・・・今後なんかヘンなことしてたら、こっそり教えてやってくださいw
「バンビ~ノ」、ちょうど読まれたとこでしたか!
初期の巻は特に燃えますよね。職種は全然違うけど、自分の新人時代を思い出してしまいます(バンビの勘違いぶりの痛さとかw)。
飲食業界の方が読むと、また違うリアルさがあるんでしょうね。
私も普段は「混ぜるだけ」のパスタソース、超愛用してますw
明太子ソースがお気に入りですー。
「バンビ~ノ」、今はSECONDO編を連載中みたいで、こっちも楽しみです!
(今日近所に買いに行ったら置いてなかった・・・シクシク)
チャンチャンリゾット作られたんですか!?
いいなーー、読んだとき「食べたい!」と思ったメニューのひとつです[絵文字:e-267]
リゾットに味噌というのがすごい気になってたんですが・・・美味しいと聞いて、安心しましたw
私も作ったら、またご報告させていただきますね!
ただ1~4巻までが100円だったから、ここまでしか読んでないんですけどね
続きが100円になるまで待つつもりです(笑
実は、俺は板前で商売をやってます
このマンガの中に
「客と職人の間に居る事が必要だ」
という言葉がありました
(確かになぁ)と感心しました
ちなみに俺が作るスパゲティは
いつも「混ぜるだけ」を使ってます
出汁(ブロードっての)から作っちゃうなんてメチャメチャ本格的じゃないですか!
umebon様、ひょっとして調理師免許か何かを取得してらっしゃる・・・?
見た目はあっさりとしたスパゲッティみたいですが、
てまひまを考えたらさっと食べちゃうなんてとても出来なさそうですww
あ、そうそう。
先日の書き込みに出た『食漫』。
ちょっと離れたコンビニで見つけたんで早速購入してみました。
内容は確かに骨太な感じでしたが、こういう漫画雑誌にありがちなHな内容や広告とかが一切無く、食べ物の事onlyの漫画でとても面白かったです。
特に気に入った漫画は名古屋メシを取り扱った漫画とビッグ錠さんのグルメコラム?漫画と駅弁を取り扱った漫画です。
この雑誌でメインで描かれている土山しげるさんもちょっと気になってしまったので、いつか機会があったら『極道めし』も読んでみたいなと思いました。
『食漫』を手に入れて読んだ感動で、またもつい長く書き込んでしまい申し訳ありません☆
では、今回はこの辺で♪
あ!twitter、やってらっしゃるそうで、フォローさせて頂きました☆
私自身、殆ど呟きがございませんが、よろしくお願いいたします。
「バンビ~ノ!」大人買い!いいですね!
私はまだ全巻読めてはないんですが、ほんと読んでるうちにイタリアンが恋しくなりますよね。。
私は2年位前にまかないとしてバンビが作った「鮭のチャンチャンリゾット」(って名前だったかな・・)を作りましたよ★濃厚な味わいの中で味噌が絶妙にきいてて、わりとこってりした出来栄えだったんですがもりもり食べてしまいました^^
結構簡単に出来たのでお勧めです☆
ではでは、また遊びに来ます^^